こんにちは!
フランス語学習者のRikaです。
今回はおまけコーナー第一弾!
ということで、「仏検1級合格者の会:Association des Lauréats du Futsuken Ikkyu (ALFI)」について、お話をさせて頂きます。
実は、私は2011年10月~13年5月まで「仏検1級合格者の会」の会員でした。
ちなみに皆さんは、「仏検1級合格者の会」ってご存じですか?
仏検のホームページにも掲載されていますし、名前だけは聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれませんね。
同時に、「名前は聞いたことはあるけど、実際どんな組織なのか分からない」という方も多いと思います。
というわけで、今回は「仏検1級合格者の会」のOGであるRikaが、
について、ご紹介させていただきます。
本題に入る前に、まず自己紹介をさせて下さい。
・大阪出身で、現在も大阪に住んでいます。
・2006年からフランス語を始めました。大学に入ってからです。
・2008年~2009年に大学の交換派遣留学制度を利用し、パリ第七大学へ留学しました。当時は大学3年生~4年生でした。
・2011年に実用フランス語技能検定試験1級合格
・現在の仕事では英語を使う頻度が高いですが、たまーにフランス語も使います。
フランス語文法・読解・リスニング・仏検1級面接対策など、これまで私が紹介した勉強法に関心がある方は、過去記事も是非とも読んてみてくださいね!
1.「仏検1級合格者の会」は1級合格者による有志団体
「仏検1級合格者の会」とは、その名の通り、実用フランス語技能検定試験1級に合格した者のみが入会できる会で、いわば仏検1級ホルダーの集まりです。
「仏検1級ホルダー同士の交流の促進を」という理念のもとに、合格者の中から有志が集い、2006年7月に正式に発足をされました。
公益財団法人フランス語教育振興協会(仏検を実施している組織)公認の組織であり、2021年1月末時点で、会員数は132名。
「仏検1級合格者の会」には公式ホームページも存在します。
ALFI公式ホームページ
http://alfi-japon.com/
2.「仏検1級合格者の会」の入会方法
私が「仏検1級合格者の会」に入会したのは2011年10月のことだったので、現状は少し異なるかもしれませんが、私が入会した時は、仏検1級合格後に自宅に「仏検1級合格者の会」の案内が送られてきました。
こちらの案内には「仏検1級合格者の会」の概要や活動内容、そして入会方法が同封されていました。
私はこの会にとても関心があったので、これらの書類に記載されていた「仏検1級合格者の会」事務局のメールアドレスに、入会の申込を伝えるメールを送信。
その後、事務局から返信が来て、入会金の振込案内など受領しました。
ちなみに、2011年当時の入会金・年会費は、以下の通りでした。
入会金・年会費の振り込みが完了すると、事務局からメールで会則や行事予定などが送付されてきます。
3. 「仏検1級合格者の会」の3つのメリット
「仏検1級合格者の会」に入会すると得られるメリットは以下の3つです。
<メリット>
- 同じフランス語学習者との交流の場があり、情報交換できる
※当時の私はあまり楽しめませんでしたが、今ならかなり有益な時間が過ごせると思っています。 - フランス語関連の求人情報を得られる
- フランス語関連のイベント情報を得られる
それぞれ具体的にどのようなことなのか、私が入会した2011年のイベントや案内内容を具体例として、ご紹介をさせて頂きます。
ちなみに、敢えてデメリットを上げるとするならば、「年会費がかかる」・「イベントが基本東京開催(私は関西在住なので…)」というところでしょうか。
3-1. 「仏検1級合格者の会」の行事スケジュール
まず、2011年当時の行事スケジュールは以下の通りでした。
<2011年度後期の行事予定>
9月下旬:関西懇親会(関西開催)
10月8日:新入会員の皆様歓迎懇親会+講演会(東京開催)
11月19日:歌舞伎鑑賞会 at 国立劇場(東京開催)
1月28日:ALFI新年会(東京開催)
2月25日:観能会 at 国立能楽堂(東京開催)
上記の中で、私が参加したのは関西懇親会のみです。
というのも、その他の行事については開催地が東京だったので、大阪在住の私には中々参加がしにくく、結果的に1回のみの参加となってしまいました。
これも開催地は東京だったのですが、11月には在日フランス人協会のボージョレーパーティーの案内が来ました。
素敵ですよね!
東京在住なら是非とも参加したかったです!
そのほかにも、「仏検1級合格者の会」には幾つかのパートナー団体があり、それらの団体が開催するイベントの情報がよく送られてきていました。
在日フランス大使夫妻を招いて行われるフレンチ・コミュニティのパーティーなんてのもありました。
今メールを見返すと、どれも楽しそうです。
「東京に住んでいたら、もっと参加できたのになぁ」と、この点がとても悔やまれます。
3-2. フランス語学習者との交流の場:関西交流会を例に
さて、次に私が参加した関西懇親会について、少しご紹介をさせて頂きます。
この章の冒頭でお伝えした通り、当時の私は大学院生だったということもあってか、様々な異業種の方々と交流ができるこの貴重な機会を、あまり楽しむことができませんでした。
…が、仕事をしている今となっては、「異業種の方々と交流できる、とても貴重な機会」と捉え、もっと有意義な時間が過ごせたと思います。
こちらの懇親会は京都のとあるビストロで行われたディナーの会でした。
参加者は10~15名くらいだったと思います。
当時、大学院生だった私はフランス語が大好きで、同じようにフランス語を学習する方々と会えるのが楽しみでした。
お店に着いて、まずは参加者の自己紹介がありました。
私以外は全て社会人で、立派な肩書や経験を持つ方々です。
その後は、参加者同士で「仏検1級に合格するまでの経験談」や「仕事の話」等をする機会もあったのですが、当時は私はなんの肩書も持たないただの学生であり、その場でなんとなく自分が浮いている気がして、この時は正直あまりその場の空気に馴染むことができませんでした。
社会人となった今であれば、「フランス語検定1級を取得されるくらいの優秀な異業種の方々と交流できる機会」と捉えて、もっと有意義に過ごせると思いますので、「ちょっともったいなかったなぁ」と感じている次第です。
私にとっては、ちょっと時期尚早な交流会となりました。
3-3. 「仏検1級合格者の会」:求人案内の例
懇親会後、「仏検1級合格者の会」からは以下の案内が送られてきました。
・講演会の案内
・フランス語講座(上級者向け)の案内
・求人情報
どの案内も大変興味深いものばかりでしたが、とりわけ求人情報が印象に残っています。
よく目にした求人は「翻訳」の仕事でしたが、他にも「フランス語講師」や「事務職」、中には「TV5MONDE日本駐在事務所での仕事」等、求人の種類は多岐にわたっていました。
募集のタイミング等にもよるとは思いますが、運が良ければ希望の求人に出会えるかもしれませんね。
まとめ: 「仏検1級合格者の会」には 3つのメリットがある
今回は以下のお話をしました。
- 「仏検1級合格者の会」は融資によって設立された組織である。
- 「仏検1級合格者の会」は公益財団法人フランス語教育振興協会公認の組織である。
- 「仏検1級合格者の会」に入会すると、以下の3つのメリットが得られる。
・同じフランス語学習者との交流の場があり、情報交換できる (イベント開催地は東京が多い)
・フランス語関連の求人情報を得られる
・フランス語関連のイベント情報を得られる
当時の私は、あまり「仏検1級合格者の会」を有効活用していなかったように思います。
ですが今では、「フランス語関連のイベントに興味がある(東京在住の)方」や「フランス語を使った仕事を探している方」にとっては、とても魅力的な組織であると思っています。
ですので、仏検1級に合格したあかつきには、是非とも一度ご入会されることをおすすめします!
Rika
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