インバウンド業界の旅行会社でフランス語を使って働く!~「正直これは大変…」って思うことベスト3~

こんにちは!

フランスまとめサイト管理人の伊藤圭です。

エリソン君
エリソン君

ねぇ管理人さん!

先日インバウンド業界の旅行会社でフランス語人材として働く魅力について教えてくれたじゃない?

今回は良かったら、「実はこういうところは大変だよ」ってことがあったら教えてもらえないかな?

管理人
管理人

OKだよエリソン君!
物事はコインの両面のようなもので、良い面があれば当然悪い面もあるからね。
この業界を目指している人にとっても、ちゃんと業界ならではの苦労は分かっていた方が良いと思うから、僕が思う「これ、実はしんどいんだよね…」ってことを、今回は共有させてもらうね!

ちなみに前回の記事はこちら

本題に入る前に、自己紹介。

管理人のプロフィール
  1. 東京生まれ東京育ち、仕事の都合で現在関西在住の36才。
  2. 大学生の頃にパリへの交換留学を経験(約1年間)。
  3. インバウンド業界の旅行会社で8年以上、日々フランス語と英語を使って仕事をしている。
  4. DELF B2(フランス語)・ TOEIC 825(英語)
  5. アンサンブルアンフランセ公認インフルセンサー
  6. 「フランス語の仕事に就きたい」という人を応援するフランス語キャリアアドバイザー

第3位:日本のこと全然わかってない

管理人のお客さんは、「日本を目的地として旅行を企画したい」と思っているフランスの旅行会社の人たちです。

フランスの旅行会社からの要望を伺って、日本の旅程を作成したりするんですけど、よくあるのが「相手の担当者が日本のこと本当に何にも分かっていない」ってゆーパターンです。

例えば、相手が一応一生懸命考えて旅程案で出してきてくれる時とか、こんなの平気であります。

フランスの旅行会社からのビックリする要望の一例

  • 1日目:パリから成田へ出発
  • 2日目:成田空港に到着 宿泊先:高野山
  • 3日目:午前は高野山観光→午後から奈良観光→京都に宿泊
  • 4日目:・・・
  • ・・・
  • 10日目:成田→パリへ帰国
管理人
管理人

ここで注目して欲しいのが、2日目の宿泊が「高野山」ってなっていること…。

「折角成田空港に到着したのに、いきなり高野山に移動するの?どうして?だったら、せめて関西空港到着でしょ…」って僕らはなります。

当然この場合は、高野山の場所を丁寧に説明した上で、宿泊地の順番をこちらで組み替えたり、到着空港を変更してもらったりします。

エリソン君
エリソン君

分からないなりに一生懸命やってくれたんだろうけど、確かにこれはびっくりするね。

なんというか、「Googleで調べたらすぐにわかること…」な気もする…。

管理人
管理人

そうなんだよエリソン君…。

いくら分らなくても、「これググったらすぐ出るじゃん。せめてこれくらいはググろうよ…」って思って、大概少し萎えてるよ(笑)

第2位:日本とフランスの間にある時差

フランスと日本の間にある時差も厄介だったりします。

フランスと日本の時差は通常時は8時間です。

日本の方が8時間進んでいます。

例えば、日本の18時がフランスの午前10時。
つまり大抵の場合、日本の終業時間がフランスの就業開始時間です。
※ちなみに、フランスがサマータイム時の時差は7時間。

管理人
管理人

これは何を物語っているかというと、日本側で仕事している間はほとんどフランスと連絡を取り合うことができないんだよ。

だから、さっきの「成田到着→高野山宿泊」の旅程とかを「高野山の場所はここだから、こういう順番に変えても良い?」ってメールを送ったとして、向こうから返事をもらえるのは日本の終業時間間際だったりするから、結局仕事に取り掛かるのって翌日になっちゃうんだよね。

エリソン君
エリソン君

そうなんだね。
なんかすごく簡単な質問もすぐに返事がもらえないのは、確かに「時間がもったいないな」って感じちゃうかもね。

管理人
管理人

まさしくエリソン君の仰る通りなんだよ…。

「あぁ…こんな簡単な質問を待つために、この仕事丸々明日にまわすのかぁ…」って気持ちになるよ(笑)

他にも、ツアー中にトラブルが起こった際に、時差のせいでフランスの旅行会社の担当者と連絡がつかないので、日本側で考えて対応しないといけないことが多いです。

管理人
管理人

特に、お金が関わる時がすごく困ります。

例えば、フランスの旅行会社の旅程表には「レストランで昼食」って書いてあるに、こちらが旅行会社に提出した最終旅程表には「自由食」って書いてある時。
これでこちらが、「フランスの旅行会社の旅程にはレストランって書いてあるから、急遽レストランで昼食を手配した」として、後から「この旅程はフランスの旅行会社の代理店Aが手違いで渡してしまった誤った行程だから、弊社はこのレストランでの昼食代に関しては支払いません」ってフランスの旅行会社に言われてしまうこともあるんです。

なので、「何が正しいことなのか」が分かるまでじっと回答を待たなきゃいけないのもしんどいし、正しい内容が分かった時点で緊急対応で動かないといけないことも、結構しんどいです。

まぁでも時差があるからこそ、仕事中にフランスからメールの返信とか電話などがかかってこなくて、仕事にすごく集中できるというメリットもあります。

第1位:日本とフランスの祝日が異なる

管理人の中での第1位はズバリ!「日本とフランスの祝日が異なる」ということです。

管理人
管理人

例えば、フランスにはゴールデンウィーク(以後:「GW」と表記)とかないんですよね。

なので、GWや年末年始などの日本独自の連休明けとかは、めっちゃくちゃ仕事溜まってたりします。

エリソン君
エリソン君

これは中々大変そうだね…。
ただ逆に言うと、フランスが祝日で休みの間は、日本でたくさん仕事を捌けるということ?

管理人
管理人

こちらの仕事が溜まっている場合は確かに捌けるけど、大抵フランスが祝日で仕事が止まっていた分、休み明けに「ドカン!」と大量の依頼メールが送られ来たりするから、あんまり変わらないかな。

エリソン君
エリソン君

いやいや、寧ろ大変そうだね…(泣)

まとめ:インバウンドの仕事には良い面もあれば悪い面もある

今回はこんなお話をしました。

  • 日本のことを全く分かっておらず、自分で調べようともしない担当者と仕事しなければならないこともある。
  • 日本・フランス間の時差が悪い方向に作用することもある。
  • 日本独自の祝日による連休はフランスでは平日なので、休み明けはたくさんの仕事を捌かなければならない。

まぁでも、物事はコインの表裏のようなもので、常に良い面と悪い面があるものだと思います。

今回ご紹介したような苦労もありますが、それでもインバウンドの旅行会社での仕事は楽しいこともたくさんあります。

良い面と悪い面を知ったうえで、一人でも多くの人がこの業界でフランス語を使って活躍してくれたら嬉しいです。

À très bientôt
Kei

エリソン君
エリソン君

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