フランスまとめサイトのフランス語文法解説コーナー~第26回:人称代名詞強勢形~

フランス語文法

こちらのコーナーでは、「サッ!」と気になる文法事項を確認できることを目指しています。

参考書籍はこちら↓

管理人のプロフィール
  1. 東京生まれ東京育ち、仕事の都合で現在関西在住の36才。
  2. 大学生の頃にパリへの交換留学を経験(約1年間)。
  3. インバウンド業界で8年以上、日々フランス語と英語を使って仕事をしている。
  4. DELF B2(フランス語)・ TOEIC 825(英語)
  5. アンサンブルアンフランセ公認インフルセンサー
  6. 「フランス語の仕事に就きたい」という人を応援するフランス語キャリアアドバイザー

1. 人称代名詞強勢形とは

原則として「その人のことを強調したいとき」に使用します。

管理人
管理人

ただ、文法上のルールとして形だけ強勢形を用いる場合もあるので、実は必ずしも毎回強調するわけはありません。
「この形になったら絶対強調!」というパターンがあるので、その時は必ず「ははーん。これは強調だな」と思っていただければ幸いです。

人称代名詞・強勢形の形
単数複数
moi
(ムワ)
私たちnous
(ヌ)
toi
(トゥワ)
あなた
あなたたち
君たち
vous
(ヴ)
lui
(リュイ)
彼らeux
(ルール)
彼女elle
(エル)
彼女らに elles
(エル)

2. 人称代名詞強勢形が使われる4つの条件

人称代名詞の強勢形は以下の4つのパターンで使用されます。

2-1. 前置詞の後で

例文: Tu manges avec Kei ? → Tu manges avec lui ?
読み方:テュ マンジュ アヴェク ケイ? → テュ マンジュ アヴェク リュイ
意味:君はケイと食べるの? → 君は彼と食べるの?

avec 以外にも、前置詞の後の人称代名詞は必ず強勢形となります。
このパターンで使用されることが一番多いですが、実は文法的なルールとして強勢形が使用されるだけなので、必ずしも「強調」にはなりません。

2-2. 強調したいとき

例文①: Kei ! Tu viens, toi ?
読み方: ケイ!テュ ヴィアン トゥワ
意味: ケイ!君、来るの?

例文②: Moi, je ne viens pas !
読み方: ムワ ジュ ヌ ヴィアン パ!
意味: 行かないよ、僕は

このパターンは完全に強調となります。

2-3. c’estの後で

例文: C’est toi, Charlotte ?
読み方: セ トゥワ シャルロット?
意味: シャルロット、君なのかい

このパターンも強調となります。

2-4. 単独で

例文: Je vais bien, merci! Et toi ?
読み方: ジュ ヴェ ビアン メルシ!エ トゥワ
意味: 僕は元気だよ。ありがとう!君は

このパターンは協調ではなく、文法上の理由から形式上強勢形を使うことが多いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました