こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭です。
エリソン君は、海外旅行に行くときに海外旅行保険には入ってる?
そうだね。
いつも入っているよ。
特に「救援者費用」が無制限になるプランを選んでいるかな?
どうして?
そうだよね。
実はフランスでは海外旅行保険に入らないことが普通なんだ。
えっ!?
そうなの!?
でもそれじゃあ、旅先で何かあった時にどうするの!?
保険に入らないで不安じゃないのかな?
いや~それがね!
フランス人はほとんどの人がCarte Bleue(カルトブルー)というキャッシュカード兼デビットカード兼クレジットカードを持っているのだけど、このカードの海外旅行保障が本当に充実していて、正直に海外旅行保険に加入する必要が無いくらいなんだ!
そうなんだ!
日本のクレジットカードの海外旅行保障は気休め程度の内容なのに、フランスのクレジットカードの保障ってそんなにすごいんだね!
知らなかったよ。
じゃあ今日は、フランスのクレジットカードの驚きの保障内容について一緒に見て行こうか!
本題に入る前に、自己紹介。
これまでの【インバウンドの話シリーズ】はこちら
↓
1. もしもの時の入院保障がすごい!
まず最初にご紹介するのは、フランスのクレジットカードの入院保障について!
以前、他の記事のコラムでも書きましたが、管理人はご夫婦で来日されたフランス人カップルの旦那さん方が空港到着直後に脳溢血で病院に緊急搬送された際、入院から退院、そしてご帰国まで、全て付きっ切りで対応したことがあります。
その時、旦那さんの方は東京の大病院で脳溢血の緊急手術をしただけでなく、約5日間ほど個室の病室に入院し、食事・簡易リハビリ・(フランスの病院に治療を引き継ぐための)英語カルテの作成など、ありとあらゆる医療サービスを受けられました。
無事に退院し帰国されたけど、管理人は正直なところ「いや…これどんだけお金かかるんだろう…」って不安に思っていました。
ところが、無事にフランスに帰国され、フランスの病院で手術も受けられたご夫婦からお礼のメールを頂いた時に衝撃が走りました。
彼らからのメールには以下の文言が書かれていたんです。
Nous avons rien payé pour l’hôpital Japonais!
※日本の病院には何も支払っていないよ!
あれだけ至れり尽くせりの治療を受けて、「マジか!?」って思いました。
ご夫婦曰く、「全てクレジットカードの保険で賄われた」ということです。
恐るべし!
フランスのクレジットカード付帯保険!
2. 本人のみならず、家族への保障も完璧!
続いて、家族への保障のお話です!
ご夫婦の内、旦那さんが急遽病院に入院(何度も言うけど「個室」です!)されることになってしまい、一つの問題が生じました。
そう!
奥さんです!
ご夫婦が申し込まれた団体旅行の旅程では、東京滞在は3日間のみ。
その時点ではまだ何とも見通しは立っておりませんでしたが、旦那さんは「脳溢血で緊急手術」しているわけなので、「退院には相当時間がかかるだろう」とお医者さんからも言われておりました。
というわけなので、旦那さんが入院されている間に奥さんが東京に滞在するためのホテルの手配が必要になります。
まずすごいのは、このホテルの手配はクレジットカード付帯保険のオペレーターが手配してくれました。
しかも都内の結構良いホテルを素泊まりではなく朝食付きのプランで取ってくれました!
※このホテルは病院の近くに位置していました。
最終的に奥さんは最終的に1週間分の宿泊を手配され、うち2日間だけ滞在して旦那さんと一緒に緊急帰国をされました。
そして!
帰国後に話を伺ったところ、
このホテルの費用も全てクレジットカードの保険で賄われたということです!
これも「マジか!?」って思いました。
1週間分部屋を手配して、2日間しか使わないとはいえ、残りの5日間は取消料が発生しているはずです。
「入院費用に加えて、ホテル代まで支払われたの!?」ってビックリした記憶があります。
3. 嬉しい24時間対応!
続いて、保険の対応の素晴らしさについて!
クレジットカード保険のオペレーターは24時間対応をしていて、いつ電話をかけても通じるのは勿論のこと、違うオペレーターが対応してもめっちゃくちゃ引継ぎがしっかりされていて、毎回話がスーパースムーズでした。
すごい連係プレーで、失礼ながら「マジでこれってフランスの会社なの!?」って思ってました。
※管理人は奥さんが保険会社に電話をかける時、基本奥さんと一緒にいたので、会話をちょくちょく聞いていました。
奥さんも不安だったから、あえて管理人さんが傍にいる時に電話をかけていたのかもしれないね。
4. 緊急帰国のための航空券手配もなんのその!
最後に、帰国に絶対必要な航空券の緊急手配について!
先ほどもお伝えして通り、旦那さんは入院から5日後に退院されました。
そこで管理人は一抹の不安を抱えていたんです。
帰国のための航空券手配…どうしよう。
インバウンドの旅行会社は基本的に「日本における必要な手配しかしない」ので、航空券はフランスの旅行会社の手配になっています。
既に裏を取ってあったのですが、今回の入院の件の報告と共に、この航空券の詳細をフランスの行会社に確認したところ、「今回の航空券は団体格安チケットだから、日程変更ができない」と言われていたんです。
つまり、「新しく片道国際航空券を手配しないといけない!」ってことです。
もしかしたらご存じ方もいらっしゃるかもしれませんが、
片道の国際航空券ってものすごく高いんです!
それを直近の日程で、しかも2枚手配しないといけない!
「こりゃあ相当高くなるんじゃないか…」と管理人は思っていました。
でも、皆さんはもうお分かりですよね?
そう!この航空券代もクレジットカードの保険の範囲内で賄われました!
しかも、手配までしてくれて、しかも「旦那さんのご事情を配慮して…」と、ホテルから成田空港までの車での送迎まで付けてくれました。
いや、どんだけすごいんだよフランスのクレジットカード!
まとめ:マジでフランス人は海外旅行保険必要なし!
賠償費用、携帯品損害、救援者費用などがどれくらい保障されるのかは分かりませんが、少なくとも治療費やそれに伴う滞在費、そして帰国ための費用などはすべて賄うことができるフランスのクレジットカード付帯保険!
「これさえあれば、マジで海外旅行用の保険に入る必要なんてないだろうな」って思ったよ。
僕もそう思った!
本当にすごい保障内容が充実しているんだね。
でも、当のフランスの人たちはこのこと知らなさそう。
というわけで、今回の記事は以上になります。
À très bientôt
Kei
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