フランス留学で思い知った!~ヨーロッパの留学生の英語力と専門性~

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こんにちは!

フランスまとめサイト管理人の伊藤圭です。

今回は管理人がフランス留学をしたときに思い知った、ヨーロッパの留学生の英語力についてお話します。

管理人
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管理人はこれまで、「フランス語を使って仕事がしたいなら、フランス語力だけでなく、TOEIC800点以上の英語力も身につけよう」と繰り返しお伝えしてきました。

これは、グローバル企業の海外営業においては英語が基本だから(以下の記事参照)ということもありますが、何よりもこれからお話しする体験が原体験となっています。

将来フランス語を使って仕事をしたいと思っているあなただからこそ、世界のスタンダードを是非とも知っておいて頂きたいです。

初めての方向けに自己紹介

管理人のプロフィール
  1. 東京生まれ東京育ち、仕事の都合で現在関西在住の36才。
  2. 大学生の頃にパリへの交換留学を経験(約1年間)。
  3. インバウンド業界で8年以上、日々フランス語と英語を使って仕事をしている。
  4. DELF B2(フランス語)・ TOEIC 825(英語)
  5. アンサンブルアンフランセ公認インフルセンサー
  6. 「フランス語の仕事に就きたい」という人を応援するフランス語キャリアアドバイザー

1. ヨーロッパの学生は英語が当たり前のようにできる

管理人は2008年8月~2009年6月の約11ヶ月間、フランスに交換留学に来ていました。

管理人
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2008年8月~9月までの最初の1か月間は、ロワール地方にあるアンジェという町に滞在。

ここの西部カトリック大学が実施している「外国人向けのフランス語夏期短期集中プログラム」に参加し、交換留学前にフランス語のブラッシュアップを図りました。

9月に入ってからはパリへ移動し、パリ第七大学での留学プログラムが開始。

RER B線のCité Universitaire駅にあるパリ国際大学都市のイギリス館に住むことになります。

現在、パリ第七大学はパリ第五大学に統合され、パリ大学(Université de Paris)へと改められています。

管理人
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留学当初は、アンジェで短期集中プログラムに参加していたものの、まだまだフランス語が分からず、授業はおろか、友人との会話にも非常に苦労するようなレベルでした。

そんな状況で愕然とさせられたのが、ヨーロッパからの留学生の英語力の高さです。
とにかく、ヨーロッパ諸国からの留学生は、英語を当たり前のように話します。

留学当初の管理人のフランス語は、とてもじゃないですがフランス語で会話を行うにはまだまだ実力不足。

ドイツやスペイン、イタリア出身の留学生と話す機会があっても、中々思うように話ができません。

そうなると、相手は管理人に気を遣ってか、英語で話してくれるようになります。

管理人
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ところが、当時の管理人とって英語はフランス語より苦手な言語。
というわけで、英語でもほとんど会話が成り立たないわけです。

この事態に、管理人は本当に大きな衝撃を受けました。

彼らにとって英語は出来て当たり前で、英語ができる前提でフランス語を学んでいるわけです。

一方で管理人は、フランス語はダメ。

英語なんてフランス語以上にダメ。

管理人
管理人

「こりゃあ本当にヨーロッパの学生たちの足元にも及ばないぞこりゃ…」と思いました。

2. 彼らの本当の武器は専門性であり、語学ではない

管理人が衝撃を受けたのは彼らの英語力だけではありません。
彼らが語学以外の専門領域を持っていることにこそ、本当に大きな衝撃を受けました。

彼らにとっては英語というのは本当に当たり前すぎて、彼らはもはや自分の英語力を武器だと思っていないんですね。

管理人
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「英語なんて出来て当たり前!」というか、「英語が出来ないと就職できる仕事なんて無いよ」レベルです。

なので、彼らは自分の武器を身につけようと、自身の専門性を磨こうとしていました。
それは政治学だったり、マーケティングだったり、デザインだったり、映画だったりと、本当に様々です。

管理人
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一方で管理人は、フランス語や英語が出来たら、それだけで自分にとって大きな武器になると思っていました。

当時の日本は、「TOEIC730点越えは就職に有利」とか、言われていた時代です。

確かに、新卒採用においてはTOEIC730点越えは有利に働くでしょう。

ただ、それでグローバル企業に入社できたとして、いざ海外を相手に戦うとなった時、対戦相手は「英語もフランス語もペラペラで、しかも自身の専門領域を持ったあの時のヨーロッパの留学生たち」です。

管理人
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「このまま行ったら、自分はこの人達に勝ち目がない」と、本当に心から思いました。

この苦い経験を受け、「まずフランス留学まで来たのだから、フランス語は出来て当たり前で、そこに英語も必須。加えて、英語・フランス語以外の自分の武器も必要になる」と考えるようなりました。

また、英語・フランス語を学ぶのではなく、英語・フランス語を使って、自身の専門性(僕の場合は政治学)を高めることも意識するようになりました。

終わりに:グローバルなフィールドでのライバルは彼ら!

確かに、ヨーロッパの言語はラテン語という共通の言語を起源にしていますから、それぞれ類似点も多く、習得しやすいという点はあります。

ただ、実際にグローバルなフィールドで彼らと戦うことになったら、この言い訳は通用しません。

ライバルは母語に加えて英語が当たり前のように出来るだけでなく、専門性まであります。

管理人
管理人

一方で、「自分には母語と片言の英語と片言のフランス語しかない」となれば、勝負の結果は推して知るべしです。

フランス語を使って仕事がしたいという皆さんであれば、きっとお仕事のフィールドはグローバルになると思います。

そのグローバルなフィールドでのライバルは紛れもない彼らです。

このことを踏まえた上で、「英語」に加えて「専門性を身に着ける」ということも、意識していただければと思います。

À très bientôt
Kei

今回冒頭でお話した管理人のフランス留学について詳しく紹介している記事はこちら

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