こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭(@Kei_japonais)です。
先日、会社帰りの電車の中でふと疑問がわきました。
そういえば、フランス語の資格って何種類くらいあるんだっけ?
そして帰宅してざっとネットで調べてみたところ、以下の5個が出てきました。
- DELF/DALF
- TCF
- TEF
- DPF
- 実用フランス語検定試験(仏検)
次にこんな疑問がわきました。
それぞれの資格の特徴ってなんだろう。
正直、DELF/DALFと仏検くらいしか説明できないな。
TCFは聞いたことある程度だし…。
というわけで、フランス語のそれぞれの資格について、概要を調べてみました!
最後に「とりあえずフランス語の資格が取りたい」って人向けにおすすめの資格もご紹介させていただきます。
ちなみに、「とりあえず資格が取りたい」って人には、僕は「仏検」をおすすめします!
理由は後程ご説明しますね。
「将来フランスで働きたい」、「フランスの大学に留学したい」という方には、後述のDELF B2がおすすめです!
初めての人向けに自己紹介。
1. DELF/DALF:フランス国民教育省認定フランス語資格試験
まず初めに、DELF/DALFについて説明させていただきます。
それぞれの正式名称は以下の通りです。
・DELF (デルフ): Diplôme dʼétudes en langue française
・DALF (ダルフ): Diplôme approfondi de langue française
1-1. DELF/DALFの概要
DELF/DALFは、フランス国民教育省が唯一認定した公式のフランス語資格試験となります。
ヨーロッパ言語共通参照枠という国際基準によって定められた以下の6つのレベルがあり、A1~B2がDELF、C1~C2がDALFと呼ばれます。
欧州言語 共通参照 枠等級 | DEFL/DALF | 言語使用者 | 学習時間の目安 | |
C2 | DALF C2 | 熟達した言語使用者 | 熟練 | 1,000時間以上 |
C1 | DALF C1 | 熟達した言語使用者 | 自主的運用 | 800~950時間 |
B2 | DELF B2 | 自立した言語使用者 | 上級 | 550~650時間 |
B1 | DELF B1 | 自立した言語使用者 | 中級 | 350~400時間 |
A2 | DELF A2 | 基礎段階の言語使用者 | 初級 | 150~200時間 |
A1 | DELF A1 | 基礎段階の言語使用者 | 入門 | 60~100時間 |
ちなみに管理人はDELF B2を持っています!
1-2. DELF/DALFの特徴:問題構成・金額・日程など
DELF/DALFの特徴は以下の通りです。
問題の構成
1. 聴解(compréhension orale):25点満点
2. 読解(compréhension écrite):25点満点
3. 文書作成(production écrite):25点満点
4. 口頭表現試験(production orale):25点満点
※1~3は筆記試験、4は面接試験となります。
各レベルの筆記試験の試験時間と試験料
A1:1時間20分 9,900円
A2:1時間40分 11,000円
B1:1時間45分 13,000円
B2:2時間30分 15,000円
C1:4時間00分 20,000円
C2:3時間30分 22,000円
試験日程
基本的に春・秋の年2回
※それぞれのレベルによって、試験日が異なります。
テストの満点は100点で、合格点は50点以上!
ちなみに、上記の1~4で一つでも5点未満(C2の場合は10点未満)を取ってしまうと、たとえ合計点が50点を超えていても、不合格となってしまいます。
1-3. DELF/DALFのメリット
DELF/DALFのメリットは以下の2点です。
- 有効期限は一生涯!一度取得したらずっと使える!
- DELF B2以上を取得したら、フランスの大学に進学する際の語学試験が免除されます。
※フランスの大学院に進学する際は、基本的にDALF C1以上の資格が求められます。
1-4. DELF/DALFはこんな人におすすめ
DELF/DALFは、以下のような希望を持っている人に向いています。
- 将来フランスあるいはヨーロッパで仕事がしたい!
ヨーロッパ内の国際基準に準ずるレベル設定になっているので、ヨーロッパ内で言語レベルを証明する際にスムーズに受け入れられる。 - 国内外問わずフランス企業で働きたい!
フランス国民教育省の公認資格なので、フランス企業にとっては比較的なじみのある資格(日本における「日本語検定」のような位置付け)。
2. TCF:フランス語学力テスト
次に、TCFについて説明をさせて頂きます。
TCFの正式名称は以下の通りです。
TCF(テーセーエフ):Test de Connaissance du Français
2-1. TCFの概要
TCFは、フランス国民教育省が認定した総合的なフランス語学力を測るテストです。
受験者はテストの点数に応じて、先ほどDELF/DALFの章でご紹介したヨーロッパ言語共通基準で定められている6つのレベル(A1, A2, B1, B2, C1, C2)の内、自分がどのレベルに位置するのかを図ることができす。
TCFは「受験者のフランス語能力を正確に測定する」ことを目的としているので、合格・不合格という概念はありません。
DELF/DALFと違って、「2年間」という有効期限があります。
受験対象は16歳以上の全ての方です。
よく、「フランス語版TOEIC」と言われます。
欧州言語共通参照枠等級 | TCFスコア |
C2 | レベル5 600~699点 |
C1 | レベル5 500~599点 |
B2 | レベル4 400~499点 |
B1 | レベル3 300~399点 |
A2 | レベル2 200~299点 |
A1 | レベル1 100~199点 |
2-2. TCFの特徴:問題構成・金額・日程など
TCFは、3つの必須試験と2つの補足試験で構成されています。
必須試験(満点は699点)12,000円
1. 聴解:29問
2. 語彙・文法:18問
3. 読解:29問
※合計76問、1時間25分
補足試験(それぞれ20点満点×2=40点満点)各8,000円
1. 口頭表現(12分)
2. 文書作成(1時間)
※1 補足試験は特定の試験センターでのみ受験ができます。追加料金が発生します。
※2 両方とも受験の場合は12,000円です。
試験日程
試験会場によって異なりますが、東京は基本的に毎月1回程度あります。
出願方法
下記のページに記載されている各地の試験センターのホームページより、日程・出願方法等が確認できます。
日本フランス語試験管理センター 日本国内での試験センター一覧
2-3. TCFのメリット
TCFのメリットは以下の3点です。
- 自分のフランス語のレベルが正確に測れる!
- 試験日程が他の試験より比較的多いので、必要な時に受験しやすい!
- フランスの大学に入学する際に「自身のフランス語のレベルの証明」として提出できる。
2-4. TCFはこんな人におすすめ!
TCFは、以下のような希望を持っている人に向いています。
- 今の自分のフランス語のレベルを正確に測りたい!
合否がないので、点数で自身のレベルを正確に測ることができる。(例:自分は450点だったので、「B2の中のレベルくらい」など) - DELF/DALFの受験が間に合わないけど、フランス語力の証明書をなる早で欲しい
試験日程が比較的多いので、受験がしやすい。
ただ個人的には、フランスの大学へ正規留学を検討中で、尚且つDELF/DALFの受験が間に合うなら、DELF/DALFの方がおすすめです!
だって、有効期限もないし、DELF B2に合格できればフランスの大学入学時の語学試験が免除されるし、こちらの方がメリットが多い気がします。
第7回フランス語人材のキャリアパスでインタビューさせていただいた中津匡哉さんがTCFを利用してフランスの大学院に留学されていらっしゃいました!
3. TEF:フランス語能力認定試験
続いて、TEFのご紹介です。
TEFの正式名称は以下となります。
TEF(テーウーエフ):Test d’Evaluation de Français
3-1. TEFの概要
TEFはパリ商工会議所が考案した、フランス語でのコミュニケーション能力を認定する国際的(世界の約90か国で実施)試験です。
ヨーロッパ言語共通基準に基づき、スコアに応じてA1~C2のどのレベルに自分がいるかを測定することができます。
ただ、DELF/DALF、TCFとは異なりレベルは7段階に分けられています。
実生活で要求されるフランス語能力がどれだけ備わっているかを測定する試験であり、TCFと同様、合格・不合格という概念はありません。
TCFと同様に「2年間」という有効期限があります。
こちらは「フランス語版TOEFL」と言われているようです。
欧州言語 共通参照 枠等級 | TEFスコア | |
A1 | 初級 0~68点 | フランス語を語句単位で理解できる 既に学習して覚えている表現を使える。 |
A1 | 初級 69~203点 | フランス語の基礎知識を持つレベル 既に知っている表現を元にして、 簡単なメッセージを部分的に理解できる。 口頭でも繰り返し言われれば簡単な表現を理解できる。 |
A2 | 初級 204~360点 | フランス語の基礎的な構造を理解できるレベル 日常生活において簡単な内容のメッセージを理解し、 必要な情報を得られる。 基礎的なコミュニケーションができる。 |
B1 | 中級 361~540点 | 限りがあるが有効に活用できるフランス語能力 日常生活や旅行などで一通り対処できる語学力を持ち、 自分の意見を簡単に表現できる。 既知の話題を扱った文章、ディスカッションで、 明確に述べられた情報を把握できる。 |
B2 | 中級 541~698点 | 総合的なフランス語能力 日常生活で広く対応できる語学力を持ち、 一般的な話題に関して議論ができる。 また興味のある分野においては、 抽象的な話題でも詳しく内容を理解できる。 |
C1 | 上級 699~833点 | 優れたフランス語能力 仕事をはじめとする社会生活において、 広く対応できる語学力を持つ。 複雑で専門的な知識を要する文章や情報も、 細部にわたり理解できる。 |
C2 | 上級 834~900点 | 完璧なフランス語能力 様々な分野において、読み、 聞いたものを完全に理解できる。 微妙なニュアンスをも正確に感じとることができ、 複雑な文章、情報を精巧に解釈できる。 |
3-2. TEFの特徴:問題構成・金額・日程など
TEFは、TCFと同様に3つの必須試験と2つのオプション試験で構成されています。
必須試験(900点満点)15,278円
1. 読解テスト:50問(300点満点、60分)
2. リスニングテスト:60問(360点満点、40分)
3. 文構成・語句テスト:40問(240点満点、30分)
※1 合計150問、2時間10分
※2 回答は全てマークシート
オプション試験 それぞれ15,278円
1. 筆記テスト・作文(点数情報無し、60分)
2. 口頭テスト・面接(450点満点、17分)
※1 オプション試験は特定の試験センターでのみ受験ができます。
※2 オプション試験を受験するためには、必須試験との同時受験か、必須試験を過去1年以内に受験していることが条件となります。
試験日程
詳しい情報が見つからなかったのですが、第79回テストは2021年9月27日(日)に実施されていたようです。
日仏文化協会 TEFとは?
※このブログは2021年9月29日に執筆しています。
出願方法
下記の日仏文化協会のホームページから確認できます。
日仏文化協会 出願方法
3-3. TEFのメリット
TEFのメリットは以下の3点です。
- フランスの大学への学部編集の際にフランス語能力証明として使用できる!
- 外務省が実施するアソシエートエキスパート等派遣制度(若手邦人を国際機関に派遣する制度)の候補者選考において、フランス語能力の指標として活用できる!
- カナダに移民申請をする際、フランス語能力の証明として利用できる!
※カナダへの移民申請の際、TEFが唯一フランス語能力証明の資格として採用されています
3-4. TEFはこんな人におすすめ!
TEFは、以下のような希望を持っている人に向いています。
- アソシエートエキスパート等派遣制度を利用して国際機関で働きたい!
上記制度で、応募者のフランス語能力を証明する資格として採用されている。 - カナダに移民申請したい!
カナダ移民申請において、申請者のフランス語能力を証明する資格として唯一TEFが採用されている。
TEFならではの強みもありますが、用途はかなり限定的という印象です。
4. DPF:ビジネスフランス語資格
さてさて、今度はDPFのご紹介です。
DPFの正式名称は以下となります。
DPF(デーペーエフ):Diplômes de français professionnel
4-1. DPFの概要
DPFは、TEFと同様、パリ商工会議所によって考案されたビジネスにおけるフランス語能力を認定する国際的な試験です。
こちらの試験は、後述の「受験部門」を選択した上で、ヨーロッパ言語共通基準に基づく最大で5つレベル(A1, A2, B1, B2, C1)から受験をすることができます。
「経済部門」・「国際関係部門」・「観光業・ホテル業・飲食業部門」・「保健衛生部門」など、それぞれの部門別に受験をすることができます。
※部門によって、選択できるレベルが異なります。
経済 | 国際関係 | 観光・ホテル・飲食 | 保健衛生 | |
A1 | 〇 | × | × | × |
A2 | 〇 | × | 〇 | × |
B1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
B2 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
C1 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
※例えば、「経済」の場合はA1~C1まで5段階全てのレベルの受験ができますが、「国際関係」はB1~C1の3つのレベルしか受験できません。
DELF/DALFのように、合格・不合格という概念があります!
また、試験も合格すれば、資格は生涯有効となります!
4-2. DPFの特徴 :問題構成・金額・日程など
DPFの4種類の問題によって構成されています。
問題構成
1. 読解(Traiter l’information écrite)
2. リスニングI(Traiter l’information orale)
3. 文章作成(Interagir à l’écrit)
4. 口頭試験(Interagir à l’oral)
※1~3で合計2時間、4は2題出題があり、1台当たり5~15分の発表+準備時間となります。
試験料金
A1・A2:28,000円
B1・B2・C1:38,000円
試験日程
試験日程の公開はなく、応募後に、試験会場のスケジュールと応募者のスケジュールを調整の上、試験日を設定してくれるようです。
ALFフランス語学校 DPF試験とは
4-3. DPFのメリット(ごめんなさい!現段階では分かりません!)
DPFのメリットについて、パリ・イル・ド・フランス商工会議書のホームページ(仏語)を読んで調べてみたんですけど、なんかいまいち「パッ」とするものがありませんでした。
例えば、以下のような記載はありました。
- 世界中の123の大学及びビジネススクールで認知されている。
- ヨーロッパの様々な省庁で認知されている。
- 国際フランコフォニー機構で認知されている
でも、「この資格を持っているから、こんなことができますよ」っていう情報が見つかりませんでした。
この資格ならではのメリットもなかったし、正直「DELF/DALFあるいは仏検で良くない!?」って印象です…。
値段も他の試験の倍くらいしますし…。
4-4. DPFはこんな人におすすめ!(現時点ではおすすめできません)
上でご紹介した通り、「この資格のメリット」が、現時点では見つけられませんでした。
なので、正直なところ、僕はこの資格は誰にもおすすめできないです。
繰り返しますが、「DELF/DALFあるいは仏検で良くない!?」って思います。
5. 仏検:実用フランス語技能検定
最後に、仏検のご紹介です。
ご存知の方も多いと思いますが、念のため正式名称のご紹介。
実用フランス語技能検定(仏検):Diplôme d’Aptitude Pratique au Français
5-1. 仏検の概要
仏検は、公益財団法人フランス語教育振興協会によって実施される、日本のフランス語学習者を対象とした唯一のフランス語検定試験です。
1~5級があり、さらに準1級・準2級を含めると、併せて7つのレベルがあります。
これら7つのレベルをヨーロッパ言語共通基準に当てはめると、以下のようになります。
欧州言語 共通参照 枠等級 | 仏検 | |
該当なし | 5級 | フランス語への入り口 初歩的なフランス語を理解できる。 |
該当なし | 4級 | 日常のフランス語 基礎的なフランス語を理解し、 平易な内容の会話ができる。 |
A1 | 3級 | 基礎の総まとめ 基本的なフランス語を理解し、 簡単なフランス語を聞き、話すことができる。 |
A2 | 準2級 | 一歩進んだフランス語 基本的な運用力を身につけ、 簡単な質疑応答ができる。 |
B1 | 2級 | フランス語が「使える」 日常生活に必要なフランス語を理解し、 かつ的確に発信することができる。 |
B2 | 準1級 | ビジネスレベルの実力 様々な分野についてのフランス語を理解し、 かなり複雑な事柄も表現できる。 |
C1 | 1級 | フランス語マスターへ フランス語を使う職業で、 即戦力となる高度な能力を身につけている。 |
C2 | 1級 | 同上 |
僕の持っているDELF B2は仏検では準1級相当となります。
「ビジネスレベルの実力」ということで、感覚的にとてもあっている気がします。
だって、現に仕事でフランス語を使えてますからね!
5-2. 仏検の特徴: 問題構成・金額・日程など
仏検は特徴は以下の通りです。
問題構成
1. 読む(読解)
2. 聞く(リスニング)
3. 文法知識(文法)
4. 書く(筆記・書き取り)
5. 話す(口頭試験)
※1 5級~4級までは1~3の3種類の問題での構成。
※2 3級から、1~3に加えて、「4.書く」が追加。
※3 準2級からは、1~4に加えて、「5.話す」が追加。なお、「5.話す」は面接試験となり、1~4の筆記試験の合格点に達した場合のみ、二次試験という形で受験することができる。
試験料金
5級:4,000円
4級:5,000円
3級:6,000円
準2級:8,000円
2級:9,000円
準1級:11,500円
1級:13,500円
試験日程
毎年、春と秋のそれぞれ二回実施される。
※1級は春のみ、準1級は秋のみの実施となる。
出願方法
仏検のホームページを確認してください。
仏検 受験の流れ
5-3. 仏検のメリット
仏検のメリットは以下の2点です。
- 日本国内での知名度が高く、就職活動・転職活動時に採用担当者に、「フランス語能力を証明する資格だ」とすぐにわかってもらえる。
※DELF/DALFやTCFなどは、「実用フランス語検定○○級相当」と注意書きを書かないと、日本ではほとんど理解されません。 - 1級に合格すると、国家資格「フランス語通訳案内士」の外国語筆記試験が免除になる。
5-4. 仏検はこんな人におすすめ!
仏検は、 以下のような希望を持っている人に向いています。
- 日本で就職するつもり
日本での知名度が高いので、いちいち採用試験時に資格の説明をする必要がありません。 - 「フランス語通訳案内士」の資格を取りたい。
仏検1級を所持していると、「フランス語通訳案内士」資格試験において、外国語の筆記試験が免除になります。
管理人はDELF B2を持っているのですが、日本では全然知名度がないので、毎回「DEFL B2=実用フランス語検定試験準1級相当」って書いています。
6. 「とりあえずフランス語の資格取りたい」という人におすすめの資格
ここでは、色々なフランス語資格がある中で、「とりあえずフランス語の資格取りたい」という方におすすめの資格をご紹介します。
ちなみに、管理人がおすすめするのが、ズバリ仏検です!
仏検をおススメする理由
1. 参考書や過去問が手に入りやすい
本屋さんやAmazonで簡単に買えます。
※DELF/DALFの参考書などは、Amazonで海外の書店などから取り寄せる必要があり、ひと手間かかります。
2. 参考書も試験問題も日本語なので、取り組みやすい
DELF/DALFやTCFなどは、参考書も試験問題も全てフランス語で書かれているので、読むだけで一苦労です。
3. 日本国内での知名度が高く、アピールしやすい
仏検はフランス語学習者でない方も知っているくらいに、とても知名度が高いので、いちいち資格の概要を説明しなくても、「仏検準1級を持ってます」と言えば、なんとなくでも相手にアピールできます。
※例えば、僕の持っているDELF B2は、ただ単に「DELF B2を持っています」と言っただけでは、フランス語学習者以外の人にはほとんど伝わりません。
ちなみに、これまで管理人さんが書いた仏検対策に関する記事は以下の通りだよ!
※頑張って鋭意執筆中みたいだから、これから増えてくる予定だよ!
まとめ:目的に応じて試験を受けよう!
今回はの記事では、DELF・DALF、TCF、TEF、DPF、そして仏検と、色々なフランス語の資格試験を紹介してきました。
- フランスの大学への進学を考えているならDELF/DALF
- なる早でフランス語能力の証明書を出さなければならないならTCF
- 国際機関への就職であったり、カナダへの移住を考えているならTEF
- 日本での就職や「通訳案内士」の受験を考えているなら仏検
などなど、それぞれの資格に、特徴やメリットがあることが分かったと思います。
※DPFは置いておいて…。
今回見てきた通り、それぞれの資格のメリットは異なるので、目的に応じた資格の取得を目指せば良いと思います。
ちなみ、僕はパリ留学直後の2009年にDELF B2を取得しました。
どうしてDELF B2を取ろうと思ったかというと、その時は「将来フランスの大学に留学したい」と思っていたし、「フランスの企業で仕事がしたい」とも思っていたためです。
今回の記事が、皆さんのお役に立てば幸いです。
À très bientôt
Kei
追伸
記事の感想・質問など、なんでもコメント欄に書いてくださいね!
基本的に頂いたコメントには全てご返信させていただきます!
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