こちらのコーナーでは、「サッ!」と気になる文法事項を確認できることを目指しています。
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1. 名詞の姓
フランス語の名詞には、男性・女性と性別があります。
男性の名詞を男性名詞、女性の名詞を女性名詞と呼びます。
男性名詞の例
・homme(オム):男性
・soleil(ソレイユ):太陽
・jour(ジュール):日
女性名詞の例
・femme(ファム):女性
・lune(リュヌ):月
・heure(ウール):時間
フランスまとめチャンネルで、男性名詞・女性名詞について解説した動画はこちら!
2. 不定冠詞
フランス語に冠詞というものが存在します。
冠詞とは英語でいう a/an・the のことです。
ここでは不定冠詞(英語のa/an)を紹介をします。
不定冠詞とは特に特定をしない「ある○○」を指す時に使用します。
フランス語には名詞の姓(男性名詞・女性名詞)に応じて不定冠詞の形が変化します。
男性名詞の不定冠詞:Un(アン)
・un homme(アン オム):ある1人の男性
・un chien(アン シアン):ある1匹の犬
・un jour(アン ジュール):ある1日
女性名詞の不定冠詞:Une(ユヌ)
・une femme(ユヌ ファム):ある1人の女性
・une orange(ユヌ オランジュ):ある1つのオレンジ
・une table(ユヌ ターブル):ある1台のテーブル
複数の男性名詞・複数の女性名詞の否定冠詞:Des(デ)
・des hommes(デ ゾム):ある複数の男性たち
・des femmes(デ ファム):ある複数の女性たち
・des chiens(デ シアン):ある数匹の犬
※1 男性名詞であっても女性名詞であっても、複数形の不定冠詞はdesとなります。
※2 名詞の複数形は、名詞の単数形の語尾に s をつけます。
例外で s の代わりに x が付く時もあります。
gâteau (ガトー):お菓子 → gâteaux (ガトー)など
フランスまとめチャンネルで、不定冠詞について解説した動画はこちら!
3. 定冠詞
定冠詞とは英語のTheにあたります。
定冠詞は「ある特定された○○」・「あるもの全体」を指す時に使用します。
男性名詞の定冠詞:Le(ル)
・L’homme(ロム):ある特定の男性(あるいは男性というもの)
・Le chien(ル シアン):ある特定の犬(あるいは犬というもの)
・Le jour(ル ジュール):ある特定の1日(あるいは1日というもの)
女性名詞の定冠詞:La(ラ)
・La femme(ラ ファム):ある特定の女性(あるいは女性というもの)
・L’orange(ロランジュ):ある特定のオレンジ(あるいはオレンジというもの)
・La table(ラ ターブル):ある特定のテーブル(あるいはテーブルというもの)
複数の男性名詞・複数の女性名詞の定冠詞:Les(レ)
・Les hommes(レ ゾム):ある特定の複数の男性 (あるいは男性というものの集合体)
・Les femmes(レ ファム):ある特定の複数の女性 (あるいは女性というもの集合体)
・Les chiens(レ シアン):ある特定の数匹の犬 (あるいは犬というものの集合体)
※男性名詞であっても女性名詞であっても、複数形の定冠詞はlesとなります。
フランスまとめチャンネルで、定冠詞について解説した動画はこちら!
4. 部分冠詞
部分冠詞はフランス語特有の冠詞です。
部分冠詞は「数えられない名詞」に対して使用します。
男性名詞の部分冠詞:Du(デュ)← De(ドゥ) + Le(ル)
・du café(デュ カフェ):ある一定量のコーヒー
・du lait(デュ レ):ある一定量のミルク
※男性名詞でも、名詞が母音から始まっていれば「de l’」という形を使用します。
例:de l’argent(ドゥラルジャン):ある一定量のお金
女性名詞の部分冠詞:De la(ドゥラ)
・de l’orange(ドゥロランジュ):ある一定量のオレンジ
・de l’eau(ドゥロ):ある一定量の水
フランスまとめチャンネルで、部分冠詞について解説した動画はこちら!
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