こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭です。
僕は今でこそフランス語の仕事に就き、毎日充実した日々を送っています。
ただ、最初に就職した会社はフランス語はおろか、英語とも全く縁の無い小さい会社だったんですね。
この会社に勤めていた人たち、そして今も勤めている人たちには本当に申し訳ないですが、管理人的にはこの会社への入社は「完全に失敗」でした。
今の仕事に生きている経験は当然あるけど、自分のやりたいこととは全然違う仕事だったので、正直毎日がしんどかったです。
なぜこんなことになってしまったのか?
失敗を招いた主な原因はシンプルです!
今回は、僕の失敗談を交えながら、「自分の軸を尊重し続ける大切さ」についてお話をさせて頂きます。
初めての人向けに自己紹介。
1. 就職の「成功」と「失敗」
本題に入る前に、まず「就職の成功」と「就職の失敗」についてお話したいと思います。
1-1. 「就職に成功する」とは
まず、「就職に成功する」ということについてです。
文字通り就職が決まることでしょうか?
それとも、超収入の高い仕事に就くことでしょうか?
僕は以下のように考えています。
自分の人生が楽しくなる仕事に就くこと
「人生が楽しくなる」というのは、人によって条件が異なるでしょう。
「毎日定時に上がれる仕事に就ければ、人生が楽しい」という人もいれば、
「お金さえ稼げれば、人生が楽しい」という人もいるかもしれません。
また、僕のように「自分のやりたいことを仕事にできれば、人生が楽しい」という人もいると思います。
いずれにせよ、
だと思います。
1-2. 「就職に失敗する」とは
では、「就職に失敗する」とは、どのような状態でしょうか?
これはさっきの「成功」の逆です。
なので、世間一般的に「優良」と思われている仕事に就いたとしても、あなたの人生がしんどくなるなら、それは「就職に失敗している状態」です。
反対に、極端な例ですが、世間一般的に「外れ」と思われている仕事に就いたとしても、あなたの人生がそれで楽しくなるなら、それは「就職に成功している状態」と言えます。
1-3. 管理人の「成功の条件」
僕の就職の成功の条件は、「やりたいことをやる」でした。
より具体的には、
ということです。
というわけで、僕の就活の軸は「フランス語の仕事」だったんです。
他にも細かい希望は諸々ありましたが、自分にとって超大切な軸はたったこれだけであり、非常にシンプルなはずでした。
ただ僕は、目先の就職に捕らわれた結果、このシンプルな答えを歪めてしまったがゆえに、最初の就活では大失敗を犯してしまいました。
2. 管理人の苦い失敗経験
ここでは、管理人がどんな失敗を犯したのか、包み隠さずにお話をさせて頂きます。
2-1. 100社近く落ちた最初の就活
僕は大学院修了時の最初の就職活動で、冗談抜きで100社近く落ちました。
もしかしたら、100社以上落ちているかもしれません。
とにかく、ESも通らないし、面接もてんでダメ。
受けても受けても、届くのはお祈りメールばかり。
本当にしんどくて、「自分は世の中に必要とされていないのかもしれない…」と、本気で悩んでいました。
2-2. どうして100社近く落ちたのか?
あの時はまったく理由が分かりませんでしたが、ある程度仕事で経験を積んだ今なら、100社近く落ちた理由が分かります。
それは、以下の3点です。
2-3. 目先の「就職」に惑わされた
最初は「フランス語の仕事に就く」という自分の軸をしっかり持って、就活をしていました。
ESでも「フランス語ができます!」ということをPRしていたし、面接でも「フランス語を使って仕事がしたい!」と言っていました。
でも、不採用が1社、2社、3社…と続いていくうちに、とても不安になってきました。
その結果、段々と「フランス語の仕事に就きたい」という自分の軸を、ESや面接の中で隠すようになってきました。
そして、
「不採用の連続」
↓
「このまま就職できないのでは」という不安
↓
軸である「フランス語の仕事に就きたい」という想いを隠す
↓
「面接全体が嘘くさくなる」・「何か取り繕った面接になる」
↓
「不採用が続く」
という悪循環にハマりました
2-4. 管理人は面接でどんな嘘をついていたのか
これまで僕はフランス語を一生懸命勉強してきて、大学生の頃には1年間のフランス留学を経験し、さらに大学院で「フランス外交」を研究していました。
なので、面接官や第三者から見たら、
君、絶対フランス好きだよね?
という経歴だったんです。
にもかかわらず、僕は面接では以下のように答えていました。
私は確かにフランス語を一生懸命勉強してきましたが、特にフランス語にこだわりはありません。
なので、仕事でフランス語を使う機会が無くても全く問題ありません。
今思えば、自分でも「よくこんなひどい嘘をついたもんだな(笑)」と思いますが、当時は真剣にこんなことをESや面接で言っていました。
どんなに巧妙に嘘をついても、嘘はほぼ100%ばれます。
というのも、1つの嘘をつくことで、話に辻褄の合わない「綻び」が生じるんですね。
そして、その「綻びを修正しよう」と思って、また新しい嘘をつくことで、また別に場所に「綻び」ができ、最終的にあり得ない論理破綻が起こるんです。
あと、仕事してみて思いますけど、なんとなく嘘って見抜けるんですよね。
「あっ!この人、今嘘ついてるな!」って、相手の行動や発言、目線や表情、声の様子などからなんか分かるんです。
これは取りわけ、自分の精通している分野なら、尚更分かります。
人事は面接のプロですから、結果は言わずもがな…ですね(苦笑)
2-5. 見栄を張って、「自分の軸」に関係ない大手企業ばかり受けた
目先の就職に惑わされ、大切な自分の就活の軸を歪めただけでなく、「見栄を張って、業界を問わず大手企業」ばかりを受けていました。
フランス語の仕事にどうしても就きたいなら、本来であれば「フランス語が使えるチャンスがある企業」を受けないといけなんです。
そりゃそうですよね。
フランス語を使って仕事をすることを社員に望んでいない企業に対して、「自分はフランス語が出来るので、フランス語を使って仕事がしたいです!」なんて言ったところで、
うちではフランス語人材とか求めてないから、他に行って!
という話です。
にもかかわらず、僕は自分の見栄から、あろうことか「フランス語を使うチャンスがないかもしない企業でも、大手だからとりあえず受ける」ということをしていました。
これじゃあお祈りメールも続くわけですよ…。
2-6. 就職できたとしても「自分の興味のない仕事」に就く可能性大!
僕は就活を失敗した主な原因は、以下の3つでした。
上記の失敗を犯したままだと、万が一就職できたとしても、待っているのは「自分には興味のない仕事」である可能性が高いです。
というのも、「大切にしている自分の仕事の軸」を完全に忘れて就活をしているからです。
目先の「就職」に捕らわれ、自分の軸を捻じ曲げてしまったことによって、「人生がつまらくなるであろう仕事」に就く可能性を自ら高めてしまったわけです。
3. 転職時は、打って変わって大成功!
こんな感じで、管理人は最初の就職活動では散々な目に遭いました。
ここからは、「なぜ転職活動は上手く行ったのか」についてお話しさせていただきます。
結論から述べると、
- 自分の軸を絶対に曲げなかった。
- 自分の軸を正直に面接でも話をし、本音で面接に臨んだ。
- 自分の軸を実現できるであろう企業に絞って応募をした。
3-1. 絶対に「自分の軸」を曲げなかった
まず前回の反省を生かし、絶対に「フランス語の仕事に就く」という自分の軸を曲げませんでした。
自分の興味とかけ離れた仕事に就いてみて、ようやく「自分はやりたいことをやれないと、全く仕事を楽しめないタイプの人間なんだ」ということを理解したんです。
なので、「もう絶対に軸は曲げない」という固い決心のもと、転職活動に励みました。
3-2. 面接でも「自分の軸」を正直に話した
面接においても、「フランス語の仕事がしたい!」という軸を、一切隠すことはありませんでした。
どの面接でも、
「自分はフランス語を使って仕事がしたいです。御社は○○という事業においてフランスと取引がございます。自身のフランス語能力と営業の経験を活かして、将来的にはフランスとの取引で貢献したいと思っています」!
というようなことを言っていました。
当然、「フランス語の仕事のチャンスがない企業」や、「フランスとの取引を強化しようと思っていない企業」は、僕のことを採用しません
でも、別にそれで全く問題ないんです。
だって、僕はどうしてもフランス語を使って仕事がしたいんですから。
どんなに高収入でも、
どんなに財務基盤がしっかりしていても、
僕の中では「フランス語を使って仕事ができない」のであれば全て失敗。
こういう風に割り切ったら、自身の中で色々と吹っ切れたんでしょうね。
不採用通知をもらっても過度に落ち込むことはなかったし、面接でも堂々と話ができるようになりました!
3-3. 「フランス語が使えそうな企業」に片っ端から応募した
前回の反省を生かして、会社規模・雇用形態・給料・勤務地・業界などの条件は、ほとんど気にしませんでした。
ただ1つだけ、
だけにこだわって、応募を続けました。
今はフランス語は使えなさそうだけど、将来的に自分の頑張り次第で使うことが出来そうか。
今すぐフランス語が使えそうか。
フランス語以外の仕事がメインになりそうだけど、フランス語を使う機会が若干でもあるか。
求人に応募する際は、ただひたすらにこの観点からその会社を吟味しました。
3-4. 「仕事が楽しい=仕事頑張れる=ステップアップ」の好循環
雇用形態も全く気にしなかったので、今のインバウンド専門の旅行会社には、アルバイト(臨時傭員)という雇用形態で入社をしました。
※「アルバイトから正社員への道はあるか」という点は、念のため確認はしていました。
その後、契約社員となり、正社員となり、今では弊社全グループ会社に出向・転籍ができるグループ総合職という雇用形態になることができました。
雇用形態が変わるたびに、社内試験があります。
ちなみに、グループ総合職は、弊社グループの中で給与などの条件が最も良い雇用形態です。
正社員からグループ総合職になれるのは、毎年1人いるかいないかの狭き門となっています。
やりたい仕事に就けていたので、すごく仕事が楽しい
↓
仕事が楽しいから、しんどい時でも頑張れる
↓
頑張るから、結果が出る
※3年連続営業所トップの成績
(通常、営業一人当たりの年間予算は2,000万円なのですが、
僕は6,000万円越えを3年連続で達成しました)
↓
ステップアップする
↓
やりたいこともできるし、結果が出るから仕事が楽しい
↓
仕事が楽しいから、しんどい時でも頑張れる
↓
ステップアップする
↓
以後、繰り返し
きっと、こんな感じでの好循環が働いたのだと思います。
まとめ:目先に利益に惑わされず、「自分の軸」をしっかり持ち続けよう!
就職活動で不採用が続けば、当然焦るし、不安にもなります。
でも、その時に「目先の就職」に惑わされてはいけません。
しっかりと「自分の軸」を持ち続け、「自分の軸を実現するための正しい選択」をする必要があります。
「目先の就職」に惑わされ、仮に軸を捻じ曲げて「就職」できたとしても、待っているのは「自分のとって興味のない仕事=転職」です。
※勿論、その時点の納得して入社して、仕事をする上で考えが変わり、結果転職するは全く問題ありません。ただ、「入社時から転職が目に見えている就職」は、管理人としては「どうなの…」と思ってしまいます。
管理人は、無料で「フランス語キャリア相談」を行っています。
もし、今就職・転職活動に行き詰っていて、自分の道が見えなくなってしまっていると感じている人がいたら、良かったら管理人までメールをください。
僕は新卒時に100社くらい落ちているので、人より多く失敗をしています。
そして、転職後は通常の営業担当者の3倍くらい結果を出したので、転職には成功したと思っています。
僕の「失敗」と「成功」の経験が、皆さんのお役に立てば、これ以上に嬉しいことはありません。
皆さんが、「ご自身にとって成功と思える就職にあり着けること」を、心から願っています。
À très bientôt
Kei
追伸
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