
こちらのコーナーでは、「サッ!」と気になる文法事項を確認できることを目指しています。
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- 東京生まれ東京育ち、仕事の都合で現在関西在住の36才。
- 大学生の頃にパリへの交換留学を経験(約1年間)。
- インバウンド業界で8年以上、日々フランス語と英語を使って仕事をしている。
- DELF B2(フランス語)・ TOEIC 825(英語)
- アンサンブルアンフランセ公認インフルセンサー
- 「フランス語の仕事に就きたい」という人を応援するフランス語キャリアアドバイザー
1. 特殊な代名詞とは
特殊な代名詞は3つあります。
en, y, le
これら3つの代名詞がどういう意味で特殊かというと、以下の2つの理由が挙げられます。
①「代名詞」ではあるものの、「副詞」や「形容詞」の代わりになることもできる。
②目的語のように「動詞(複合過去なら「助動詞」)の前に置かれる
2. en が代わりとなるモノ
en は以下の5つの代わりになることができます。

次の章でそれぞれの例文を見てみましょう。
3. それぞれの用法の例文
A:Vous venez du Tokyo ?
B: Oui, j’en viens. ← Oui, je viens du Tokyo.

du Tokyo という部分が en に代わり、viens という動詞の前に置かれます。
このように特殊な代名詞は「繰り返しを避ける」ために用いられます。
A:Tu es content de ce résultat ?
B: Oui, j’en suis content ! ← Oui, je suis content de ce résultat.
※ちなみに否定文は Non, je n’en suis pas content. となります。
A:Il a des enfants ?
B:Oui, il en a. ← Oui, il a des enfants.
A: Tu veux du vin ?
B: Oui, j’en vieux. ← Oui, je veux du vin.
A: Il y avait beaucoup de personnes ?
B: Oui, il y en avait beaucoup ! ← Oui, il y avait beaucoup de personnes.
※数・量は動詞の後に置かれます。
例:もしも3人しか人がいなかった場合。
A: Il y avait beaucoup de personnes ?
B: Non, il n’en avait que trois. ← Non, il n’y avait que trois personnes.
※ne ~ que で「~しかない」という意味になります。
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