フランス語の仕事につくために~TOEIC800点以上の英語力も身につける~

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※執筆日:2020年5月22日 リライト日:2021年2月23日

こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭(@Kei_japonais)です

この記事では、少し逆説的ではありますが、僕の勤務する会社を例に出しながら、「フランス語の仕事に就くために、敢えて英語力を身につける」ということについて、お話しさせて頂きます。

ちなみに、僕の会社はこんな感じです。

管理人はフランス語と英語を使って仕事をしています
・社員数約480人のインバウンド専門旅行会社に勤務。
・大手旅行会社のグループ会社の一つ。
・取引国はほぼ全世界。
・2013年11月に転職で入社。
・海外営業部・ヨーロッパを担当する課に所属し、7年以上フランス語と英語を使って仕事をしている。

この記事は、以下の方に向けて書いています。

この記事の主な対象
・将来フランス語の仕事に就きたい。
・フリーランスでなく、会社に勤めることに関心がある。
・フランス語は得意だけど、英語は苦手。
・英語の必要性がいまいち良く分からず、勉強をする気にならない。

1. 海外営業の基本言語は英語

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僕の会社自体はオフィスは日本にしかありませんが、グループの資本が入ったグループ会社・関連会社は、全世界に広がっています。

なので、所謂「グローバル企業である」といっても良いと思います。

僕の会社は社員数約400人。
営業会社と言うことも有り、その内の半分以上が海外営業職に従事しています。

なので、数にすると凡そ200人以上。
その中で、フランス語を使って仕事をしているのは、僕を含めて二人だけです。

仮に営業社員数を少なめに見積もって200人としても、フランス語を使って仕事をしているのは2/200で僅か1%しかいません。

一部、中南米を含むスペイン語圏と中国語圏は、それぞれスペイン語・ポルトガル語・中国語で仕事をしていますが、それを考慮しても、約90%の営業社員は、基本的には英語で仕事をしています。

業種や企業文化にもよるとは思いますが、世の中のグローバル企業って、こんな感じで基本的には英語が主流になっていると思います。

2. 英語ができない社員はちょっと・・・

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これはあくまで僕の会社の話になりますが、英語が出来ない社員は正直実務では戦力外扱いとなります。

なので、英語が出来ないと、海外営業職として採用されることは難しいと思います。
※中途採用の場合は特に。

理由は以下の2点です。

ⅰ. 大半のお客様とコミュニケーションが取れない。(営業行為が出来ない)
ⅱ. 他の同僚の仕事を引き継げない(約90%の同僚が英語で仕事をしている)

ⅰ. 大半のお客様とコミュケーションが取れない

単純に比較は出来ませんが、約90%の営業社員が英語で仕事をしているということは、うちの会社の約90%の仕事において英語が求められると言うことです。

確かにフランス語が出来れば、フランス語で仕事が出来ます。
でもフランス語しか出来ないと、他の仕事が全く出来ないことなります。

例えば、フランス以外にイギリスとか、ドイツとか、オランダとか、イタリアとか、そういった地域を担当することが出来なくなってしまいます。

フランスはヨーロッパから2番目に多く日本に海外旅行に来てくれる国なので、実際はフランスからの取引量は比較的多く、フランスしか担当していないから暇ということはありません。

でも、「フランス語しか出来ない」と、社員としては明らかに融通が利きませんよね。
万が一フランスからの取引が政情不安や自然災害などの不可抗力で減少してしまった時、他の地域で減った数字を補うなども出来なくなってしまいます。

ⅱ. 他の同僚の仕事を引き継げない

大抵の仕事には、業種毎に異なる繁忙期・閑散期があります。
さらにグローバル企業ともなれば、同じ会社であっても、担当する地域・国によって、繁忙期・閑散期は異なります。
※フランス人訪日観光客数が最も多いのは、4月と11月。一方、イタリア人訪日観光客が最も多いのは、4月と7月になります。同じヨーロッパであっても、このようは繁忙期は異なります。

上記で述べたとおり、全営業社員の約90%は英語で仕事をしていますから、フランス語しか出来ない状況だと、フランスの閑散期に他の社員の仕事を手伝うことが出来ません。

また逆に、他の社員も、フランスの繁忙期にフランスの仕事を手伝うことが出来なくなってしまいます。
※フランスの旅行会社も基本的には英語が出来ます。なので、「皆さんによりスピーディに対応するために、○○の期間だけ他の社員に英語でフォローに入ってもらいます!」と言えば、大抵の場合受け入れてくれます。フランスの旅行会社も、より早く回答をもらえた方が良いですからね。

3. TOEIC 800点の英語力を目指そう!

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「じゃあ、どれくらいの英語力があれば良いの?」という疑問が湧きますよね。

これはあくまで主観的な意見になるのですが、TOEIC 800点くらいの英語力があれば、業務上はほとんど問題ないと思います。

TOEIC 800~895点代は、神田外語学院によると以下の様になるそうです。

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「一瞬でわかる】TOEICスコアの目安を100点ごと7段階で解説」(神田外語学院ホームページ)より(2021年2月23日閲覧)

僕はTOEIC 825点ですが、上記のレベルイメージで概ね合っていると思います。

メールの読解や文章作成は勿論。
会話においても、短文・長文を基本的に聞き取れますし、英語で料金交渉を行ったり、ホテルやレストランなどの施設の特徴を説明することも出来ます。

ただ、TOEICは重要な指標ではありますが、去れど資格に過ぎないという面もあります。

僕は確かにTOEIC 825点を持っていますが、それでも最初に英語で仕事をしたときは、相手の言っていることが聞き取れなかったり、言いたいことが伝えられなかったり、色々な苦労がありました。

なので、単純に「TOEIC のスコアが高い=英語で実務ができる」というわけではありません。
実際の実務を通じて、つまり場数を踏んで、仕事で使える英語力は身につくのだと思います。

ただ、「TOEICのスコアが高い=英語で実務ができる素養がある」というのは間違いないと思います。
ですので、まずはTOEIC 800点代を目指して頂き、英語で実務を行うための基礎力を鍛えていきましょう。

あとがき

今回は、「グローバル企業でフランス語人材として活躍するために、当該企業で顧客とのコミュニケーションの基本言語となっている英語力も身につける」ということについて、僕の勤めている会社を例に出しながら、説明をさせて頂きました。

「えー!?フランス語だけじゃなくて、英語もやらないと行けないの!?」と思われた方もいらっしゃると思います。

いや、そう思いますよね。

僕もそう思っていたので、最初の新卒の就活の時は、あまり英語に力を入れていませんでした。
確か、TOEICは600点代だった気がします。

そしたら、数々のグローバル企業の採用面接で「英語はできないの?」・「君、英語はあまり得意じゃないの?」と聞かれまくれ、最終的にどこにも採用されませんでした。
※僕の場合、最終学歴が東京外国語大学大学院なので、「外大出身のくせに、コイツ英語も出来ないのか」と思われていたのかもしれません。

そもそも、僕は昔から英語が大嫌いで、大学生の時に「世界で英語に次ぐ公用語と言われているフランス語を勉強すれば、もう英語を勉強しなくても良いかも知れない」と思って、フランス語を始めたくらいでした。

そんな僕が、皆さんに「英語も勉強をしましょう」というのはとても皮肉ですが、でも本当に、今のグローバル企業では英語ができないとそもそも採用されることがほとんど難しい状況にあります。

その理由は、今回の記事でお話しをさせて頂いたとおりです。

フランコフォンの我々にとっては、まさしく「不都合な真実」ではありますが、これが現実なので仕方ありません。

大好きなフランス語を使って仕事をするための試練として、乗り越えましょう!

À très bientôt
Kei

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