外国人観光客受入再開のガイドライン発表!~フランス人観光客は秋から戻ってくるかもしれない?~

こんにちは!

フランスまとめサイト管理人の伊藤圭です。

エリソン君
エリソン君

先日の6月7日に、いよいよ観光庁が「訪日外国人観光客受入再開のガイドライン」を発表したね!

過去記事を見ると、管理人さんとしては「あんまり期待しない方が良いかも…」って立場だったと思うけど、実際のガイドラインの中身を確認してみてどんな印象?

管理人
管理人

それがね、もっとも意外だったところがすごく緩和されていて、正直「秋になったら個人を含むフランス人観光客は戻ってこれるんじゃないかな?」って思っているくらい良い感触だったよ!
というわけで、今日は今回のガイドラインの一体どこがポイントだったのかを一緒に見てみようか!

本題に入る前に、自己紹介。

管理人のプロフィール
  1. 東京生まれ東京育ち、仕事の都合で現在関西在住の36才。
  2. 大学生の頃にパリへの交換留学を経験(約1年間)。
  3. インバウンド業界で8年以上、日々フランス語と英語を使って仕事をしている。
  4. DELF B2(フランス語)・ TOEIC 825(英語)
  5. アンサンブルアンフランセ公認インフルセンサー
  6. 「フランス語の仕事に就きたい」という人を応援するフランス語キャリアアドバイザー

1. 今回のガイドラインの概要

6月7日観光庁のホームページ上に「外国人観光客の受入れ対応に関するガイドライン」が発表されました。

エリソン君
エリソン君

このガイドラインの概要ってどんなものなの?

管理人
管理人

やっぱりお役所ってこともあってめっちゃくちゃ複雑なんだけど、ざっくりいうとこんな感じだよ。

  • 水際対策区分が「青」の国々に限り、添乗員付きパッケージツアーを購入した外国人観光客は、所定の手続きに従って6月10日以降から日本に観光を目的として入国することができる。
  • 観光客は観光ビザを申請する必要がある。
  • ツアーの行程は予め決められている必要がある。
  • 添乗員をツアーの最初から最後まで同行させなければならない。
  • 自由行動は原則認められない。
  • 日本の条件を満たした旅行会社が「ツアー受入責任者」とならなければならない。
エリソン君
エリソン君

つまり、観光のために来日するには、「添乗員が最初から最後まで同行するパッケージツアーを購入したうえで、観光ビザを申請なければならない」ってこと?

管理人
管理人

色々と細かい規定はあるのだけど、いったんその理解で大丈夫だよ。

2. 団体の人数制限が撤廃!秋の団体来日可能性が一気に広がった!

エリソン君
エリソン君

そういえば、6月10日からはいったん「小規模団体から受入れを再開する」って話だったよね?

「小規模団体の具体的な人数」は何人と記載されていたの?

管理人
管理人

良く覚えていたねエリソン君!
実は、この点がすごく「意外」だったんだけど、なんと入国にあたっての「人数制限」がなくなったんだ!

当初「小規模団体のみ受け入れる」と言われていましたが、最終的に団体の人数に関する制限はなくなりました。

団体の人数に制限がなくなったことにより、秋の行楽シーズンに一定程度の団体客が来日できる可能性が出てきました!

エリソン君
エリソン君

この変更は大きいね!

3. 乗り越えるべき多くの課題!本格的な旅行再開はまだ先の話

エリソン君
エリソン君

団体の人数制限もなくなったことだし、6月10日以降は毎日多くのフランス人旅行客で賑わうようになるのかな?

管理人
管理人

それが、そういうわけでもなさそうなんだよね。

まだまだ乗り越えるべき課題はたくさんあるから、本格的な旅行再開はもう少し先の話になると思うよ。

3-1. 来日には観光ビザの発給が必要

来日するには観光ビザの発給が必要!
でも、まだビザの申請方は詳しく定まっていない。

管理人
管理人

6月10日から観光ビザがあれば来日できるようになったんだけど、観光ビザの申請方法や申請に必要な書類ってまだ細かく定められていなんだよね…。

エリソン君
エリソン君

えー!?
そうなの!?
じゃあ、「6月10日から団体観光客受入再開!」って発表されたけど、実際は誰も6月10日に来日できていないってこと?

管理人
管理人

出張(ビジネス)ビザや留学生用のビザで来日された方々は少しはいらっしゃるかもしれないけど、「観光ビザ」で来日した人は恐らくいないと思うなぁ…。

3-2. ビザの発給には1ヵ月くらいかかる見通し

NHKの報道によると、「観光ビザの発給には1ヶ月くらいかかる見通し」とのこと。

管理人
管理人

というわけで、実際に来日できるようになるのは、7月10日の参議院選挙後になるとにらんでいるよ。

エリソン君
エリソン君

上手いこと選挙に影響が出ないように仕組まれている気がしてくるね…。

3-3. 1日2万人の制限や航空機代の高騰など、課題は依然としてたくさんある

その他にも、解決しなければならない課題がたくさんあります。

  • 1日2万人という入国者数制限。
  • 航空機代の高騰。
  • 最初から最後まで添乗員を付けることによる旅行代金の高騰。
  • 現行のルールにおける個人客(一番のボリュームゾーン)の来日は非現実的
管理人
管理人

そもそも、ビザを申請しないといけないのも、旅行者にとってみればものすごく手間だよね。

ヨーロッパとか、ほとんど制限なしで旅行できる国がたくさんあるの中で、そこまで手間をかけて日本に来てくれるか微妙なところだよ。

エリソン君
エリソン君

確かにそうだよね。
それに、日本大使館や領事館が、旅行者の家の近くにあるとも限らないし、そういう人たちは「わざわざビザを申請するために、パリやマルセイユなどに行ってくれるか」というと、難しいところだよね。

まとめ:まだ様子見が必要。でも、旅行業者にとって大きな一歩ではある。

ガイドラインが発表されたとはいえ、まだまだ本格的な旅行再開へは程遠い状態です。

なので、今後の展開をきちんと見守っていく必要があると思います。

ただ、7月10日の参議院選挙後に更なる入国制限緩和がなされる可能性もありますし、何よりも今回政府は明確に「外国人観光客の受入を再開する!」という発表をしました。

管理人
管理人

今までインバウンド関係者たちは、明確な指標が無い中で、「恐らく来年の春・秋には外国人観光客は来日できるようになるんじゃないか…」と考えて予約等を調整しては、やっぱり緩和がなされず予約を取り消す・再度変更するを繰り返していました。

まだまだ課題があるとはいえ、今までの出口の見えない頃から比べれば、今回の政府の発表は相当大きな一歩だと思います。

今後の展開に期待しつつ、どう転んでも良いように心の準備はしておこうと思っております。

À très bientôt
Kei

エリソン君
エリソン君

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