こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭です。
新型コロナウイルスが流行する前は、日本もたくさんのインバウンドのお客さんで賑わっていたよね!
管理人さんはインバウンドの旅行会社でフランス人観光客を担当しているって聞いたけど、フランス人観光客の特徴ってどんなものがあるの?
そうだねぇ…。
僕はフランス人団体観光客を主に担当していて、個人旅行客とはまた特徴が異なるんだけど、彼らの特徴を上げるとしたら、3つの点があるかなぁ。
じゃあ今日は、そのことについて一緒に話していこうか。
本題に入る前に自己紹介。
1. 基本的に年齢は高め~50代・60代の人たち~
団体の特性によって年齢層は異なりますが、基本的にLOOKJTBのようなパッケージツアー(専門用語で「募集型企画旅行」と呼びます)に申し込んでくる人たちは、年齢が比較的高めです。
大体、50代~60代の人たちがメインですね
主な理由は「旅行期間」と「出発日」です。
日本への団体旅行は大体7泊8日~10泊11日と、結構な期間になります。
また、ツアーの出発日も、3月中旬~11月中旬くらいまで毎月1本~2本の設定があります。
いくらフランス人がバカンスで長期間休みが取れるといっても、子ども学校や仕事の都合もあるので、ある程度バカンス取得時期は決まっています。
というわけなので、仕事がある人は中々パッケージツアーには参加しにくいです。
なるほど!
だから、お仕事をご退職されたシニア層の人が多くなるんだね!
2. 日本に旅行に来るのは初めて~最初で最後の日本旅行になることも~
パッケージツアーで日本にやってくるフランス人観光客の人たちは、日本の旅行は初めてなことが多いです。
理由としては、後述の「言葉」と「インターネット」に不安があるので、「ネットで自分の個人旅行に必要な手配を行う」ことや「英語でコミュニケーションを取ること」を不得意としている人が多く、「個人で日本に来よう!」と思う人があまりいないためです。
なので、観光地は「浅草」や「明治神宮」、「金閣寺」に「伏見稲荷」など、「ザ・日本の観光地」って感じのところが多くなります。
なんだか修学旅行で行きそうなところばかりだね!
加えて、今回が最初で最後の日本旅行になる方々も多く、旅行を手配する方も毎回真剣勝負です。
日本に対して「勤勉」・「礼儀正しい」・「技術力が高い」などの良いイメージを持っている人たちも多いから、万が一手配ミスをしたり、ミスした時の対応が悪かったりすると、彼らの日本に対するイメージを悪くしてしまうので、本当に毎回緊張しています。
確かに、そんな状況だと管理人さんも気が抜けないよね!
3. 時間とお金に余裕があって、言葉とインターネットに不安がある
既に見てきた通り、パッケージツアーで日本に観光に来る人たちは、ご退職をされたお年寄りの方々が多いです。
なので、多くの方々が時間とお金に余裕があります。
反面、英語などの外国語が苦手だったり、インターネットをあまり上手に使いこなせない人たちも多いです。
そうか!
だからフランス語通訳案内士(通称フランス語ガイド)さんがいて、バスや電車などの必要な移動手段も含まれているパッケージツアーに申し込んでくるんだね!
そうそう!
パッケージツアーを利用することで、「言葉」の不安と「インターネットで何かを調べる・手配する」ことの不安を解消しているんだ。
まとめ:パッケージツアーがお年寄りに人気があるのは理由がある
今回はこんなお話をしました。
- パッケージ型の団体旅行は50代・60代のフランス人に人気。
- パッケージ型の団体旅行の参加者は、日本に来ることが初めてであること多い。
- 彼らは言葉とインターネットに不安を抱えており、パッケージツアーは彼らのその不安を解消してくれる。
ちなみに、団体旅行で日本にやってくるフランス人観光客は、全体の10%ほどで、余り多くありません。
それ以外の約90%は、皆個人で日本にやってきます。
なので、団体旅行ってフランス人にとってはかなりレアな旅行形態になるんですよ。
À très bientôt
Kei
追伸
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