ネイティブの会話を聞き取るコツ~フランス語の口語体で起こる省略を覚える~

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こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭(@Kei_japonais)です。

この記事では、「フランス語を使って仕事がしたい」と思っているあなたへの参考情報として、「ネイティブの会話を聞き取るコツ」についてお話させて頂きます。

尚、今回の記事のアイデアは、Twitter上にてAちゃん(https://twitter.com/francebio_a)さんから頂きました。
「Aちゃん」さん、アイデアを頂き、本当にありがとうございます!

初めての方向けに自己紹介

管理人のプロフィール
  1. 東京生まれ東京育ち、仕事の都合で現在関西在住の36才。
  2. 大学生の頃にパリへの交換留学を経験(約1年間)。
  3. インバウンド業界で8年以上、日々フランス語と英語を使って仕事をしている。
  4. DELF B2(フランス語)・ TOEIC 825(英語)
  5. アンサンブルアンフランセ公認インフルセンサー
  6. 「フランス語の仕事に就きたい」という人を応援するフランス語キャリアアドバイザー

1. 口語体では否定文の Ne を省略する

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ネイティブの会話を聞き取るにあたって気をつけなければならないことがあります。
それは、大概のフランス人は口語体の時に否定文の Ne を発音せず、省略するということです。

僕はこれを知らず、留学中の最初の1ヶ月くらいは違和感と不安の連続でした。

例えば、Je n’ai pas faim (ジュ ネ パ ファン)と、本来の否定文は動詞をne pas で挟みます。

でも口語体だと、 J’ai pas faim (ジェ パ ファン)という形で、ne が省略されてしまいます。

これは何もne pas に限ったことではなく、ほぼ全ての否定文において発生します。

例文1:否定文のneの省略

Je n’ai plus faim (ジュ ネ プリュ ファン)

J’ai plus faim(ジェ プリュ ファン)

Je n’ai aucune idee (ジュ ネ オキューンニデー)

J’ai aucune idee(ジェ オキューンニデー)


この知識は、シャドーイング始めたてとか、留学開始直後のまだリスニング力に不安がある時に、ボディーブローのように聞いてきます。

というのも、まだ自分のリスニング力に自身がないので、「なんか否定文なのにneを言ってないように聞こえるんだけど、自分の聞き間違いかな?自分の耳がまだ慣れていないから、neが聞き取れないのかな」などと、疑心暗鬼に陥ります。

ご丁寧に ne を省略してアンシェヌマンするから、いつも正しい文法の音声を聞いている方は、余計に分からなくなります。

2. 口語体では否定文の il y a の il を省略する

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これも知ってると知らないでは、大きな差が生じるルールです。
まぁ当然、僕は知りませんでした。

本来であれば Il y a (イリヤ)と発音するのですが、口語体だと Il が省略され、 Y a (イヤ)となります。
※Il(イル) と y(イ) がリエゾンして、Il y a (イリヤ)と読みます。そして、この Il が無くなるので、Yのイという発音が残り、Y a (イヤ)となります。

例文2:Il y a の il の省略

1. Il y a une table(イリヤ ユヌ ターブル)

Y a une table(イヤ ユヌ ターブル)

2. Il y a beaucoup de tables(イリヤ ボクドゥ ターブル)

Y a beaucoup de tables(イヤ ボクドゥ ターブル)


これに否定文が来ると余計厄介なことになります。

例文3:Il y a の否定形における il と ne の省略

1. Il n’y a pas de table(イリニャ パ ドゥ ターブル)

Y a pas de table(イヤ パ ドゥ ターブル)

2. Il n’y a aucun problème (イルニャ オカン プろブレム)

Y a aucun problème (イヤ オカン プろブレム)

Il も ne も省略されてしまうので、上記のルールを知らないと最初の内は本当に戸惑います。

もはや Y a aucun problème ではなく、 Y a que des problèmes !(問題しか無い)という感じです。

3. 口語体ではTu es 及び Tu as の時、Tuの u を省略する

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これも是非覚えて於て下さい。
口語体では、Tu es 及び Tu as の時、Tuの u を省略します。

具体的にどういうことかというと、以下の通りです。

例文4:Tu の u の省略

1. Tu es où ?(テュ エ ウ)

 T’es où ?(テ ウ)

2. Tu as fait quoi ?(テュア フェ クヮ)

T’as fait quoi ? (タ フェ クヮ)

3. Tu n’as pas mangé ?(テュ ナパ マンジェ)

T’as pas mangé ? (タ パ マンジェ)

T’as pas encore mangé ? とか、最初言われた時は本当に混乱しました。
全然意味が分からなかった。

当時は「どうしてこんな省略があるんだろう?」とか思ったりもしましたが、日本語も「行ったの!?」とか、「食べたの!?」とか、平気で主語と目的語を省略しますからね。

日本語を学んでいるフランス人及び外国人の方々も、きっとすごく苦労しているんだろうと思います。

あとがき

シャドーイングでどんなにリスニング力を鍛えても、上記のルールを知らないと混乱してしまうと思うので、今回ご紹介した3つの省略は、是非とも覚えておいて下さい。

正直なところ、他にも口語体の場合において省略されるものはありますし、加えて、ネイティブの会話を聞き取るためには、「スラングを覚える」ことも、とても大切です。

ですが、これらはもうネイティブの会話にどっぷり浸かって覚えるしかないので、会話の中に出てきたら、タイミングさえ許せば都度確認をして、一つずつ覚えて行けば良いと思います。

À très bientôt
Kei

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