
こちらのコーナーでは、「サッ!」と気になる文法事項を確認できることを目指しています。
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- 東京生まれ東京育ち、仕事の都合で現在関西在住の36才。
- 大学生の頃にパリへの交換留学を経験(約1年間)。
- インバウンド業界で8年以上、日々フランス語と英語を使って仕事をしている。
- DELF B2(フランス語)・ TOEIC 825(英語)
- アンサンブルアンフランセ公認インフルセンサー
- 「フランス語の仕事に就きたい」という人を応援するフランス語キャリアアドバイザー
1. 4つの関係代名詞
フランス語には以下の4つの関係代名詞があります。
qui(キ), que(ク), dont(ドン), où(ウ)
2. それぞれの関係代名詞の役割
次に、それぞれの関係代名詞の役割・用法を見ていきましょう。
2-1. qui = 主語となる関係代名詞
関係代名詞 qui の後ろには動詞が続き、先行詞の動作や状態を表します
1. Il y a un homme qui mange une pomme s’appelle Kei.
読み方:イ リ ア アンノム キ マンジュ ユヌ ポム サペル ケイ
意味:そこにいるリンゴを食べている男性の名前はケイといいます。
※黄色のハイライトは先行詞。
2. Je prends un train qui part dans 5 minutes.
読み方:ジュ プラン アン トラン キ パール ダン サンク ミニュット
意味:私は五分後に出発する電車に乗ります。
※黄色のハイライトは先行詞。
2-2. que = 直接目的語となる関係代名詞
関係代名詞 que の後ろには主語・動詞が続き、関係詞節の中の直接目的語となります
1. Il y a un homme que j’ai vu hier.
読み方:イ リ ア アンノム ク ジェ ヴュ イエール
意味:そこに昨日私が会った男性がいます。
※黄色のハイライトは先行詞。
2. C’est une maison que nous aimerions bien acheter.
読み方:セチュヌ メゾン ク ヌゼムリオン ビアン アシュテ
意味:これは私たちが購入を希望している家です。
※黄色のハイライトは先行詞。

英語の場合、先行詞が「人」なら関係詞はwho/whose/whom/that。
関係詞が「物」ならwhich/that でした。
2-3. dont = 関係詞節の中で 「de + 先行詞」を表す
関係代名詞 dont は関係詞節の中で「de + 先行詞」を表し、
さらに文脈に応じて qui や queの意味になったりします。
1. C’est un livre dont on parle. ← C’est un livre + on parle de ce livre
読み方:セタン リーブル ドントン パルル
意味:これは我々が話題にしている本です。
※黄色のハイライトは先行詞。
2. C’est un livre dont la fin est triste. ← C’est un livre + la fin de ce livre est triste.
読み方:セタン リーブル ドン ラ ファン エ トリストゥ
意味:これは結末が悲しい本です。
※黄色のハイライトは先行詞。
2-4. où = 「場所」・「時」を先行詞として取れる。
関係代名詞 où は「場所」・「時」を先行詞として取ることができ、
関係代名詞ではあるものの、関係副詞的な役割を果たします。
1. C’est une université où je vais.
読み方:セチュヌ ユニヴェルシテ ウ ジュ ヴェ
意味:これは私が通う大学です。
※1 英語でいう関係副詞 where と同じ用法です。
※2 黄色のハイライトは先行詞。
2. Je me rappelle bien le jour où j’ai réussi l’examen.
読み方:ジュムラペルビアンルジュールウジェレユシレグザマン
意味:私は試験に合格した日をよく覚えています。
※1 英語でいう関係副詞 when と同じ用法です。
※2 黄色のハイライトは先行詞。
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