こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭です。
先日、転職の際に必須となる職務経歴書の概要とポイントについて解説をしました。
今回の記事でも、転職時に必須となる「退職届」について、その概要と具体的な書き方、そして提出のタイミングについて解説をさせて頂きます。
初めての方向けに自己紹介。
1. 退職届とは?ー退職願との違いー
会社に退職の意思を伝える書面として、「退職届」の他に「退職願」という書面があります。
両者は呼び名こそすごく似ているのですが、実は意味合いは大きく異なります。
用途 | 備考 | |
退職届 | 退職確定時に、退職を会社に届け出るための書面 ※会社は受け取りを拒否できない | 原則、撤回不可 |
退職願 | 会社に退職の申し入れを行うための書面。 ※1 会社は受け取りを拒否できる。 ※2 会社側の承認をもって、退職が可能となる。 | 会社に承認される前なら、撤回可能 |
なので…
会社を辞めるなら「退職届」の提出が確実です。
なぜなら、会社は「退職届」の受理を原則拒否できないからです。
ただし、「撤回」も基本的にはできないので、その点は注意が必要となります。
ちなみに僕は、最初の会社を辞める時は「退職届」を提出しました。
(社長が信用ならなかったのと、一刻も早く辞めたかったので、退職願ではなく退職届を選択しました…)
2. 退職届の書き方
退職届には、実は決まったフォーマットがあります。
なので、あまり難しく考えず、フォーマット通りに作成すれば大丈夫です。
退職届を提出する際は、本文を上にして、三つ折りにした上で、白い封筒に入れて提出をします。
白い封筒の表面には「退職届」と記載し、裏面の左下に所属部署と氏名を記載しましょう。
提出先については、就業規則を確認しましょう。
退職届のテンプレートは以下のマイナビ転職のリンクからダウンロード可能です
3. 退職届提出のタイミング
退職届の提出期限は就業規則に定められています。
なので、まずは現在の勤め先の就業規則を確認するようにしましょう。
退職日を決定するにあたり、見落としてはいけない重要な要素は以下の3点です。
退職日決定の際の3つのポイント
1. 次の勤務先の出社日(次の勤務先が決まっている場合)
2. 引継ぎに要する日数
3. 有給休暇の残数
3-1. 次の勤務先の出社日-出社初日の設定には注意しよう-
まず絶対に注意しないといけないのが、次の勤務先の初出社日です。
採用面接の際などに、「もし弊社とご縁があった場合、いつ頃から来られそうですか?」と面接官から聞かれると思います。
この時、良い印象を与えようと思って、考え無しに「いつでも行けます!」とか言ってしまうと、後々トラブルの元になります。
きちんと現実的に出社可能な直近の日程を伝えるようにしてください。
また、その際に別の仕事に就いている場合は、「現在勤務している会社があり、就業規則に○○日前に退職届を提出することが明記されているため、初出社日は採用通知をいただいた日から最低でも○○日後となります」と、きちんと状況を説明するようにしましょう。
面接官も、「仕事をしながら転職活動を行う人々」について理解があるはずですから、きちんと説明をすれば問題ないはずです。
3-2. 後任への引継ぎに要する日数を考慮しよう
あなたが今の仕事を辞めるということは、あなたの担当業務を別の誰かが行うこととなります。
そのため、ほぼ必ずと言っていいほど、業務引継ぎが発生するはずです。
この引継ぎは、基本的にはどんなに長くても1か月程度(※)で終わりますが、職種や業務内容によっては1か月を超えてしまうこともあります。
※あくまで、形式上の引継ぎの話ですが…。
そのようなケースも踏まえて、「万が一退職日を調整しても問題ない」のであれば、会社の都合も配慮しつつ、退職日を調整してあげて下さい。
次の勤務先の出社日の都合上、退職日の調整ができない場合は仕方ありません。
限られた期間で全力で引継ぎをして、次の職場へ羽ばたいていきましょう!
3-3. 有休は可能な限り取得しよう
有給休暇の取得は権利であり、有給休暇は全日数取得することが可能です。
マイナビ転職の調査(転職経験のある20~39歳社会人113人に対するアンケート)によると、「退職時の平均有休取得日数は8日間」でした。
理由は様々ですが、一番は「会社・職場に消化しづらい雰囲気があった」というもので、なんと半数以上の57.6%でした。
「会社・職場に消化しづらい雰囲気があったから取得しない」というのは、権利放棄であり、泣き寝入りにも近い状態です。
極論ですが、その会社は「もう辞めるところ」です。
「雰囲気」とか全然気にしないで良いので、有休を取得できる場合は全て取得しましょう。
「次の職場の出社日との兼ね合いで、全ての有休の取得が難しい」という場合は、確かに仕方がないと思います。
でも、泣き寝入りは全くする必要ないですよ!
まとめ:就業規則・有休残数・引継ぎ日数を確認の上、退職届を提出しよう
今回の記事が、皆さんが「フランス語を使う仕事」へと羽ばたいていくことの役に立てば幸いです。
À très bientôt
Kei
コメント