念願のフランス担当になって、「これはちょっと困ったなぁ」と思ったこと

こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭(@Kei_japonais)です。

2013年11月に現在勤務しているインバウンド専門の旅行会社に転職し、ついに念願のフランス語を使って仕事が出来るようになったのは良かったものの、少し仕事をしてみて、「これは案外困ったなぁ」と思う問題にぶつかりました。

これは、皆さんがフランス語を使ってフランスの方々と仕事をするようになったら、僕と同じように必ずぶち当たる問題だと思います。

というわけで、近い将来皆さんがフランス担当になった時のために、どんな問題が生じるのかと言うことを僕の体験も話しながら2つご紹介させて頂きます。

この記事を読むと分かること
・フランスの人たちと仕事をするようになったときに生じる問題が2つ分かる
・これら問題の対処方法が分かる。

初めての方向けに自己紹介。

管理人はフランス語と英語を使って仕事をしています
・社員数約480人のインバウンド専門旅行会社に勤務。
・大手旅行会社のグループ会社の一つ。
・取引国はほぼ全世界。
・2013年11月に転職で入社。
・海外営業部のヨーロッパを担当する課に所属し、7年以上フランス語と英語を使って仕事をしている。
・総合旅行業務取扱管理者という旅行に関する国家資格も一応持ってる。
・大学生の頃にパリに約1年間交換留学を経験。

1. フランス担当になって困ったこと①~時差があること~

フランス担当になって最初に困ったことは、時差です。

フランスと日本は基本的に8時間、フランスがサマータイムの時(例年3月下旬~10月31日まで)は7時間の時差があります。

例えば、日本の18時はフランスの午前10時あるいは9時、日本の15時はフランスの午前7時あるいは6時となります。

この時差が結構厄介です。

仮にフランスからメールで依頼が入っていたとして、その依頼内容にちょっと不明瞭なところがあり、「確認したいな」となっても、その回答はフランスの担当者が出社直後にロケットスタートで回答してくれたとしても、日本時間のオフィスの閉まる頃。

これが緊急案件で、その日中に回答しないとならない場合は、この時間から動き出すことになります。

僕は残業をすれば対応できますが、関係諸機関はそんな事情は知らないので、定時に上がってしまっていたりすると、もうアウトです。
回答は翌日になってしまいます。

それから、「よし!今日は来ていた依頼も全部さばけたし、定時で上がれるな!久しぶりに友達と一杯行こうかな♪」と、るんるん気分で約束を取り付け、「じゃあ18時30分に京都駅で!」とLINEを送ったにも関わらず、17時45分にフランスから電話がかかってきて、「圭!ごめん!どうしても今日対応しないと行けない緊急案件があるんだけど、なんとか助けてもらえないかな!?」となり、自分から誘った飲み会に遅れていったり、ドタキャンをしたことも何度もあります。

時差があるからこそ、ある程度仕事の流れが読めるところもあります。
ですが、逆に時差が仇となって、仕事の流れが読みにくくなることも多々あります。

2. フランス担当になって困ったこと②~休日が異なる~

フランス担当になって半年近くが経ち、入社して最初に迎えたゴールデンウィークで問題は発生しました。

今まで日本人の僕にとって当たり前の事過ぎて全然気がつかなかったんですけど、実はゴールデンウィークって日本独特の連休なんですよね。

フランスにはゴールデンウィークなるものは全く存在しないので、僕が休んでいる間も普通にバリバリ仕事をしています。

というわけなので、連休明けにフランスからの膨大な量の見積もり依頼を見つけた時は、発狂しそうになりました(笑)

結局ゴールデンウィーク明けの土曜日と日曜日に代休が発生しないギリギリの時間を勤務することで、たまった仕事をさばくことができたのですが、「こんなことになるなら、最初からゴールデンウィークも一日ぐらい出社して、週末ゆっくり休みたかったな・・・」って思いました。

ちなみに、この「フランスと日本で休日が異なる」ということは、何もゴールデンウィークだけが当てはまるわけではありません。

週末以外の日本の祝日のほぼ全てが当てはまります。

というわけで、日本に初めてシルバーウィークなるものが導入された時も、シルバーウィーク明けは発狂しそうになりました(笑)
※僕の会社には、「祝日に出社をする場合は課長職以上(管理監督者及び管理監督者の代理を務められる物)が出社をしていなければならない」というルールがあるので、一社員の個人の判断だけでは中々出社が出来ず、祝日はどうしても休まなければならないことの方が多いです。

それから、これはそれぞれの会社のパターンにもよると思いますが、ビジネス上の関係で捉えると、僕にとってはフランスのパートナーというのはお客様であって、フランスのパートナーにとっては、僕は業者の人間なわけです。

従って、仮に「日本は平日、フランスは祝日」という日であっても、僕から先方に督促を入れることはほとんどありません。
勿論、どうしても必要な場合は個人携帯に電話をかけたりしますが、基本的には「今回答もえらないと、後々こっちが厳しくなるなぁ・・・」とか思っても、督促はしないようにしています。

でも、フランスのパートナーは違います。
彼らにとって、僕は業者です。

大半のパートナーが、「日本は祝日だから」ということを理解してくれていて、こちらが祝日の時に督促をしたり、携帯に連絡をしてくることはありませんが、たまにそんなことお構いなしにバンバン連絡をしてくる担当者がいます。

フランスは「一人一人の権利」というものをとても尊重する国ですが、同時に「階級社会」でもあります。
フランスのパートナーと僕の間に、明確な階級というものは存在しませんが、「顧客と業者」という関係は存在しますので、こちらが「今祝日なので、対応できません」とか言ったが最後。
もう一緒に働いてくれなくなります。
つまり、顧客の喪失です。

というわけなので、休日であって結局対応しなければならないことが多々あります。
これは、僕が営業担当者で、且つフランスのパートナーから見て業者に値するという点が大きく関係しているとは思います。

3. 「時差」・「異なる休日」問題への対処法

最後に、この「時差」・「異なる休日」問題への対処法についてご紹介をさせて頂きます。
ちなみに、これはあくまで僕の個人的な対処法となります。

「時差」及び「異なる休日」という問題に共通している点は、「日本側がフランス側の急な依頼によって振り回される」という点です。

時差によって、日本の業務終了時間直前がフランスの始業時間となり、そこから急な依頼を差し込まれることによってこちら側は予期せぬ残業を強いられます。

また、フランスと日本の休日が異なるため、日本の休日に普通に仕事をしているフランスから緊急の依頼があり、休日対応を迫られてしまいます。

これらの問題対する対処法はただ一つ、「本当にその依頼が緊急かどうか見極める」こととなります。

以前、以下の記事で紹介したことがあるのですが、フランス人は「ダメで元々!取りあえず言ってみよう」という気質を持っている人が多いです。

これは、「自分の思っていることは、ちゃんと相手に言葉で伝えないと、伝わらない」という教育をフランス人が受けてきていることが影響していると思います。

なので、フランスのパートナーは「本当に緊急なこと」と「まだ対応してもらわなくても大丈夫だけど、今やってもらえたら嬉しいこと」を、ほぼ同じ勢いで連絡をしてくる傾向があります。

この場合、前者を「日本側でも緊急対応が必要なこと」、後者を「翌営業日でも問題ないこと」と、僕は解釈をしています。
なので、僕は前者の場合は、こちらの状況に関係なく対応しますが、後者の場合は基本的に次の出社日に対応するようにしています。

では、どのようにこれを見極めているのか?
その方法は、これです!

最初の連絡は、対応せずに放っておく!

電話とかメールが来ても、一回目は応答せずに放っておきます。

人間というのは、基本的に思っていることが行動に現れます。
なので、「今対応してもらわないと本当にヤバい!」ってものは、その後何回も連絡が入ります。
相手も必死なので、なんとかしてこちらを捕まえようとしてきます。

でも、「実際のところ、翌営業日でも大丈夫なんだよね」程度のことは、その後連絡はありません。
「まぁダメで元々!もしこの連絡で圭がつかまったら、お願いしちゃおう!」くらいのノリですね(笑)
なので、後者の場合は最初の電話・メールに応答しないことがポイントです。

次の出社日に「社用携帯を会社においてきてしまっていた」とか「メールに気がつかなくて、今日出社して初めて気がついた」など、適当に言い訳してごまかします。
相手も「ダメ元!」で連絡してきているので、「迷惑料」だと思って、こちらもいけしゃあしゃあと嘘をつきます(笑)

この方法で、だいぶ緊急対応の数を減らすことが出来たので、僕としてはかなりオススメです。
最初のうちは見極めが難しいと思いますが、ある程度業務になれてきたら、勘も働いてくるともいます。
その時は、是非とも試してみて下さい。

あとがき

フランス担当になって「困ったこと」として、今回は「時差」と「休日が異なる」ということについてご紹介をさせて頂きました。

これらの問題によって、日本側は振り回されることも多いのですが、予期せぬ連絡が入ったときに「この連絡の緊急度」を見極めることによって、かなりの数の「必要の無い緊急対応」を減らすことが出来ます。

近い将来皆さんがフランス担当となり、業務に慣れてきたあかつきには、是非とも試してみて頂きたいと思います。

ちなみに、「休日が異なるが故に、休み明けにめちゃくちゃ仕事がたまっている」という問題は、もう割り切ってこちらの休日中は楽しみ、出社後は週末の出勤を覚悟するしかないです(笑)

ただ、「あぁ、めちゃくちゃ仕事たまっているだろうな」と覚悟するだけでも、全然気持ちが違います。
日本側で連休に入る前も、死ぬ気でたまっていた仕事をさばききってから連休に入るようになるので、想像以上に効果がありますよ。

À très bientôt
Kei

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