こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭です。
フランス語の仕事を探していると、「英語必須。その他の言語(中国語・フランス語・スペイン語など)ができれば尚可」というニュアンスの転職求人が結構見つかると思います。
これらの求人に対して、『こういう仕事って本当にフランス語使えるの?どうせ「頑張ればフランス語を使えるかも?」とか期待持たされて、結局フランス語使えずに終わるんじゃないの』って思う人もいるでしょう。
今日は、まさにそんな「英語必須。その他の言語(中国語・フランス語・スペイン語など)が出来れば尚可」という職場で、フランス語を使って7年間以上仕事をしている立場から、僕なりの見解を述べたいと思います。
ちなみに僕の答えは、『海外営業職であれば、「フランス語尚可」という求人は、全ての仕事をフランス語で行うことは難しいかも知れないけれど、少なくとも一定程度はフランス語を使って仕事をすることが出来る可能性が十分にある!但し、内容の見極めは必要。』というものです。
※僕は現在海外営業職なので、今回は職種として海外営業職を想定しながら記事を書きました。ただ、他の職種にも通ずるところは多々あると思うので、海外営業職希望でない人も、読んで頂ければ参考になる点があると思います。
初めての方向けに自己紹介。
1. 「フランス語ができれば尚可」という職場はフランス語を使える可能性は高いです
冒頭で申し上げたとおり、「英語必須。その他の言語(中国語・フランス語・スペイン語など)ができれば尚可」という求人は、フランス語を使える可能性が非常に高いです。
というのも、基本的に企業は以下の様に考えて「フランス語ができれば尚可」という条件を提示しているからです。
もう1と2は本当にチャンスが高い。
不動産でいうと、所謂優良物件ですね。
このような会社と出会えた場合は、一生懸命準備して、採用試験に臨んで下さい。
夢のフランス語の仕事を掴める絶好のチャンスです。
3は「遠い将来」というのが少し気になりますね。
1年先なのか、2~3年後なのか、それとも本当にいつか全く分からず、「まぁいつか出来たら」という状態なのか、はっきりさせておいた方が良いです。
なので、可能であればこの点を採用試験に進む前に、最悪でも採用試験中に確認することをオススメします。
問題は、以下の様なこともあるので、これには本当に注意して下さい。
決して企業も悪気はないのだと思いますが、「フランス語を使って仕事がしたい」と思っている我々からしてみると、これは本当に厄介です。
ただ、偶々タイミングとかが重なって、「少し前ならフランス語人材も求めていたけど、つい先日そういう人材が入社した」とか、「少し前までフランス語圏の顧客を獲得したいと思っていたけれど、状況が変わって今はその市場は狙っていない」などということもあると思います。
というわけなので、「英語必須。フランス語ができれば尚可」という求人は、基本的にフランス語人材として活躍できる可能性は高いと思いますが、最後に紹介したような状況の求人には注意が必要です。
「でも、そういうことを募集要項から読み取るのって、難しくない?」と思われた方、その通りです。
これを募集要項から読み取ることは非常に難しい。
というわけで、次に「英語必須。フランス語ができれば尚可」という求人を受ける前に、是非ともやって欲しいことを2つのことをご紹介します。
2. 「フランス語ができれば尚可」という求人を受ける前にやるべきこと
「フランス語ができれば尚可」という求人を受ける前に、是非ともやって欲しいことは下記の2つです。
企業に遠慮してしまって、応募前の疑問点を確認をしない方って、すごく多いです。
でも、時間は有限。
受けてから「やっぱり違った」では、あなた自身もそうですが、採用をしてくれた担当者の方にとっても不幸以外の何物でもありません。
相手の企業が本当に「フランス語ができる人が欲しい」と思っていればいるほど、あなたという英語もフランス語もできる人材から質問があったら、「応募前に質問してきてくれるなんて、やる気のある人だな」と、試験を受ける前から評価してくれるかも知れません。
※「フランス語人材をそこまで必要としていない企業」は、そこまであなたのことを評価してくれないと思いますが、そういうところはそもそもあなたも採用試験を受けないでしょうから、気にせず次に進みましょう。
多くの応募者が「事前確認をしない」からこそ、あなたのことを覚えてくれる確率も高まります。
是非とも、やってみて下さい。
2-1. フランス語人材の必要度の確認
求人企業のフランス語人材必要度の確認については、以下の様に聞いてみると、上手く相手に伝わると思います。
ここは例文を見ればお分かりになる思いますが、単刀直入に「フランス語人材が今すぐ必要か否か」ということを聞いてしまって良いと思います。
企業の採用担当者もプロです。
「ここで隠したりぼやかしたりしても、企業にとっても応募者にとっても後々良くない」ということは認識しているでしょう。
また、この質問への企業からの回答は、「企業の人材に対する態度(例:誠実か否か、思いやりがあるか否か等)」を判断するための材料にもなります。
「フランス語人材の必要度」だけでなく、応募予定企業の風土も知るチャンスですから、遠慮無く連絡するようにしてみて下さい。
2-2. フランス語人材の登用実績を確認する
次に、「フランス語人材の登用実績」についての確認です。
これは上記の例文でいう、「2. これまでのフランス語人材の登用実績。」が該当します。
過去に同じ条件(英語必須・フランス語あれば尚可)で入社をした社員の中で、既にフランス語を使って仕事をしている人がいるかどうか、是非とも確認してみましょう。
もしも、既にフランス語を使って仕事をしている人がいるなら、あなたもその方と同様に、採用された場合にフランス語を使って仕事ができる可能性が非常に高いです。
ちなみに、管理人の場合はまさしくこのパターンでした!
既にフランス語を使って仕事をしている先輩社員(中途採用)と共に、フランス人社員(中途採用)がいたため、僕も採用された場合はフランス語を使って仕事ができると確信ができましたし、人事の方にも「万が一ご縁があった場合、フランスチームでフランス語を使って仕事をして頂きます」というようにお話しをしてくれました。
逆に、「実はまだそういう人材はいないんです」という場合、可能であれば理由を確認してみましょう。
「フランス語が出来ると言って入社をしてきたけど、採用してみたらとてもじゃないけどビジネスレベルのフランス語ではなく、少なくともフランス語で仕事することは難しいと判断した」とか、「中々苦戦していて、フランス語圏の顧客をまだ獲得できていない」などの回答が返ってきた場合は、あなたがそのボトルネックを解消ですることができれば、十分フランス語を使って仕事をするチャンスがあります。
まとめ
今回は「英語必須。フランス語ができれば尚可」という条件の求人は、「本当にフランス語を仕事でも使うことが求人なのか」ということについて見てきました。
管理人の結論としては、以下の通りです。
今回の記事が、皆さんがフランス語を使って仕事が出来る求人を探すための参考となったら幸いです。
ちなみに、「フランス語はできれたら尚可なのに、どうして英語は必須なのか?」ということについては、僕の会社を例に出しながら、以下の記事で詳しく説明しているので、もし良ければ読んでみて下さい。
「なぜフランス語人材も英語を話す必要があるのか」について、理解できると思います。
À très bientôt
Kei
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