なぜフランス語対応はフランスの旅行会社に喜ばれるのか?~3つの具体的な理由~

こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭(@Kei_japonais)です。

今や英語はビジネスの世界において「世界共通語」の地位を占めており、フランス人でさえ英語を使って仕事をしている状況です。

これはインバウンド業界も例外ではなく、基本的に海外の旅行会社とのやり取りは全て英語。
フランスの旅行会社も、当たり前のように英語を話せる人が多いです。

では、なぜこのように「英語を普通に使いこなせる状況」であるにもかかわらず、フランス語対応が出来るとフランスの旅行会社に喜ばれるのでしょうか?

本日は僕の仕事を例に出しながら、フランス語対応が喜ばれる理由を3点ご紹介させて頂きます。

この記事を読むと分かること
1. フランス語対応が出来るとフランスの旅行会社から喜ばれる理由が、具体例付きで3つ分かる。
2. この理由が他の言語にも応用が利くことが分かる。
3. 今回の情報は、インバウンド関係の旅行会社の採用試験に進む際の自己PRに応用できる。

初めての方向けに自己紹介。

管理人はフランス語と英語を使って仕事をしています
・社員数約480人のインバウンド専門旅行会社に勤務。
・大手旅行会社のグループ会社の一つ。
・取引国はほぼ全世界。
・2013年11月に転職で入社。
・海外営業部のヨーロッパを担当する課に所属し、7年以上フランス語と英語を使って仕事をしている。
・総合旅行業務取扱管理者という旅行に関する国家資格も一応持ってる。
・大学生の頃にパリに約1年間交換留学を経験。

1. フランス語対応が喜ばれる理由①~なんと言っても母語は楽~

フランス語対応がフランスの旅行会社に喜ばれる1つの目の理由は、「なんと言っても母語でやり取り出来ることは楽」というものです。

これは日本人でもそうですよね。

例えばヨーロッパ旅行に行ったとして、電車のチケットを購入したり、ホテルにチェックインをしたり、お店で注文したりすることが、英語ではなく全て日本語で行えたらとっても楽です。

これは仕事も同様です。
説明事項や交渉が複雑になればなるほど、母語でやり取りが出来た方が楽ですし、正確ですし、業務スピードも早くなります。

フランス語だけに限らずどのような言語であっても、相手の国の言葉で対応することが出来れば、その言葉で対応してもらえる方は得られるメリットが非常に多いですから、非常に喜ばれます。

2. フランス語対応が喜ばれる理由②~英訳無しで、フランス語の資料を共有できる~

フランス語対応がフランスの旅行会社に喜ばれる2つの目の理由は、「英訳無しで、フランス語の資料を共有できる」というものです。

どういうことかと言うと、インバウンド専門の旅行会社である管理人の会社は、海外から日本に旅行にやってくるお客様個人と、直接やり取りをしているわけではありません。

基本的には、「日本への旅行を企画している海外の旅行会社」をお客様として、仕事をしています。

なので、以下の様な構図で仕事をしていることになります。
※本当はもうちょっと複雑なのですが、分かり安くするために敢えて略図にしています。

管理人の会社の顧客関係図

外国人訪日観光客

(商品販売)↑ ↓(商品購入)

日本への旅行を企画する海外の旅行会社

(企画提案・見積提出)↑ ↓(企画・見積作成依頼)

インバウンド専門旅行会社

つまり、僕たちインバウンド専門の旅行会社のお客様は、「日本への旅行を企画する海外の旅行会社」となりますが、「日本への旅行を企画する海外の旅行会社のお客様」は、「実際に日本に旅行にやってくる人々」ということになります。

フランスの旅行会社の場合、お客様である「日本に旅行にやってくる人々」はフランス企業だったり、フランスの一般人だったりします。

つまり、フランス語を母語とする人たちです。

例えば、フランスの現地旅行会社は、仮にインバウンド専門の旅行会社と英語でやり取りをして、資料も英語で作成していたとしても、「フランス語を母語とする日本への海外旅行を検討しているお客様」に対して、その英語の資料を提出するわけには行きません。

当然のことながら、英語の資料をフランス語に翻訳する必要があります。

従って、フランスの現地旅行会社は、彼らのお客様とはフランス語でやり取りをしていることとなります。

ここで想像してみて下さい。
仮にインバウンド専門の旅行会社が英語しか出来ない場合、フランスの旅行会社は、フランスのお客様とのやり取りや資料を英訳し、それを日本のインバウンド旅行会社に伝えます。

さらに、インバンドの旅行会社とのやり取りや資料は、英語からもう一度フランス語に翻訳し直し、フランスのお客様に提出しなければなりません。

この翻訳が、現地旅行会社にとってはかなり手間なんですね。

なので、日本のインバウンド旅行会社でフランス語対応が出来ると、フランスの旅行会社は彼らのお客様とのフランス語のやり取りを、英訳なしでそのまま我々に伝えることができるだけでなく、我々日本のインバウンド旅行会社とのやり取りも、フランス語に直さずに彼らのお客様にそのまま伝えることが出来るんです。

このように、フランス語の資料をそのまま共有できるというのは、フランスの旅行会社にとっても大きなメリットとなり、大変に喜ばれます。

3. フランス語対応が喜ばれる理由③~トラブル時に、彼らのお客様とフランス語でやり取りが出来る~

フランス語対応がフランスの旅行会社に喜ばれる3つの目の理由は、「トラブル時に、彼らのお客様とフランス語でやり取りが出来る」というものです。

先日、下記の記事で説明させて頂いたのですが、フランスと日本の時差って平時で8時間、フランスのサマータイム時に7時間になるんですね。

なので、例えば日本の朝10時は、フランスの朝2時ないし3時となり、日本の午後3時でさえ、フランスの午前7時ないし8時となります。

つまりどういうことかというと、フランスの旅行会社を通じて日本に旅行にやってきたフランス人観光客の方々は、日中に日本で問題があった場合は、フランスの旅行会社に連絡を取っても、営業開始前なので対応してもらえないんですね。

なので、余程大手のカスタマーサービスセンター的なところ持っていない旅行会社でない限り、万が一現地で問題があった時の緊急連絡先は、日本のパートナーである我々インバウンド旅行会社となっています。

フランス人観光客の方々で、旅行会社を通じて日本の旅行にやってくる方は、大半が「英語ができない」など、言葉に自信が無かったり、「インターネットが使いこなせない」という方々です。

そして、そんな方々に緊急連絡先として日本のインバウンド旅行会社の連絡先を渡したとしても、英語でしか対応できないのであれば、ほとんど意味をなさないわけです。

ということなので、フランスの旅行会社としては、トラブル時にフランス語で対応してくれる日本のパートナーの存在はとても貴重であり、大変喜ばれます。
そういう存在がいるだけで、自分達の会社のサービスを他社と差別化することが出来るんですね。

あとがき

今回は「なぜフランス語対応はフランスの旅行会社に喜ばれるのか?」ということを、僕の会社を例に出しながら、3つの具体的な理由を挙げながら説明させて頂きました。

フランス語対応が喜ばれる理由
1. なんと言っても母語は楽
2. 英訳無しで、フランス語の資料を共有できる
3. トラブル時に、彼らのお客様とフランス語でやり取りが出来る

今回ご紹介させて頂いたことは、何もフランス語だけでなく、他の全ての言語に当てはまります。
確かに英語は「世界共通語」であり、海外の旅行会社の担当者達もほとんどが英語を操ることが出来るのですが、今回の理由が関係して、やはりその国の言語での対応がまだまだ喜ばれる状況にあると思います。

というわけで、もしあなたが「将来はインバウンドの旅行会社で仕事がしたい」と思っており、尚且つフランス語あるいは他の言語が出来るのであれば、是非とも今回の話を参考にしながら、ご自身の言語能力をアピールして下さいね。

À très bientôt
Kei

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