こんにちは!
フランス語学習者のRikaです。
今回は、リスニングの勉強方法についてお話します。
ちなみに、私のリスニング勉強方法はずばり!
シャドーイングです!
まず、初めての方向けに自己紹介。
・大阪出身で、現在も大阪に住んでいます。
・2006年からフランス語を始めました。大学に入ってからです。
・2008年~2009年に大学の交換派遣留学制度を利用し、パリ第七大学へ留学しました。当時は大学3年生~4年生でした。
・2011年に実用フランス語技能検定試験1級合格
・現在の仕事では英語を使う頻度が高いですが、たまーにフランス語も使います。
フランス語文法・読解について関心のある方は、以下の記事も読んてみてください!
1. シャドーイングとは~定義とその効果~
シャドーイングとは、ネイティブの発音を追いかけるように真似をして音読をする練習法を指します。
シャドーイングって、スピーキングの練習では?
と思われるかもしれませんが、リスニングとスピーキングは表裏一体的なところがあるので、シャドーイングもリスニング力の向上にとても効果的です!
シャドーイングの良いところは、まず発音が良くなります。
そして、ネイティブの発音を聞きながら音読をしますので、当然リスニング力も上がります。
同じ文章を繰り返しシャドーイングしていると、そのうちそっくりに発音ができるようになってきます。
つまり、最初は速くてよく聞き取れなかったネイティブの言葉を、自分が音読できるようになっているので、当然聞き取ることもできるようになっているというわけです。
ちなみに仏検1級を目指していた頃の私は、以下のようにシャドーウィングを行っていました。
- 初心者向け教材を30分
- 中級者向け教材を30分~60分
- 上級者向け教材を30分
最初は教材のスクリプトを見ながら追いかけて音読し、慣れてきたら何も見ずに読みます。
上級者向け教材は難しいので、これに手を付けるまでに、初級者向けを30分、中級者向け教材を1時間半ほど読み込む時期も大変長かったです。
シャドーイングの具合的なやり方については、フランスまとめサイト管理人の伊藤圭君の以下の記事に詳しく紹介されています。
2. オススメのシャドーイング教材
ここででは、各学習段階に応じたおすすめ教材について紹介させて頂きます。
2-1. 初級者にオススメなシャドーウイング教材
初級者にオススメなシャドーイング教材を選ぶポイントは、以下の二点です。
- 日本の出版社の教材で、旅行や日常会話などのとっつきやすい内容のもの
- 日本語訳がついていて、スクリプトの内容を明確に理解できるもの
そして、上記の条件を満たすRikaオススメのシャドーイング教材はずばり!
聴いてわかるフランス語ニュース: 基礎編
第三書房 第2版 2004年8月1日
著:ガブリエル=メランベルジェ、真紀=メランベルジェ
こちらは、30本のニュースが収録されており、子どもでもわかるような簡潔で短い文章によって一つ一つのニュースがまとめられています。
付属CDの発音もとてもゆっくりでクリアにされているので、シャドーウィングを始めるにはもってこいだと思います。
ただ、発売日が2004年となっていることもあって、取り扱っているニュースは少し古いと感じるかもしれません。
内容が少し古いという以外は、ネイティブのフランス語による音読練習ができますし、私は今でもこちらの教材を使っています。
ウォーミングアップに必ず5つほどのニュースをシャドーウィングしています!
2-2. 中級者にオススメなシャドーウィング教材
中級者にオススメなシャドーウィング教材を選ぶポイントは以下の点です。
少し長めの会話文や、
ニュースなどの文章を読むもの。
入門を終えたら旅で磨こう!実践フランス語―NHKラジオフランス語講座 (CDブック)
日本放送出版協会 2004年3月1日
著:中村 啓佑、アドリアナ・リコ=横山
実は、この参考書は私が大学のフランス語の授業で使っていたものです。
日仏カップルの夫婦がフランスへ旅行をするというストーリーがあって、旅の様々な場面での会話が載っています。
会話文はなかなかボリューミーで、日本語訳や文法の解説等もあるのでとても勉強になる教材だと思います。
CDの発音もゆっくりめでわかりやすいので、シャドーイングを通じて発音を真似をするにもちょうどいいです。
会話にユーモアがあるので、内容としても楽しめますよ!
また、以下の教材もとてもおすすめです。
Reussir le DELF 2010 edition: Livre B2 & CD audio
Didier 2010年9月1日
フランスの出版社が作成しているフランス語の教材です。
生憎、私が現に使用している教材は版が少し古いのかネットで発見できなかったのですが、概ねモノは同じです。
私が「いいなぁ」と思っているのはDidier社の、DELF-DALF対策として出版されている教材です。
中級であればレベルは、DELFDALFのA1~B2くらいが適しています。
会話の内容・スピード共に段違いにリアルで実践向き!
私はこのような教材を中級で2冊持っており、愛用しています。
私の場合、お目当ては巻末についている会話文の全スクリプトで、これを見ながらひたすらにシャドーイング、シャドーイング、シャドーイング・・・です!
私の場合はシャドーイングの前に一度全文を聞いて、意味・単語をすべてチェックした上で行います。
肝心の問題をちゃんと解くのが筋でしょうが、この手の問題集は作文をさせられることがしばしばあり、正確な答え合わせが自分ではなかなかできません。
しかも、日本語の説明文がないので、一度疑問点が浮上すると解決が困難になりモヤッとする可能性があるため、私は中身の問題には手を付けず、付属のスクリプトのみを使っています。
すぼらですね…(笑)
それで有効活用できてるの!?
と思われるかもしれませんが、すごく有効活用できています!
スクリプトをシャドーウィングして、暗唱できるくらいまでになると、めちゃくちゃ力がつきます。
2-3. 上級者にオススメなシャドーウィング教材
上級者にオススメなシャドーウィング教材を選ぶポイントは以下の点です。
フランスの出版社の教材で、ネイティブが本気スピードで話しているダイアログが豊富にあるもの。
Reussir le DELF/DALF 2005 edition: C1-C2 & CD audio
Didier 2007年9月17日
こちらは、私が使用しているものがヒットしました!
レベルはDELF-DALFのB2~C2レベルがよいと思います。
要点も勉強方法も、中級と全く同じです。
とても難しいですが、シャドーウィングをしてそっくりに発音できるようになったときの達成感がすごいですよ!
3. おまけ:フランス語のニュースを見る
ここからはおまけです。
純粋にリスニング力を鍛えるという意味で、余力があるときにフランス語のニュースを見るとリスニングの経験値が増えて耳が鍛ええられます。
ついでに、時事単語にも強くなります!
仏検1級を目指していた頃は、二日に一回くらい、現地メディアのフランス2のサイトから、看板番組である(と私が勝手に思っている)「20h」(20時のニュース)を一本見ていました。
正直、内容の理解度はトピックによってマチマチで、お恥ずかしながらちんぷんかんぷんのときもありました。
分からないとイライラしてパソコンをひっくり返したくなるものですが、あきらめずに凝視して、ちょっとでも単語を拾うことができたり、ニュースのトピックを理解することができるだけでも大いに収穫があるものだと思って、心を強く頑張りましょう!
…と自分に言い聞かせています。
以上、リスニングの勉強方法でした!
忘れてはならないもう一つ重要なポイントは、必ず毎日行うということです。
どうしても疲れている日は10分でもよいので、毎日継続して可能な限り大きな声で練習してみてはいかがでしょうか(^^)
それでは皆さん、またお会いしましょう。
Rika
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