こんにちは、みのりです。
「待ってました!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回のテーマは「フランスのおすすめ美術館&博物館15選」です。
芸術の都パリには、本当に数多くの美術館・博物館があります。
その中でも特におすすめなものをご紹介したいと思います!
本題に入る前に、最初に自己紹介をさせて下さい。
1. フランスの美術館の基本情報
まずはフランスの美術館へ行く前に知っておいたら便利な基本情報についてご紹介します。
1-1. フランスの美術館の休館日
フランスの美術館のほとんどが、月曜あるいは火曜を休館日としています。
また、以下の日程も休館になる可能性の高いタイミングなので事前に確認が必要です。
- 元日
- メーデーの5月1日
- 革命記念日の7月14日
- クリスマスの12月25日
せっかくお目当ての美術館にやってきたのに「まさかの休館日!」とか、結構ショックですからね(汗)
1-2. フランスの国立美術館は場合によっては入場無料となる日がある
美術館には、国が運営している美術館(いわゆる国立美術館)と民間が運営しているものがあります。
そのうち国立美術館については、以下の条件を満たせば入場無料となるものが多いので、事前にチェックしていくようにして下さい。
入場料無料となる日
- 毎月第一日曜日
- ニュイ・デ・ミュゼ(美術館の夜)の日(例年5月)
入場料無料となる人
- 18歳未満のすべての人
- 26歳未満のEU市民
- 求職中でpôle emploi(仏版ハローワーク)登録済の人
- 障害者手帳等の証明書(日本語の場合は翻訳しておきましょう!)を持つ人とその同行者
ちなみに、無料ではないのですが、学生料金の適用について。
昔管理人は「日本の大学の学生証を見せること」で学生料金で入場できたことがあります。
たまたま窓口の人が良い人だったからできた可能性もありますが、学生さんは試してみる価値はありますよ!
※ただその時は、「これは日本の学生証なんですけど、学生料金の適用は難しいですか?」とちゃんと聞いた方が成功率が上がると思います!
1-3. フランスの美術館は基本写真・動画撮影OK(フラッシュはダメ!)
禁止されているところも中にはあるかもしれませんが、フランスの美術館内は基本的に写真・動画撮影OKです。
撮影だけでなく、イーゼルを立てて作品を模写・デッサンしている人も結構見かけます。
ただ、写真を撮る際はフラッシュを切るのをお忘れなく。
フランスの美術館の基本情報は以上となります。
次の章から、いよいよおすすめの美術館の紹介に入ります!
2. ルーブル美術館
まずはやっぱりルーブル美術館!
広大な面積と数多くの展示品に引き寄せられるかのように、世界で最も多くの人々がやってくる美術館です。
モナリザ、ミロのビーナス、民衆を導く自由の女神など、世界中の誰もが一度は見聞きしたことのある作品を実際に見ることができます。
中央の透明なピラミッドが入り口となっています。
- 開館時間
9:00-18:00 - 休館日
火曜日 - 料金
17€
(18歳以下とEU経済圏内に住む26歳は無料)
3. オルセー美術館
旧オルセー駅を改装して作られてたオルセー美術館。
作品だけでなくその建物自体も美しく魅力的です。
印象派・ポスト印象派が非常に有名ですが、ドラクロワなどのロマン主義、クールベやミレーの写実主義・自然主義の展示もあり、見逃せない作品が多いです。
- 開館時間
9:30-18:00
※木曜日は21:45まで開館 - 休館日
月曜日 - 料金
16€
4. オランジュリー美術館
印象派・ポスト印象派を取り扱っているオランジュリー美術館。
印象派の作品を見たい方は是非行ってみてください。
特に壁一面に展示されているモネの「睡蓮」は圧巻です!
- 開館時間
9:30-18:00 - 休館日
火曜日 - 料金
12.50€
5. ポンピドゥー・センター(国立近代美術館)
1900年代以降の近代アートを扱うポンピドゥー・センター
この美術館、ピカソ、マティス、モンドリアン、アンディ・ウォーホールなどの作品を見ることができます。
建物自体のデザインも前衛的で、とても45年前に作られたとは思えません!
- 開館時間
11:00-22:00
※木曜日は一部23:00まで営業 - 休館日
火曜日 - 料金
14€
(オンラインで予約した場合チケット毎にプラス1€)
6. ピカソ美術館
独特のスタイルで有名なパブロ・ピカソの作品を専門に展示するピカソ美術館。
ピカソの作品を膨大な資料と共に年代ごとに展示しており、初期から晩年までを追いながら鑑賞できるようになっています。
キュビズムのコーナーでは「アヴィニョンの女たち」「泣く女」などの名画を実際に目にすることができますよ。
- 開館時間
10:30-18:00
※土・日・祝日は午前9:30から営業 - 休館日
月曜日 - 料金
14€
(オンラインで予約した場合チケット毎にプラス1€)
7. ロダン美術館
「近代彫刻の父」オーギュスト・ロダンが晩年を過ごしたビロン邸がロダン美術館となっています。
「考える人」「地獄の門」などを美しい庭園で鑑賞できます。
ゴッホの「タンギー爺さん」もこちらに所蔵されていますよ。
- 開館時間
10:00-18:30
※土・日・祝日は午前9:30から営業 - 休館日
月曜日 - 料金
13€
8. ジュ・ドゥ・ポーム国立美術館
ジュ・ドゥ・ポーム国立美術館はモダンアート作品、写真・映像作品に特化している美術館です。
コンコルド広場のすぐ近くにあります。
企画展示の開催が多く、作品によって様々な手法での展示を行っているので、何度行っても飽きないです!
- 開館時間
11:00-19:00
※火曜日は21:00まで営業 - 休館日
月曜日 - 料金
12€
9. 狩猟自然博物館
狩猟自然博物館は、その名の通り動物に関する絵画や剥製などの美術品を展示しています。
壁に所狭しとかけられた、多岐にわたる種類の動物の剥製は迫力満点です。
遊び心のある展示をしており、子供向けの企画も度々行われているので子連れで行くのにもおすすめです。
- 開館時間
11:00-18:00
※水曜日は21:30まで営業(7月・8月は夜間営業は無し) - 休館日
月曜日 - 料金
10€
※企画展示中は12€
10. 国立自然史博物館
パリ植物園内にある国立自然史博物館。
「鉱物学・地質学陳列館」、「比較解剖学・古生物学陳列館」、「進化大陳列館」、「動物園」など、様々なジャンルの陳列館を所有しているとても大きな博物館。
中でも、「進化大陳列館」はとても有名であり、脊髄動物の骨格標本がずらりと並ぶギャラリーが圧巻です。
この陳列館の上階には恐竜の化石や骨格標本もあり、こちらも子供連れにおすすめ。
春ごろに行くと外の庭園で非常に綺麗な桜も見られますよ!
- 開館時間
それぞれの陳列館によって異なる - 休館日
それぞれの陳列館によって異なる - 料金
それぞれの陳列館によって異なる
11. ケ・ブランリー美術館
ケ・ブランリー美術館は、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカ大陸の4地域の文化・文明を紹介するエキゾチックな美術館です。
シラク大統領時代に設立され、それぞれの大陸・国々・地域の生活道具、装束、織物、楽器、宝飾品、写真資料などが展示されています。
日本からは茶室の展示もあるんですよ!
- 開館時間
10:30-19:00
※木曜日は22:00まで営業 - 休館日
月曜日 - 料金
12€
12. ギメ東洋美術館
エキゾチックといえば、ギメ東洋美術館も忘れてはいけません。
ルーブル美術館の東洋コレクションが移されて以来、ルーブルの東洋部門の役割を担っています。
主に仏教美術が集められており、アジアの国ごとに展示されています。
日本のギャラリーで、是非とも日本の工芸品の美しさを再確認してみてください。
- 開館時間
10:00-18:00
※7月~9月の木曜日は21:00まで営業 - 休館日
火曜日 - 料金
11.50€
13. パリ市立近代美術館
1920年代から現代までのアート作品が展示されているパリ市立近代美術館。
常設展がなんと無料!
マティスの「ダンス」やモディリアーニの「青い目の女」、藤田嗣治の「寝室の裸婦キキ」などの名作がタダで鑑賞できちゃいます。
- 開館時間
10:00-18:00 - 休館日
月曜日 - 料金
常設展は無料
※美術館の活動を応援するという意味で5€の寄付用のチケットも販売されています。
14. マルモッタン・モネ美術館
マルモッタン・モネ美術館は、印象派の作品を所蔵している美術館の中で、「印象派」の名の由来となったモネの「印象・日の出」を所蔵していることで名高い美術館です。
「印象・日の出」はこの美術館のロゴにもなっています。
こちらにも「睡蓮」がいくつも展示されており、オランジュリーほど人が多くないので、ゆっくり見たい方にはこちらがおすすめ。
- 開館時間
10:00-18:00
※木曜日は21:00まで営業 - 休館日
月曜日 - 料金
12€
15. フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(ルイヴィトン財団美術館)
フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(ルイヴィトン財団美術館)には、ルイ・ヴィトン財団の所有する現代アート作品が展示されています。
展示作品の美しさはもちろん、現在建築家フランク・ゲーリーの作品である建物の斬新なデザインにも圧倒されます。
気持ちの良い最上階のテラスからはエッフェル塔も見れます。
美術館のロゴ入りグッズはお手頃価格なのにスタイリッシュなデザインで、とっても人気です。
- 開館時間
11:00-20:00
※金曜日は21:00まで営業 - 休館日
火曜日 - 料金
16€
16. イヴ・サンローラン美術館
イヴ・サンローラン美術館は、ご想像の通り「モードの帝王」イヴ・サンローランの軌跡と作品が並ぶ、服飾関連が好きな方にとってもおすすめの美術館。
場所はメゾンの本社がかつて置かれていた建物です。
サンローラン自身が保存したいと言ったオートクチュール、アクセサリー、デッサンが多数展示されています。
彼が実際に使っていたアトリエを見学することもできますよ!
- 開館時間
11:00-18:00
※土曜日は21:00まで営業 - 休館日
月曜日 - 料金
10€
終わりに:パリ市内にはまだまだ素敵な美術館があります!
気になる美術館・博物館はありましたか?
パリ市内には今回名前を挙げたところの他にまだまだ多くの美術館・博物館があり、「正直15選でも少ない!」と思ったくらいです。
また、美術館の多くで子供や学生向けのアトリエが開催されており、美術関連の教育に力を入れていることがわかります。
さすがアートの国フランスですね。
それではまた次回!
みのり
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