インバウンド専門旅行会社でフランス担当として働く3つの意義

こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭(@Kei_japonais)です。

今は新型コロナウイルスの影響により、依然として全世界的に渡航制限が敷かれ、さらには国内の旅行もままならない状況。
僕の勤務している会社もそりぁしんどい状況で、ここ丸一年くらいは普通の仕事、いわゆる海外のお客様をお迎えすることが出来ていません。

こんな状況なので、改めて自分の仕事を見つめ直す意味も込めて、インバウンド専門の旅行会社でフランス担当として働くことの意義を、僕の経験に基づいて3つ考えてみることにしました。

せっかくなので、皆さんにもシェアできたらと思います。

この記事を読むと分かること
インバウンド専門の旅行会社でフランス担当として働くことの意義が3つ分かる

初めての方向けに自己紹介。

管理人はフランス語と英語を使って仕事をしています
・社員数約480人のインバウンド専門旅行会社に勤務。
・大手旅行会社のグループ会社の一つ。
・取引国はほぼ全世界。
・2013年11月に転職で入社。
・海外営業部のヨーロッパを担当する課に所属し、7年以上フランス語と英語を使って仕事をしている。
・総合旅行業務取扱管理者という旅行に関する国家資格も一応持ってる。
・大学生の頃にパリに約1年間交換留学を経験。

1. フランス人の日本ファンを増やせる

最初の意義は、フランス人の日本ファンを増やせるということです。

僕が主に担当している団体で日本に来るフランス人の観光客の方々は、基本的に仕事をリタイアされた方々です。

今はインターネットで、ホテルや航空券、電車のチケットやレストランの予約まで出来てしまう時代。
「時間もある。お金もある。でも、インターネットが使いこなせない。英語も出来ない」という高齢者の方々が、団体旅行を好む傾向があります。

バスや電車などの移動手段や食事、そしてフランス語を話すガイドなど、必要な物が全てセットになったパッケージプランに申し込んで、日本へ旅行にやってくると言うことです。

高齢者の方々は、ほとんどが初めての日本旅行です。
そして、ほとんどの方々が、最初で最後に日本の旅行とされます。

日本は他のアジアの国々と比べて高額ですし、そもそも彼らには日本以外にも行ってみたい国がたくさんある。
なので、何度も何度も来日されることはなく、基本的に日本に旅行に来るのは1回切りとなります。

これは裏を返すと、彼らが旅行中に日本で体験することが、彼らの日本のイメージを決めることになります。

食事が美味しいとか、人々が優しいとか、観光地が素晴らしいとか言ったことは、なるべくお客様に喜んで頂けるようなものを我々の方で提案をしますが、お客様の受取方は我々ではコントロールできないので、最後はお客様に任せするしかありません。

ただ、「ミスが起こらない」とか、「渋滞などのトラブルがあった時に速やかに対応する」と言ったことは、寧ろ旅行会社の腕の見せ所となります。

ここで我々がしっかりとしたサービスを提供できれば、「やっぱり日本は噂通り、丁寧できちんとしたサービスを提供してくれる国だった。とっても楽しい旅行になった」と、日本の旅行に満足をしてもらえたり、日本のファンになってもらえたりします。

反対にもし我々がミスをしてしまったら、「日本は勤勉な国だと聞いていたけど、とんでもない!日本の旅行会社は適当で、最悪な旅行になった!」と、日本に対してマイナスなイメージを抱かせてしまうことになりかねません。

そういうプレッシャーもありますが、基本的に一生懸命やれば、旅行はスムーズに進み、お客様は日本の旅行を楽しんで下さいます。
旅行を通じて、日本のファンを増やしていけることが、この仕事の醍醐味の一つだと思います。

2. 日本の地域の活性化に貢献できる

2つ目の意義は、「日本の地域の活性化に貢献できる」という点です。

例えば、「日本人観光客が減ってしまって困っている」、「若い人が出て行ってしまった町に元気がない」と言った地域に、旅行という手段を通じてフランス人観光客を誘導することが出来ます。

このような地域にフランス人観光客を誘導することが出来れば、以下の様な好循環が生まれ、地域経済の展することに繋がります。

観光を通じた地域経済の活性化の流れ①

観光施設にお金が落ちる

観光施設の方々の生計が向上する

観光施設の方々がお金を使うようになる

観光施設の方々によってお金を使われた方々(例:スーパーや百科店など)の売上が上がる

観光施設によってお金を使われた方々の生計が向上する

観光施設によってお金を使われた方々がお金を使うようになる

以後、繰り返し・・・

観光を通じた地域経済の活性化の流れ

観光施設を含む現地企業の売上や社員の給与が上がると、税収が増える。

税収が増えると、その地域の行政(役所など)が公共サービスを充実する。

住みやすい地域へと変わる。

人々が移住してくるようになり、人口が増える。

人口が増えると、税収が増える

さらに公共サービスが充実する

以後、繰り返し。

このように、旅行を通じて人の流れを生み出し、地域の観光経済を活性化させることによって、最終的には地域経済の発展に貢献することが出来ます。

3. 日本とフランスを結ぶ友好の架け橋となれる

最後は、「日本とフランスを結ぶ友好の架け橋となれる」という点。

我々インバウンドの仕事は、海外の観光客を日本に連れてくる仕事です。
そして、中でもフランスを担当している僕は、フランス人観光客を日本に連れてくることがミッションの一つとなっています。

彼らに日本に旅行に来てもらい、滞在中に日本の色々な地域を見てもらい、日本の良さを知ってもらう。

フランス人観光客は、日本の旅行中に、色々な日本人と接することとなります。
それはホテルの人だったり、レストランの人だったり、お寺に人だったり、偶々カフェで隣に座っている人だったりと、様々です。

このような様々な日本人と触れる中で、フランス人観光客が「ああ、日本人は皆親切で素晴らしい人たちだなぁ」と思うこともあれば、逆に日本人が「フランス人と初めて話したけど、思っていたより気さくでとっても良い人たちだったなぁ」という印象を抱くこともあります。

こういう形で、日本とフランスの両国の友好を生む架け橋のような存在になれることが、この仕事の一番の醍醐味だと思います。

勿論、全てのケースが上手くいく分けではなく、時にはトラブルに巻き込まれてしまう人たちもいるかもしれません。
こればかりは、我々旅行会社側ではほとんどコントロールが出来ないことです。

ただ、「日本の旅行=悪い想い出ばかり」ということが大半だったら、日本に観光に来るフランス人観光客はこんなに伸びていなかったと思います。
基本は、みんな日本で素晴らしい体験をしていて、きっと日本人とも素晴らしい交流をしているに違いありません。

そういう「両国の友好」に繋がる仕事が出来ていることを、改めて誇りに思います。

あとがき

今回は、自分へのメッセージも込めて、「インバウンド専門旅行会社でフランス担当として働く意義」について、3つご紹介をさせて頂きました。

3つの意義
1. フランス人の日本ファンを増やせる
2. 日本の地域の活性化に貢献できる
3. 日本とフランスを結ぶ友好の架け橋となれる

今は逆風のインバウンド業界ですが、必ずや復活する時は来ます。
その時まで、今回の記事でご紹介した意義を何度も思い出しながら、情熱を持って頑張っていこうと思います。

À très bientôt
Kei

コメント

タイトルとURLをコピーしました