こちらのコーナーでは、「サッ!」と気になる文法事項を確認できることを目指しています。
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1. 複合過去の作り方
複合過去は「助動詞(の現在形)」+「過去分詞」で作ることができます。
そして、フランス語の場合は助動詞は以下の2パターンのみ。
以下で詳しく見てみましょう。
1-1.Avoir の場合
1-2.Être の場合
管理人
過去分詞の性・数一致とは、主語の「性別」と「数」に応じて、過去分詞の形が変化するということです。
例えば、主語の男性の場合と女性の場合及び単数と複数の場合では、以下の変化が発生します。
・Je(男性)の場合
Je suis parti
※partiの末尾に e がない。
・Je(女性)の場合
Je suis partie
※partiの末尾に e がある。
・Il(男性・単数)の場合
Il est parti
※partiの末尾に s がない。
・Ils(男性・複数)の場合
Ils sont parties
※partiの末尾に s がある。
2.Avoir と Être の使い分け
複合過去のおよそ95%は avoir を使用した複合過去。
Êtreを使用するのは、「場所の移動・状態の変化を表す自動詞」の時のみ。
管理人
場所の移動とは、例えば「行く」・「来る」・「出発する」・「帰宅する」など。
状態の変化とは、例えば「生まれる」・「死ぬ」・「とどまる」・「倒れる」など。
代表的なのは、下記の13個の動詞です。
これは覚えてしまいましょう。
3. 複合過去の意味
複合過去の意味は以下の3つです。
- 過去:「~した」・「~だった」
- 現在完了(a):完了「(すでに)~した)
- 現在完了(b):経験「~したことがある」
管理人
「こうなったから、これはこういう意味!」というルールのようなものはなく、文脈によって意味を判断します。
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