フランス語でビジネスメールを書くときによく使う表現5選~旅行業界編~

こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭(@Kei_japonais)です。

僕は2013年に現職であるインバウンド専門の旅行会社にフランス担当海外営業社員として転職で入社し、これまで7年間以上フランス語を使って仕事をしてきました。

この7年間の間に、たくさんのビジネスフランス語メールを書いてきました。
※具体的な数字は後述します。

今回は、僕が毎日ビジネスフランス語メールを書く中で、「これはよく使う表現だな」というものを5つご紹介させて頂きます。
僕は旅行業界に属しているので、これらの表現は特にフランス語を使って旅行業界で仕事をするときに役立つと思います。

ちなみに、僕の担務は主に以下のようになります。

管理人の主な業務内容
お客様(フランス人の旅行客を対象に日本の旅行を企画するフランスの旅行会社)に対して
①日本国内の旅行の行程の提案
②行程に基づいて見積もりを作成・提出
③提案ツアーを実施するために必要なサービスの手配
④お客様来日時のサービス履行徹底・確認
⑤ツアー中のトラブル対応
⑥ツアー前の旅行代金の収受
⑦ツアー前・中・後におけるホテル・バス会社・レストラン・ガイドさんなどの各パートナーへの支払い

上記の①②③⑤⑥は基本的にフランスの旅行会社担当者とメールを通じて対応しています。
1日に出すメールは、時期にもよって異なりますが、最低でも10通以上です。

僕の会社の年間労働時間は1,800時間であり、1日の就業時間は9:30-18:00の7.5時間。
つまり、1年間の営業日は1,800時間÷7.5時間=240日間となります。

なので、7年間最低でも1日に10通のフランス語メールを書いたとしたら、240日(営業日)× 7年間(勤続年数)× 10通(1日に送ったフランス語メール)=16,800通 となります。

これまで16,800通ものフランス語ビジネスメールを書いていますので、自分で言うのもなんですが、結構信頼のおける体感に基づいて、便利表現をご紹介できると思います。

この記事を読むと分かること
・旅行業界で、フランス語のビジネスメールを書く際によく使う表現が5つ分かる。
・よく使う表現の使い方や例文も確認することが出来る。

初めての方向けに自己紹介。

管理人はフランス語と英語を使って仕事をしています
・社員数約480人のインバウンド専門旅行会社に勤務。
・大手旅行会社のグループ会社の一つ。
・取引国はほぼ全世界。
・2013年11月に転職で入社。
・海外営業部のヨーロッパを担当する課に所属し、7年以上フランス語と英語を使って仕事をしている。
・総合旅行業務取扱管理者という旅行に関する国家資格も一応持ってる。
・大学生の頃にパリに約1年間交換留学を経験。

1. ビジネスフランス語メールでよく使う表現① Je me permets de 不定詞

最初の表現は、Je me permets de 不定詞 です。
Vousの間柄だと「~させて頂く」、Tuの間柄だと「~させてもらうね」という意味となり、ただ単に動詞一つで「~します」・「~する」と言うよりも、ワンランク丁寧な言い方が出来ます。

例文1
Je me permets de vous faire parvenir la cotation modifiée. Merci de trouver la piece-jointe.
訳文:お見積りをお送りしますので、添付ファイルをご確認下さい。

例文2
Pourrais-je me permettre de vous demander de répondre à mes questions ci-dessous, s’il vous plaît ?
訳文:以下の私の質問にご回答頂くことは可能でしょうか?

初対面の方には勿論、Tutoyerをするような中になっても、「柔らかいニュアンスを出す」ために、僕は頻繁に使用しています。

2. ビジネスフランス語メールでよく使う表現② Faire parvenir qqch

次に使用するフレーズは、faire parvenir qqch です。
これは、「送る」・「提出する」・「送信する」という意味で、基本的にenvoyer と同義です。
ただ、フランス人の友人曰く、「envoyerより、少し改まった表現だ」と言っていました。

例文1
Je me permets de vous faire parvenir la cotation modifiée. Merci de trouver la piece-jointe.
訳文:お見積りをお送りしますので、添付ファイルをご確認下さい。

例文2
Comme je voudrais vous faire parvenir un contrat par la poste, pourriez-vous me donner votre adresse, s’il vous plaît ?
訳文:契約書をお送りさせて頂きたいので、ご住所を伺えませんか?

僕の場合は頻繁にメールで見積もりや行程表などをお送りするので、この表現はしょっちゅう使用しています。

3. ビジネスフランス語メールでよく使う表現③ Merci de 不定詞

このMerci de 不定詞というのは、「~して下さい」という意味になります。

○○して頂けませんかという表現は、Pourriez-vous/pourrais-tu + s’il vous plaît/s’il te plaît という形で、Pouvoir + S’il vous/te plaît でも全く問題無く、寧ろよく使用するのですが、フランス語は同じ表現を繰り返しを避ける傾向があります。

ですので、この「Merci de 不定詞」という表現を知っていると、繰り返しを避けて自然な文章を作成することが出来ます。

例文1
Je me permets de vous faire parvenir la cotation modifiée. Merci de trouver la piece-jointe.
訳文:お見積りをお送り致します。添付ファイルをご確認下さい。

例文2
Merci de bien vouloir remplir ce formulaire d’évaluation.
訳文:こちらの評価シートにご回答をお願い致します。

ちなみに、Merci de 不定詞 は「~してくれてありがとう」という使い方も出来ます。

Merci de 不定詞(~してくれてありがとう)の例文
Merci de m’avoir invité chez vous.
訳文:ご自宅にご招待頂き、ありがとうございます。

Merci pour 名詞という使い方も出来ます。

Merci pour 名詞(○○に対しての感謝の気持ちを示す)の例文
1. Merci pour votre invitation.
訳文:ご招待ありがとうございます。

2. Un grand merci pour votre aide!
訳文:ご協力に心から感謝致します!

Merci から始まる表現は、とても便利なので、良かったら覚えておいて下さい。

4. ビジネスフランス語メールでよく使う表現④ 原因・理由のComme

原因・理由のCommeも、ものすごくよく使います。
というのも、日本語でもそうですが、例えば「ご希望のホテルは手配できませんでした」と事実だけ伝えるよりも、「既に修学旅行の大型団体の予約が入っているため、ご希望のホテルは手配できませんでした」と、理由と合わせて事実を伝えた方がお客様に納得してもらえるからです。

論理的な思考が癖付いているフランス人にとっては、尚更「原因・理由」の説明は重要となります。

例文1
Comme il y a déjà une réservation de grand groupe scolaire, l’hôtel demandé par vous est complet.
訳文:既に修学旅行の大型団体予約が入っているので、ご希望のホテルは満室でした。

例文2
Comme un des participants est venu en retard, on a dû consacrer beaucoup de temps à l’attendre.
訳文:参加者の一人が遅れてきたので、我々は彼を待つために多くの時間を費やさねばならなかった。

ちなみに原因・理由のCommeを前の文で使ったしまった後に、もう一度原因・理由を説明する文章を作りたい時は、Parce que や Car を使うようにもしています。

原因・理由を説明するParce que 及び Car の例文
Je me permets de vous proposer un hôtel alternatif parce que/car l’hôtel initialement demandé par vous n’est plus disponible à cause d’un grand groupe scolaire.
訳文:修学旅行生の大きな団体により当初依頼されていたホテルは満室となっているので、代案ホテルをご提案させて頂きます。

とにかくフランス人は何にでも「Pourquoi ?」と理由を確認してくる傾向があるので、確認される前に、理由・原因を提示すること。
また、一度のメールで複数の理由・原因を説明できるように、これらの言い回しは多く知っておいた方が良いです。
※ちなみに、à cause de は、「~の原因により」という表現です。他には、Pour la raison de/que ~ で、「~の理由により」という表現もあります。

5. ビジネスフランス語メールでよく使う表現⑤ Alors que 直接法

最後の表現は、Alors que 直接法 です。
それは、「直接法である一方で、」という表現となります。

我々のような旅行業は、最初にお客様希望していたホテルが予約できないということは日常茶飯事なので、代案の提示は必須です。

代案は、基本的には当初のホテルと同等クラス、或いはアップグレードだったり、最初希望していたホテルより良い点がないとお客様には受け入れられません。

この「我々の代案は○○な点が優れていますよ」ということを説明する際に、この表現を僕はよく使っています。

例文1
Notre hôtel alternatif se situe au centre de la ville de Kyoto, alors que l’hôtel initialement prévu est loin du centre. Donc on pense que notre nouvelle proposition est plus pratique pour visiter la ville.
訳文:当初予定されていたホテルは中心街から離れている一方で、我々の代替ホテルは京都の中心街に位置しています。そのため、我々の新しいご提案の方がより市内散策に向いていると存じます。

例文2
Notre hôtel alternatif est classé 4 étoiles, alors que l’hôtel initialement prévu est 3 étoiles. Donc on pense que notre nouvelle proposition est mieux pour les clients.
訳文:当初予定されていたホテルは3星ホテルである一方、我々の代替ホテルは4星ホテルです。そのため、我々の新しいご提案の方がお客様とってはベターであると存じます。

あとがき

今回は、旅行業界でフランス語のビジネスメールを書く時に役立つ表現を5つご紹介させて頂きました。

今回ご紹介した5つの表現
1. Je me permets de 不定詞:「~させて頂きます」。
2. Faire parvenir qqch:「~を提出します」の少し畏まった表現。
3. Merci de 不定詞:「~して下さい」。
4. 理由・原因のComme:「~なので」。
5. Alors que 直接法:「~である一方」

勿論、上記の5つ以外にもたくさん表現を使ってはいますが、取りあえず上の5つさえ覚えてもらえれば、かなり自然なフランス語のビジネスメールが書けると思います。

なので、まずは今回ご紹介した5つ表現を覚えてもらい、その後はフランス語で業務を続ける中で更に表現や語彙を増やしていって頂ければと思います。

À très bientôt
Kei

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