こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭です。
今回は
一通り文法の勉強を終えました~!
仏検4級合格しました!
という、
所謂「中級レベルに達しつつある方」に向けた内容になっています。
もし「まだフランス語始めたばかりで、初心者のうちのフランス語の効率的な勉強法を知りたいです」という方がいらっしゃったら、下記の記事を読んでみて下さい。
初級者から中級者にステップアップするうえで一番大切なものは、
「いかにフランス語会話力を鍛えられるか」ということです。
この会話力を如何に効率的に伸ばすかが、初級から中級へのステップアップだけでなく、今後のフランス語力の向上にも大きく関わってきます。
とまぁこんな感じの話をしていくのですが、本題に入る前に、初めての人向けに自己紹介をさせて下さい。
1. フランス語中級者は仏検準2級~2級を目指そう!
管理人は、フランス語中級者にとっておすすめの資格は仏検準2級~2級だと考えています。
より具体的には、こんな風に考えています。
- 仏検3級=初級総括
- 仏検2準級=中級
- 仏検2級=中上級
その理由を、詳しく説明していきますね。
1-1. フランス語初級レベルと中級レベルの違いについて
フランス語の初級と中級の違いについて、具体的になんだと思いますか?
管理人は、「フランス語の読み書き・会話ができるか否か」だと考えています。
具体的には、こんなイメージです!
↓
- 初級は、将来フランス語の読み書きや会話はまだ難しいが、将来的にそれらのことができるようになるために、文法事項や基礎的なリスニング能力を養う段階。
- 中級からは、いよいよフランス語で読み書きや会話能力を養っていく段階です。
1-2. 初級から中級へのステップアップをカギを握るのはフランス語の会話力
フランス語の中級レベルは「基礎の学習」を終え、「フランス語作文」・「フランス語会話」の能力を養う段階です。
言い換えれば、ドンドンとフランス語でコミュニケーションが取れるようになってくる時ですね。
これに呼応するように、中級レベルのフランス語の資格試験になってくると、
筆記(ディクテーション)とフランス語での口頭試験が加わるようになってきます。
以下、仏検準2級の個人面接試験の詳細です。
個人面接試験 | 提示された文章を音読し、その文章とイラストについての簡単なフランス語の質問にフランス語で答える。フランス語での簡単な質疑応答。 (試験時間約5分) |
評価基準 | 日常生活レベルの簡単なコミュニケーション能力とフランス語力(発音・文法・語・句)を判定する。 |
面接試験の流れ
- 係員の指示で、一人ずつ面接室に入ります。
- 入室したら面接委員が着席するよう日本語で指示します。
- 着席すると、面接委員が受験者の名前と受験級を日本語で確認します。
- 次に面接委員が、フランス語の文とイラストがある「問題カード」を渡し、黙読するように指示します。黙読の時間は1分間です。この時、イラストもよく見ておいてください。
- 黙読が終わると、次に音読するように指示されます。よく聞こえるように読んでください。
- 音読が終わると、面接委員が「問題カード」の文の内容およびイラストに関してフランス語で5つの質問をしますから、フランス語で答えてください。答える際に「問題カード」を見てもかまいません。
- 質問が終わると、面接委員がその旨を告げますから、「問題カード」を面接委員にかえして退室します。
※DAPF 受験から結果通知まで より抜粋
というわけで、中級からは書き取り(ディクテーション)と会話力を鍛えないと、中々先のレベルに行けなくなってしまいます。
2. フランス語会話の勉強~おすすめの勉強方法・参考書・語学学校~
この章ではフランス語会話の勉強について、以下の3つのことについてお話させていただきます。
- おすすめの勉強法
- おすすめの参考書
- おすすめの語学学校
2-1. フランス語会話のための勉強法~シャドーイング~
フランス語会話力を高めるための勉強方法として、管理人は「シャドーイング」をおすすめしています。
シャドーイングとは、元々同時通訳者の訓練方法として用いられていました。
フランス語の一文を聞き終えてから繰り返す「リピート」と異なり、聞こえてくるフランス語文のすぐ後ろを影(Shadow)のように追いかける訓練方法です。
シャドーイングを通じて期待できる効果は以下の通りです。
- ネイティブスピーカーの発音の習得
- フランス語のリズムの習得
- フランス語の音の強弱の習得
- フランス語のイントネーションの改善
- リスニング力の強化
- スピーキング力の強化
- 語彙力の強化
2-2.フランス語会話のための勉強法~シャドーイングのやり方~
シャドーイングの具体的なやり方をご紹介します。
- まずテキストを見ずに前文を1回聞く
この段階では、何について話しているのか、ざっくりと内容をつかむようにします。 - シャドーイング(1回目)
テキストを見ず、聞こえてくるフランス語だけを頼りにシャドーイングします。途中でつまずいても、気にせず続けていきます。発音、イントネーション、リズムには注意をしましょう。 - スクリプトを確認する
スクリプトを確認して、文章全体の内容やメッセージを把握したり、聞き取れなかったり単語やわからない単語の意味を確認しましょう。 - シャドーイング(2回目)
テキストを見ずに、2回目のシャドーイングに挑戦します。文章の意味や単語を確認した後なので、1回目よりもスムーズにできると思います。
1回目で声が小さかったり、抑揚がないシャドーイングをしていた場合は、その点にも注意しながら練習すると効果的です。慣れてきたら文章の意味にも意識を向けながら取り組みましょう。
2-3. フランス語会話のための参考書~シャドーイングができる参考書がベター~
ここでは会話力アップのためのおすすめの参考書をご紹介します。
管理人のおすすめの参考書はこちら!!
このテキストの優秀なところは以下の3点です!
- 単語だけでなく文章も用意されており、音読を通じてフランス語の文章の作りや単語を覚えることができる。
- CDが付いているので、シャドーイング教材としても使える。
- 日本語訳も付いているので、いちいち単語の意味を調べる必要がない。
2-4. フランス語会話のための語学学校~マンツーマンレッスンができる学校~
会話力アップのための一番の近道は「フランス語を話すこと」です!
ただ、周囲にフランス人の友達でもいない限り、普通に生活をしていると中々フランス語で話す機会を得ることは難しい…。
というわけで、管理人はフランス語学校に通うことをおすすめしています。
とりわけ、グループレッスンではなくマンツーマンレッスンをおすすめしています。
なぜなら、マンツーマンレッスンは文字通り先生と自分の1対1のレッスンとなるため、否応なしに自分が話をしないと、レッスンにならないからです。
あと、グループレッスンよりも発話の回数が増えるのも訓練としては魅力的だと思います。
学校としては、管理人は断然アンサンブルアンフランセをおすすめしています!
理由は主に以下の3つ。
- 料金が非常に良心的!
- にもかかわらず先生の質は高い!
- オンラインレッスンなので、いつでもどこでも好きなところでレッスンを受けられる!
アンサンブルアンフランセのサービスや料金に関する詳細は以下の記事が詳しいので、関心がある人は是非とも読んでみて下さい。
3. 管理人が中級者だった頃の勉強法
管理人が「自分は今は中級レベルかな?」と思ったのは、フランス語の勉強をし始めて1年が経った大学2年生の春頃でした。
そこから、留学に行く大学4年生の夏ごろまで、約2年ほど「中級者レベルをうろちょろしていた」と思います。
3-1. 管理人が中級者だった頃の勉強法~文法編~
この頃は一通り文法の勉強を終えていたので、
初心者の頃から使用している以下の参考書を使って、文法の復習に力入れていました!
「1日1単元」というルールを決めて、ひたすらアホみたく毎日毎日繰り返し勉強をしていました。
3-2. 管理人が中級者だった頃の勉強法~語彙・シャドーイング編~
語彙の強化とシャドーイングに関しては参考書を使っていました。
この参考書に関しても、「1日1単元」というルールを決めて勉強。
当時はiPodがまだ主流だったので、iPodに参考書のCD音源を入れて、ひたすらシャドーイング・音読を繰り返していました。
3-3. 管理人が中級者だった頃の勉強法~会話力編~
最初は前述の文法・語彙・音読・シャドーイングに力を入れて勉強をしていたのですが、
それでも「会話力が確実についているな」という自信が持てないでいました。
そんな時、アンスティチュ・フランセ東京(当時は東京日仏学院)のとあるイベントで大学の先輩に出会います。
彼、昔はフランス語が全然話せなかったのに、その時はものすごく上手になっていたんです。
彼にフランス語の上達に秘訣を聞いてみると、「実は駅前留学のNOVAに通っている」とのこと…。
これは、自分もNOVAに通って、実際にフランス語で話す訓練をしないとダメだ!
と考え、大学生の身でありながら2年契約のローンを組んでNOVAに通い始めます。
ちなみに、NOVAで組んでいたローンは一度も管理人による支払い遅延が無かったことから、クレジットカード会社が「NOVAの事業停止と同時に、管理人への請求は取りやめる」という措置を取ってくれました。
管理人が支払いできていなかった分のローンがどうなったのかは、正直不明ですが、管理人としてはとても救われた気持ちでした。
東京日仏学院の授業はとっても素晴らしかったのですが、どちらかというと先生がフランス語で説明をして、生徒は聞くことが中心。
先生に指名されたり、質問がある時だけフランス語を話すという感じだったので、「会話力を上げるという目的の達成は難しいかな」と感じていました。
なので、大学の近くにあったNouvelle Écoleという飯田橋にある語学学校に通い始め、ここでフランス語のマンツーマンレッスンを再開することにします。
このNouvelle Écoleのマンツーマンレッスンは本当に最高でした!
というのも、フランス語のレッスン内容は勿論のこと、先生は管理人の1歳年上と年齢が近く、しかもなんと管理人が留学先に行く予定であったパリ第七大学ご出身の方だったんです!
というわけで、毎回のレッスンはフランス語会話を鍛える機会になっただけでなく、留学先の情報を収集できる貴重な機会となりました!
3-4. 中級者だった頃の管理人からのアドバイス~早めに会話の訓練を始めよう~
この章の冒頭でお伝えした通り、僕は大学2年生の春から大学4年生の夏頃まで、約2年間以上中級レベルから上に行くことが出来ませんでした。
原因はただ一つ!
中々フランス語会話の訓練を始めなかったからです!
実は僕、NOVAに行き始めたのは大学2年生の秋頃からだったんです。
実は文法の勉強を終えた大学2年生の春から秋頃までは、「会話力を高めないといけないな…」と頭では分かっていたものの、「でも語学学校に行くお金は無いし…」と、語学学校に通って会話の訓練の機会を得ることはせずに、ただひたすらに文法とシャドーイングの勉強ばかりをやり続けていました。
文法とシャドーイングの勉強は確かに会話力アップのためには大切です。
でも、やっぱり一番大切なのは実際にフランス語で会話すること。
この訓練なしには、フランス語はいつまで経っても話せるようにはなりません。
なので、皆さんにこれだけは言いたい!
文法の勉強を終えたら、一日でも早く実際にフランス語を話す機会を得るようにして下さい!
会話の訓練無しに、フランス語が話せるにはなりません!
確かにフランス語学校はお金がかかります。
でも、今はアンサンブルアンフランセの様にマンツーマンレッスンを本当にお値打ち価格(月4コースなら50分間のレッスンが1回あたり2,600円)で受けることができます!
これは本当に破格です!
管理人と同じ過ちはおかさず、皆さんには適切なタイミングでフランス語会話の機会を得て頂ければと思います!
À très bientôt
Kei
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