夫はフランス人!みのりのフランス生活日記~フランスの保活と義務教育事情~

皆さんこんにちは!みのりです。

今月は、働いているまたは求職中の親御さんに必須の「保育園」と、「3歳以降の義務教育」についてをご紹介します。

ちなみに保育園について、実は私の場合、日本を出る少し前に会社のパリ支店が閉まってしまったということもあり、フランスに引っ越すタイミングでその会社を辞めたんですね。

そして、その後数ヶ月で第一子を妊娠したため、就職はしませんでした。

なので、すぐに保育園に預けることが必須ではなかったため、子どもが生まれてしばらくしてから保育園の手続きを開始したという経緯があります。

こんな感じで、保育園を探し出すタイミングやそもそも保育園を利用するか否かも含めて、十人十色!

フランスの保育サービスの概要や「公立保育園と私立保育園の違い」などもご紹介しますので、皆さんの保育サービス選びのお手伝いが出来れば幸いです。

その前に、初めての方向けに自己紹介を少し。

みのりについて
・大阪出身の日本人女性
・とあるフランス人と和歌山で出会って、東京で結婚。
・渡仏したのち、息子と娘を出産。
・娘が生後二ヶ月の時に夫の仕事のためオーストラリアへ引っ越し
・現在メルボルンにて夫・3歳息子・1歳娘と生活

1. 3歳以下の子どもを預ける手段は大きく分けて6つ

就業中の方の場合、妊娠6ヶ月以降から保活開始となります。

フランスは「共働きが多く、子育てのしやすい環境」というイメージが強いので、保育園に入るのも簡単なのかも?と思われるかもしれません。

みのり
みのり

でも保育園数には限りがあるので、実際は日本同様、0歳から保育園に入れるのは激戦です!

では、どのように多くの人が子供を預けて復職・就活しているのかというと、みなさん「保育園」と呼ばれる場所以外にも子供を預けているようです。

フランスでの、3歳以下の子供預ける手段はだいたい以下のような感じです。

  • crèche(クレッシュ)
    保育園のこと。
    市が運営するいわゆる公立の認可保育園と民間の保育園がある。
    会社が保育園の定員の一部を確保していることがあるが、その場合は民間のもの。

  • halte garderies(アルト・ギャルドリー)
    通称「ギャルドリー」で、一時託児所のこと。
    週に2,3日や半日のみ預けられる。
    お弁当・おやつを持たせなければならないところもあるらしい。

  • crèche parentale(クレッシュ・パロンタル)
    スタッフの他、親が役員や係となり運営に参加する保育園。
    親が参加するため透明度が高い。
    利用していた友人曰く、親同士の関係が強くなるので、一緒に保育園を運営した親御さんたちとは子供たちが小学生になった今でも仲の良い付き合いがあるのだそう。

  • jardin d’enfant(ジャルダン・ドンフォン)
    直訳は「子供の庭」。英語のkindergartenは3歳入園の幼稚園のことだが、子供の庭は2歳入園で4歳若しくは6歳まで通える。
    3歳入学の義務教育である所謂「幼稚園」はまた別であり、幼稚園ではなく「子供の庭」へ通わせたいという親も多い。

  • nounou(ヌヌ)
    ベビーシッターのこと。
    自宅に来て子供をみてくれる。
    市や区に登録されているヌヌさん一覧をもらえる自治体もある。
    ヌヌさんに預ける場合、親が雇い主となりヌヌさんを雇用するため、税金の申告等結構面倒な手続きが増える。

  • assistant/e maternel/le(アシスタン/ト・マテルネル)
    略称「assmat」で、認可保育ママ(日本語でもママとあるように、多くの場合女性なので女性形を使うが男性も全体の0.5%いるらしい)のこと。
    こちらもヌヌさん同様のベビーシッターに近いが、預ける場所がシッターさんの自宅で、かつ複数の子供と一緒に過ごすという違いがある。

※baby-sitter(ベビーシットゥール)という単語もあるが、フランス語では「毎日預けるシッターさん」ではなく「必要な日・時間に単発で預けるシッターさん」のことを指す。
大学生のバイトも多い。

みのり
みのり

住んでいる地域によって選択肢は変わりますし、上記以外の方法も見つかると思います。

2. フランスの「公立保育園」と「民間保育園」の違い


実は、我が家は少し珍しいタイプの公立保育園を1年強と、民間保育園を数ヶ月利用していた経験があります!

なので、参考までにそれぞれの違いについてご紹介をします。

2-1. フランスの「公立保育園」について

まずは「公立保育園」について。

「公立保育園」に入園するためには、住んでいる地域の市役所・区役所へ申請に行く必要があります。

みのり
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我が家は9月の入園に向けて、年明けごろから手続きの準備を始めました。

私たちの住んでいた地域では、市役所内ではなく乳児検診の回でご紹介したPMI(Protection Maternelle et Infantileと呼ばれる地域の保健センター)にて、保育園について説明を受けることになっていました。

この時の説明の際にもらった市の保育園リストから希望の園を選びます。

私たちは申し込みの時点で「親のうち一人が無職で、就活をするため」という理由で申請しました。

みのり
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ちなみに、就業中でない場合は、最大週2日まで子どもを保育園に預けることができます。

この申請、もちろんフルタイム共働きの家庭が優先!

結果、新学期9月の時点で0歳11ヶ月の息子は希望する保育園での空きが無く、来年度であれば通えるとのことでした。

みのり
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というわけで、その年度は落選…。

ですが、実は息子はこの年の9月から保育園に籍を置き、週2日預けられていました。

えっ?…どゆこと?

というわけで、ここが私たちが「ちょっと珍しい保育園を選んだ理由」の一つです。

この保育園では、「éducatreur(保育士)」と保育ママが働いており、0‐1歳児を担当している保育ママは、一週間のうち「保育園に出勤する日」と「自宅で子供を預かる日」がそれぞれありました。

そして、残念ながら保育園に空きはなかったのですが、
実は保育ママが自宅で預かる最大人数に空きがあったんです!

なので、息子はそこへ預けることができました。

しかも、保育園のシフトの都合などで、たまに「来週は保育園に来てください」と言われることもありました。

理由が「担当保育ママのお休み」なこともあれば、「担当保育ママが保育園出勤になった」のでそうなることも。

みのり
みのり

ちょくちょく保育園に行けることで、次年度実際通うときに慣らし保育が必要ないくらい子どもが場所・ルールに慣れてくれるのもメリットです。

その年度に保育ママに預けることで、来年度自動的に保育園に入ることが確約されます!

なので、この期間に両親フルタイム共働きになっていれば預ける日数を週5日に変更することも可能です。

クラスが変わって担当は保育士の先生になりますが、保育園内で自分を観てくれていた保育ママさんに会えると、子どもたちはとても喜ぶそうです。

親としても、自宅で自分だけで保育している人より、組織に所属して定期的に自身の保育が外部の目に触れる状態にあったり、同僚の保育の良い部分を学ぶ機会のある人の方が、個人的には安心して預けられるなと思いました。

次の年度になった際には、いよいよ保育園に通うことに。

保育ママの自宅で一緒に過ごしていたお友達もおなじクラスにいるし、何度か保育園に来たこともあるので、予想通り「慣らし保育」無しでスムーズに新年度をスタートできました。

施設は公立らしく年季が入ってますが、送り迎えのチェックインはタッチパネルが設置してあり、そこで時間を記録します。

これは、規定の時間を超過した場合プラスで費用がかかるのでそれを計算するためです。

給食室があり、温かいごはんが食べられるようでした。

2-2. フランスの「民間保育園」について

次は民間保育園について。

「ちょっと珍しい公立保育園」に週2日で通い始めた1年後、週5で働いて息子を公立保育園に通わせる予定だったのですが、早々に第二子を妊娠したので就活を休止。

8月には娘が生まれます。

この時点で、私はまだ不定期の仕事しかしていないため、息子は週2日の通園です。

みのり
みのり

1年後には週5で幼稚園に通うのでできるだけ集団生活に慣れておいてほしい…。

そこで「保育園のかけもちをしよう!」ということになり、夫の会社が席を確保している民間保育園に通えないか確認することに。

みのり
みのり

そして、なんとラッキーなことに会社近くの保育園に週2で通えることになりました!

というわけで、我が家は「会社を通じて」民間保育園に申し込みました。

民間保育園は、公立に比べ施設はかなり狭くはありますが、新しくきれい。

おもちゃも新しそうなものばかり。

送り迎えのチェックインは子供の名前が書いてあるカードを機械に挿入して記録するタイプでした。

ここだけの問題かもしれませんが、給食室が無かったので、食事は出来上がったものが保育園に届けられているようでした。

みのり
みのり

そのためか、あんまり美味しそうじゃない(笑)
あと配膳してくれる量が明らかに少ない…。
多分それがほかの子の平均なんでしょうが、明らかにうちの子には足りてませんでした。
「この子よく食べるので」と伝えましたが、その後もおそらくそんなに量は変わらななったのか、お迎えの度にお腹を空かせていたので毎回おやつにバゲット食べさせながら帰ってました(笑)

2-3. 「公立保育園」・「民間保育園」のそれぞれのお金事情

気になるお金事情について…(笑)

私たちの通った「公立」・「民間」の二つの保育園の費用について、当時の料金ですが、実際にかかったある月の保育料は以下の通りです。

料金(€/h)1日の利用時間(h)1ヶ月の利用時間(h)1ヶ月の保育料(€)
公立2.897.560173.4
民間2.35972169.2

※民間の保育料は会社経由なので個人で直接払う額とは違う可能性が高いです。

1€=130円で計算すると、週4日の通園でひと月にかかる保育料は合計44,538円でした。
※給食費・おむつ代込みです。

どちらの保育料に対してもCAF (Caisse des Allocations Familiales: いわゆる「家族手当」)の制度が利用できます。

Bienvenue sur Caf.fr
Bienvenue sur Caf.fr

Séculité socialeの個人番号があればアカウントを開設できるので、CAFのサイトから申し込み、受給資格があれば補助が受け取れます。

みのり
みのり

保育園によっては補助が直接園に送られていて、既に引かれた額を支払うところもあるそうです。

Je souhaite que mon enfant soit accueilli en crèche
. Comment trouver une crèche ?Deux solutions s’offrent à vous pour trouver une place en crèche :..

ちなみに、今住んでいるオーストラリアの保育園は驚くほど高いです!

公立は非常に少ないので民間が大多数。

地域にもよりますが、1日$110(約\8800)が最安値です。

うちは1日$160(約\12800)のところでした。

オージー&永住権のある人には政府から半額ほど補助が出ますが、我が家の様に一時滞在VISAの外国人は会社からの補助でもない限り全額自腹です。

外国人に補助を出してくれるフランス、すごい…!

集団生活を早くからさせようと週4日で通わせた保育園でしたが、まさかの新年度スタートから3ヶ月ほどでオーストラリアへ引っ越し!

みのり
みのり

「せっかく慣れてきたのにー!(涙)」と思いながらやめることになりました…。

3. フランスの義務教育制度の概要

というわけで、私はフランスでの保育園以降の子供の学校生活を実際経験していないので、学校制度の概要だけご紹介したいと思います。

先ほどから少し出てきてましたが、新学期は9月スタート、翌年の7月修了です。

学年は1月1日~12月31日生まれの暦通りで区切られます。

早生まれの考え方はありません。

公立であれば、基本的に幼稚園から大学まで無料です。

義務教育の開始年齢が数年前に6歳から3歳へと引き下げられました。

3歳からの幼稚園にほぼすべての子供が通園していることも理由の一つだそうです。

みのり
みのり

ちなみに、幼稚園入園時の9月には昼間おむつが外れていること(être propre)が必須条件です。
夏までに親は必死になってトイトレさせます。

  • 【ecole maternelle (エコール・マテルネル)】
    幼稚園
    3歳:petite section (年少)
    4歳:moyenne section (年中)
    5歳:grande section(年長)

  • 【ecole primaire(エコール・プリメール)】
    小学校(5年生まで)
    6歳:CP (11ème)
    7歳:CE1(10ème)
    8歳:CE2(9ème)
    9歳:CM1(8ème)
    10歳:CM2(7ème)

  • 【collège(コレージュ)】
    中学校(4年生まで)
    11歳:6ème
    12歳:5ème
    13歳:4ème
    14歳:3ème

  • 【lycée(リセ)】
    高等学校(3年生まで)
    15歳:2ème
    16歳:1ère
    17歳:Terminale

以上は公立の一般的な学校に通った場合です。

基準として年齢を書いていますが、フランスでは個人の能力によって飛び級も可能なので、年齢と学年が一致しないこともあります。

学年の表記のしかたですが、なぜ11からカウントダウンになっているかというと、大学入学資格試験であるBaccalauréat(バカロレア、通称bac)を受験する年がゴールとなっているからだそうです。

みのり
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という理由を滞在許可証のために受けた移民局の講座で教えてもらったのですが、夫に聞いたところ「bacを受ける人ばかりじゃないだろうし、その理由はどうなんだろう?本当の理由は僕にはわからないし、なぜなのか考えたこともなかった」とのことでした。

実際に1ereの学年でバカロレアを受ける年もあったそうです。

目指すものがバカロレアではなくとも、高等教育最終学年までやりきった!と思える数え方ではありますよね。

フランスの学校教育などについて興味のある方には、こちらの本がおすすめです。

それではまた次回!

みのり

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