フランス語の勉強を始めたばかりで、フランス語検定5級を受験しようしている友達がいるんだけど、こんな疑問を持っているみたい。
- フランス語検定5級ってどんな試験なの?
- 合格するためにはどんな対策をすればよいのかな?
- 4級と併願しても大丈夫かな?
- フランス語検定5級って履歴書に書けるの?
フランス語の勉強を始めたばかりの人は、「フランス語検定」って言われても、いまいちどんな試験かイメージが湧かないですよね。
このサイトの管理人は、2013年11月から約9年以上に亘ってフランス語を使って仕事をしています。
資格としても「フランス語検定準1級にあたるDELF B2(デルフ ベードゥ)」という資格を持っており、フランス語学習歴も15年以上なので、フランス語検定5級に関する質問に答える知識は十分にあると考えています。
というわけで、今回の記事では、以下のことをご紹介させて頂きます。
- フランス語検定5級の概要
- フランス語検定5級に合格するための準備
- フランス語検定5級の出題内容と対策
- フランス語検定何級から履歴書に書けるのか?
今回の記事を読んでしっかり対策をすれば、フランス語検定5級に間違いなく合格できるだけでなく、今後のフランス語学習の目標やヒントも見つけられると思います!
- 1. フランス語検定級5ってどんな試験?
- 2. フランス語検定5級に合格するための準備
- 3. フランス語検定5級の出題内容~筆記試験と聞き取り試験~
- 4. 是非ともフランス語検定4級との併願にもチャレンジしてみて!
- 5. フランス語検定は何級から履歴書に書けるのか?
- まとめ:フランス語検定5級は、今後のフランス語学習の「入口」
1. フランス語検定級5ってどんな試験?
まずは試験概要について、一つずつ一緒に確認していこうね!
1-1. フランス語検定5級のレベル
フランス語検定5級は、「初歩的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができるレベル」とフランス語検定の実施元である公益財団法人フランス語教育振興協会によって定義されています。
まさしくフランス語学習を始めたばかりの人の向けの試験です!
1-2. フランス語検定5級では、どんな問題が出題されるの?
フランス語検定5級では、こんな問題が出題されるよ!
- 読む:初歩的な単文の構成と文意の理解、短い初歩的な対話の理解。
- 聞く:初歩的な文の聞き分け、挨拶等日常的な応答表現の理解、数の聞き取り。
- 文法知識:初歩的な日常表現の単文を構成するに必要な文法的知識。動詞としては、直説法現在、近接未来、近接過去、命令法の範囲内。
1-3. フランス語検定5級の試験時間は?
試験時間は45分
感触としては、普通に勉強をしている人であれば、試験時間にはかなりゆとりがあると思います。
比較的ゆっくり解いても、全く問題ありません。
1-4. フランス語検定5級の合格点は?
2020年の合格点は100満点中60点だったよ。
ちなみに、試験の内訳はこんな感じ!
- 筆記:問題数7題、配点60点。試験時間30分。マークシート方式。
- 聞き取り:問題数4題、配点40点。試験時間15分。マークシート方式、一部数字記入。
1-5. フランス語検定5級の直近の合格率は?
直近の過去三回分の合格率は以下の通りです。
- 2021年秋:85.6%
- 2021年春:88.9%
- 2020年秋:85.4%
10人中、8人~9人の人が合格しているから、かなりの確率で合格できそうだよね!
1-6. フランス語検定5級に合格するために必要な学習時間は?
フランス語検定5級に合格するために必要な総学習時間は50時間と言われているよ!
ちなみに、50時間は、大学で週1回の授業なら1年間、週2回の授業なら半年間の学習に相当します。
1-7. フランス語検定5級に合格するために必要な語彙数は?
合格に必要な語彙数は550語程度と言われています。
フランス語検定5級に出題される全てのフランス語の文章を理解しようと思ったら、確かに550語くらい必要かもしれません。
ただ、「合格」だけに視野を当てた場合は、感覚としては必要な語彙数はもっと少ないと思います。
1-8. フランス語検定5級はいつ実施されるの?
毎年春と秋の年2回実施されています。
2022年はこんなスケジュールだよ!
- 春季:6月中旬に試験実施(願書提出期間は4月1日~5月中旬まで)
- 秋季:11月中旬に試験実施(願書提出期間は9月1日~10月中旬まで)
1-9. フランス語検定5級の出願方法は?
出願方法は「郵送申し込み」と「インターネット申し込み」の2つの方法があります。
1-9-1. 郵送申し込みの流れ
まず郵送での申し込みの流れを一緒に見て行こうね!
1-9-1-1. 願書を入手する
まずは以下の方法で願書を入手します。
- フランス語検定事務局の請求フォームから願書を請求
- フランス語検定事務局のホームページから「募集要項」と「願書」をPDFでダウンロードし、印刷。
- フランス語検定事務局に電話で「募集要項」と「願書」を請求。
- 出願受付期間2日前までに届くように、「郵便番号」・「住所」・「氏名」・「電話番号」をフランス語検定事務局に郵送で連絡。
- 全国約350の書店・大学生協で願書を入手。
1-9-1-2. 願書に必要事項を記入する
受験要項P10-11を参照して、願書に必要事項を記入します。
1-9-1-3. 検定料を支払う
郵便振替、銀行振込、書店・生協で検定料を振込・支払います。
- 郵便振替先:00130-8-40484 公益財団法人 フランス語教育振興協会
- 銀行振込先①:みずほ銀行 九段支店 普通口座8034198 公益財団法人 フランス語教育振興協会 検定口
- 銀行振込先②:三井住友銀行 飯田橋支店 普通口座5061932 公益財団法人 フランス語教育振興協会
- 書店・生協:検定料の振込を受け付けている店舗で、所定の伝票に記入の上、支払い。
出典:公益財団法人フランス語教育振興協会 郵送申込 より一部抜粋
1-9-1-4. 願書を郵送する
領収書またはそのコピーを願書に貼付けて、下記の仏検センターまで郵送します。
〒150-8681 渋谷郵便局留
仏検受付センター
1-9-1-5. 受験票を受け取る
受験票を郵送で受け取ります。
1-9-2. インターネット申し込みの流れ
次に、インターネット申し込みの流れを見て行こう~!
申し込み手続きも郵送より楽ですし、合否発表をWEB上から確認できるようになるので、インターネット申し込みが断然おススメです!
1-9-2-1. 仏検インターネット申込メインメニューに進む
まず、「仏検インターネット申込メインメニュー」をクリックします。
1-9-2-2. IDを取得する
「仏検インターネット申込メインメニュー」でメールアドレスとパスワードを登録し、マイページへアクセスするためのIDを取得します。
1-9-2-3. 出願者情報を入力
IDとパスワードを入力して「マイページ」にログインし、受験級・受験地など、出願に必要な情報を入力。
1-9-2-4. 検定料の支払い
クレジットカードによるオンライン決済あるいはコンビニで検定料を支払います。
1-9-2-5. 受験票を郵送で受け取る
受験票を郵送で受け取ります。
1-10. フランス語検定5級の検定料は?
検定料は4,000円です!
ちょっと良い居酒屋で飲み放題込みのコースを頼むくらいの値段ですかね。
2. フランス語検定5級に合格するための準備
この章では、フランス語検定5級に合格するための準備についてご紹介します。
その際、以下の2つのパターン別にするべき準備をご紹介させて頂きます。
- 現在大学生で、フランス語の授業を大学で受けている。
- 全くの独学でフランス語の勉強を始めたばかり。
2-1. 前提条件!フランス語検定5級はそこまで難しくない
これが油断に繋がってしまったら申し訳ありませんが、はっきり言ってフランス語検定5級はそこまで難しくないです!
なので、正直そこまで大掛かりな準備は必要ありません。
10人受験したら、8人以上の方が合格するくらいの難易度ですから、比較的簡単な部類に入ると思います。
直近の過去三回分の合格率
- 2021年秋:85.6%
- 2021年春:88.9%
- 2020年秋:85.4%
2-2. 大学で授業を受けているなら、特段試験対策は不要
もしあなたが大学1年生で、大学で必修でフランス語の授業を受けているなら、「過去問あるいはサンプル問題を解く」以外に、特別な対策は必要ありません。
普通に大学の授業を受けているだけで、十分合格に足る知識を得ることができます。
参考書も特に必要ありません。
授業で使用している教科書があれば十分です!
2-3. 独学でフランス語の勉強を始めたばかりなら、CD付の参考書があった方が良い
もしあなたが独学でフランス語の勉強を始めたばかりなら、「CD付の参考書はあった方が良い」です。
フランス語検定5級には聞き取り試験があります。
独学で「1回もフランス語の発音を聞いたことが無い」という状況ですと、流石にこの聞き取り問題に正解するのはキツイ。
というわけで、是非ともCD付の参考書を購入頂き、ちゃんと発音を聞く勉強もした方が良いです。
もうすでにCD付の参考書をお持ちであれば、特に新しく買い直す必要はありませんので、今お持ちの参考書でしっかり勉強していただければ、大丈夫ですよ!
2-3-1. CD付の参考書をお持ちでない方へ:管理人おすすめの文法の参考書
CD付の参考書をお持ちでない方には、こちらの参考書をおすすめさせて頂きます!
「文法」と聞くと、すごくお堅いイメージが浮かぶものですが、この参考書はわざと「フランク」な口調で語られているのでとっつき安く、何よりも全ての単元の説明がすっごく分かりやすいです!
勿論CD付属なので、フランス語の発音も確認可能。
練習問題も付いているので、勉強後の理解度チェックや復習もしやすく、管理人一押しの参考書です!
管理人はDELF B2(フランス語検定準1級相当)合格時も、この参考書を使って文法の勉強をしていました。
2-3-2. フランス語検定3級・4級も視野に入れている人へ:おすすめの単語集
フランス語検定5級には、文法の参考書に出てくる単語だけで十分対応できますが、「3級・4級取得を見越して、今の内から単語の勉強をしたい」という方には、以下の参考書がおすすめです。
頻出単語ばかりまとめられているので、日常の勉強に使用できます!
例文が記載されているので、文章の中で単語を覚えることができるところも嬉しいです。
CD付属なので、短い文章の音読やシャドーイングにも最適!
2-4. フランス語検定5級の合格を目指すなら、サンプル問題を活用しよう!
フランス語検定を実施している公益財団法人フランス語振興協会のホームページには、「サンプル問題」という名の過去問題(約10年ほど前に実際に出題された問題)が掲載されています。
サンプル問題(聞き取り音源)が掲載されているページはこちら
資格試験だけでなく、受験勉強もそうだと思いますが、過去問を解くことで問題傾向を掴んだり、間違えたところを復習することは、合格のためにとても重要です。
管理人も、DELF B2は勿論のこと。
旅行の国家資格である「総合旅行業務取扱管理者」などは、繰り返し過去問を解き、間違えた問題を復習することで、合格するに足る力をつけて行きました。
問題傾向を掴むこと、間違えた個所を復習することは本当に大切なことなので、かならずサンプル問題は解くようにして下さい!
先ほど、約10年ほどの前の試験とご紹介しましたが、最新の公式過去問集とサンプル問題の内容を確認したところ、殆んど内容に差はありませんでした。
というわけで、10年ほど前の試験問題だったとしても、十分今の試験対策として活用できるはずです!
2-4-1. 3級・4級取得も目指す人へ:おすすめの過去問題集
繰り返しとなりますが、フランス語検定5級の合格を目指すなら、公益財団法人フランス語教育振興協会のホームページに掲載されている「サンプル問題」に取り組み、間違えたところを復習するだけで十分です。
ただ、「フランス語検定3級・4級も取得したい!」と考えていらっしゃる方は、以下の公式問題集を購入された方が良いと思います。
これは公益財団法人フランス語教育振興協会が著者であるフランス語検定の公式問題集です。
2020年秋季と2021年春季&秋季の合わせて3回分の実施問題だけでなく、しっかりと解説が掲載されているで、間違えた問題の復習にも最適!
5級・4級・3級と3つの級の過去問が掲載されているから、これ一冊で3級までの対策はバッチリです!
勿論、聞き取り問題用のCDも付いています。
3. フランス語検定5級の出題内容~筆記試験と聞き取り試験~
この章では、合格に必須であるサンプル問題(過去問題)の内容を各試験項目ごとに確認することで、問題傾向を掴みつつ、各設問の対策をご紹介します。
フランス語検定5級は以下の2つのパートで構成されていましたね。
- 筆記試験
- 聞き取り試験
最初に筆記試験について確認し、続いて聞き取り試験について確認していきます。
このブログでは著作権の観点から、各大問ごとに1問しか紹介をしていません。
なので、必ずご自身でサンプル問題を見て、全問解くようにして下さい。
3-1. フランス語検定5級の出題内容~筆記試験~
じゃあ、まずは筆記試験から見てみようね!
まずは試験の概要を確認!
筆記:30分(30問 60点満点)
- 冠詞、指示形容詞、所有形容詞(穴うめ・選択)…5問(10点)
- 動詞活用(穴うめ・選択)…5問(10点)
- 語順(語句の並べ替えによる仏文作成・選択)…4問(8点)
- 応答文(仏文選択)…4問(8点)
- 語彙(選択)…4問(8点)
- 対になる表現・語句(絵の内容に対応する仏文選択)…4問(8点)
- 会話文(穴うめ・選択)…4問(8点)
3-1-1. 筆記大問1:冠詞、指示形容詞、所有形容詞~サンプル問題と対策~
今度は、各大問ごとに出題傾向をサンプル問題を見ながら確認していきましょう!
まず大問1では、適切な冠詞、指示形容詞、所有形容詞を選択する問題が出題されます。
大問1の対策
その名詞が男性名詞なのか女性名詞なのかをしっかり覚えること。
それから、定冠詞(le, la, les)・不定冠詞(un, une, des)・指示形容詞(ce, cette, ces)・所有形容詞(mon, ma, mesなど)の男性系・女性系・複数形をきっちり覚えておくといいよ!
3-1-2. 筆記大問2:動詞の活用~サンプル問題と対策~
筆記試験の大問2では、動詞の欄が空欄になっていて、主語に応じて正しいものを選ぶ問題が出題されます。
大問2の対策
現在形の活用しか出題されないから、①-er動詞、②-ir動詞、③-re動詞、④-oir動詞の活用をしっかりと覚えておこうね!
それから、不規則動詞(être動詞とavoir動詞)の活用も忘れずに!
3-1-3. 筆記大問3:語順並べ替え問題~サンプル問題と対策~
筆記試験の大問3では、選択肢として与えられた語句を並び替えて、指定の()に入る語句を選ぶ問題が出題されます。
大問3の対策
現在形のフランス語の文章の作り方(基本的にはSVO)をマスターしておく必要があるよ!
それから、否定形・近接過去・近接未来の作り方や、提示表現にどんなものがあるのか、あとは形容詞は名詞の前・後ろのどちらからかかるのかも、しっかり覚えておこうね!
3-1-4. 筆記大問4:応答文~サンプル問題と対策
筆記試験の大問4では、質問に対して適切に答えている文章を選ぶ問題が出題されます。
大問4の対策
疑問形の作り方をしっかり覚えるとともに、文章の意味が分かるように教科書や参考書に出てくる単語を意味をちゃんと覚えて、語彙力もつけておこうね!
3-1-5. 筆記大問5:語彙~サンプル問題と対策~
筆記試験の大問5では、単語の意味をきちんと理解しているかを問う問題が出題されます。
大問5の対策
大問4と同様に、教科書・参考書に出てくる知らない単語の意味はきちんと調べて、語彙力をつけるようにしておこうね。
3-1-6. 筆記大問6:対になる表現・語句~サンプル問題と対策~
筆記試験の大問6では、「絵」が示しているものを表している文章を選択する問題が出題されます。
大問6の対策
この問題も、単語の意味をしっかり知っていることが大切だよ!
あと、否定形や前置詞についても触れられているので、ここもしっかり確認しておいてね!
3-1-7. 筆記大問7:会話文~サンプル問題と対策~
筆記試験の大問7では、会話文の中に適切な言葉を入れる問題が出題されます。
大問7の対策
動詞や形容詞、疑問詞や前置詞の意味や役割をきちんと理解していることが大切だよ。
あとはやっぱり、きちんと前後の文脈を理解するための語彙力も必要になってくるよ!
3-2. フランス語検定5級の出題内容~聞き取り試験~
今度は、聞き取り試験の問題概要について確認するよ!
聞き取り:15分(20問 40点満点)
- 応答文(仏文選択)…5問(10点)
- 数(マーク式による記入)…5問(10点)
- 短文(仏文に対応する絵の選択)…5問(10点)
- 男性・女性、単数・複数、肯定・否定の区別(仏文に対応する絵の選択)…5問(10点)
3-2-1. 聞き取り大問1:応答文~サンプル問題と対策~
聞き取り試験の大問1では、短い疑問文が3回読まれたのち、読まれた疑問文に対して正しい回答を選ぶ問題が出題されます。
聞き取り大問1の対策
筆記大問4(応答文)と同様に、疑問文の作り方をきちんと把握していると高得点が狙えるよ!
リスニング対策として、CDが付いている参考書を使って疑問文の例文を繰り返し聞いてみて!
ちなみに、もしも管理人さんのおすすめの参考書である「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある![改訂新版]《CD付》」で勉強するなら、この本の単元「9. 疑問形」と「12. 疑問副詞 疑問代名詞」をCDを聞きながらしっかり勉強すると効果的だよ!
3-2-2. 聞き取り大問2:数を聞き取る問題~サンプル問題と対策~
聞き取り試験の大問2では、数字が含まれた短い文章が3回読まれ、読まれた数字をマークシートに記入する問題が出題されます。
聞き取り大問2の対策
この大問は1~20までの数字をきちんと把握していると高得点が狙えるよ!
リスニングに関しては、大問1と同様にCDが付いている参考書を使って疑問文の例文を繰り返し聞いておくとよいかな。
「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある![改訂新版]《CD付》」なら、この本のP57とP63にそれぞれ数字の「1~10」と「11~20」が紹介されているよ。
3-3-3. 聞き取り大問3:短文を聞き取る問題~サンプル問題と対策~
聞き取り試験の大問3では、状況を説明する短い文章が3回読まれ、読まれた状況を示す絵を選択する問題が出題されます。
聞き取り大問3の対策
この大問3では、現在形や疑問形、近接未来や提示表現など、色々な用法が問題として出題されているよ。
「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある![改訂新版]《CD付》」で勉強するなら、単元の「0. 4ページでわかっちゃう、フラ語・発音のルール」~「13. 動詞活用の全体図&finir」を付属CDを聞きながらしっかり勉強・復習すれば、きっと高得点が取れるはずだよ。
3-4-4. 聞き取り大問4:男性・女性、単数・複数、肯定・否定の区別~サンプル問題と対策~
聞き取り試験の大問4では、状況を説明する短い文章が3回読まれ、読まれた状況を示す絵を選択する問題が出題されます。
聞き取り大問4の対策
この大問4でも、現在形や疑問形、近接未来や提示表現など、色々な用法が問題として出題されているよ。
だから、対策もさっきと一緒。
「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある![改訂新版]《CD付》」で勉強するなら、単元の「0. 4ページでわかっちゃう、フラ語・発音のルール」~「13. 動詞活用の全体図&finir」を付属CDを聞きながらしっかり勉強・復習すれば、きっと高得点が取れるはずだよ。
4. 是非ともフランス語検定4級との併願にもチャレンジしてみて!
フランス語検定には併願という、2つの級を同時に受験できる制度があります。
併願は以下の通り、近い級同士で受験が可能です。
- 準1級+2級
- 2級+準2級
- 準2級+3級
- 3級+4級
- 4級+5級
※1級のみ、試験時間の関係で準1級との併願不可
フランス語検定5級は、冒頭でもお伝えしましたが、合格率は80%以上であり、比較的簡単な試験です。
フランス語検定4級も目指されている人が5級だけ受験をしたら、もしかしたらちょっと物足りなさが残ってしまうかもしれません。
フランス語検定4級の対策をしていれば、5級の試験範囲も十分にカバーができますので、もしも「併願しようか迷っている」という方がいらっしゃれば、是非とも4級との併願にチャレンジいただければと思います。
年に2回しか受験のチャンスがありませんので、時期を逃してしまうと勿体ないですよ。
5. フランス語検定は何級から履歴書に書けるのか?
管理人は「履歴書に書くことでアピールになる級は2級から」と考えています。
理由としては、フランス語検定2級から「フランス語か使えるレベル」と見なされるからです。
公益財団法人フランス語教育振興協会のホームページでは、フランス語検定2級のレベルは以下のように定められています。
- 2級:フランス語が「使える」
- 程度:日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的なフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる。
出典:公益財団法人フランス語教育振興協会 試験内容・試験形式 より抜粋
勿論、最終的に評価するかしないかは履歴書を見た企業や人が判断します。
ある人にとっては、準1級から出ないと評価しないということもあるかと思いますし、またある人にとっては、準2級でも評価するという場合もあるでしょう。
なので、最終的にはその会社・人次第です。
ただ、「言葉」というには、よく「コミュニケーションのツール」と言われますよね。
ツールとは、道具のことです。
つまり、「それを使って、コミュニケーションを行うことができる」ということですね。
管理人としては、「言葉とは、それを用いてコミュニケーションが取れて、初めて仕事に役立つもの」だと思っているので、「実際にフランス語が使えるレベルに足るフランス語検定2級が、履歴書においても評価されるもの」だと考えています。
まとめ:フランス語検定5級は、今後のフランス語学習の「入口」
今回は、フランス語検定5級に合格するために、以下のことについてご紹介をしました。
- フランス語検定5級の概要
- フランス語検定5級に合格するための準備
- フランス語検定5級の出題内容と対策
- フランス語検定何級から履歴書に書けるのか?
フランス語検定5級は、公益財団法人フランス語教育振興協会によると、「フランス語への入り口」と定義されています。
皆さんのフランス語学習の道は始まったばかりです。
決して楽しいことばかりではありませんが、15年以上フランス語を勉強し、フランス留学を経験し、フランス語を使って仕事をしている身としては、「フランス語のおかげで、本当に自分の人生はプラスの方向に変わった!」と感じています。
今後も、フランス語検定4級・3級・2級、そしてそれ以上と、是非とも高みを目指していって頂ければ幸いです!
最後に一つだけご紹介です!
フランス語だけに限らず、外国語は話せるようになると、また一段と楽しくなります!
「これを機にフランス語の学校に通って、先生からちゃんとフランス語を教えてもらいたい」と思っている方には、管理人は断然アンサンブルアンフランセをおすすめしてしています。
※管理人は実際にアンサンブルアンフランセに通っており、この学校の公認インフルエンサーもと務めております。以下の記事で、この学校の魅力についてご紹介しています。
ちなみに管理人がアンサンブルアンフランセに入会を決めた主な理由は以下の3点です!
- 業界の先駆者という安心感(サービスがとにかくストレスフリー)
- 良心的な値段(「対面では不可能!」ってくらい安いのに、レッスンの質は超良い!)
- 利便性の高さ(オンラインだからいつでも好きなところでレッスンを受けられる!)
もし、「フランス語学校に通いたいけど、どの学校に通ったらよいか分からない」という方がいらっしゃいましたら、まずはアンサンブルアンフランセで無料体験レッスンを受けてみて下さい。
きっと楽しいフランス語がもっと楽しくなると思います!
無料会員登録時に、紹介者IDをとして管理人のIDをご入力いただくと、本入会時に入会金が無料になりますので、宜しければご活用くださいね!
À très bientôt
Kei
追伸
記事の感想・質問など、なんでもコメント欄に書いてくださいね!
基本的に頂いたコメントには全てご返信させていただきます!
コメント