フランスまとめサイトのフランス語文法解説コーナー~第12回:近接未来~

フランス語文法

こちらのコーナーでは、「サッ!」と気になる文法事項を確認できることを目指しています。

参考書籍はこちら↓

管理人のプロフィール
  1. 東京生まれ東京育ち、仕事の都合で現在関西在住の36才。
  2. 大学生の頃にパリへの交換留学を経験(約1年間)。
  3. インバウンド業界で8年以上、日々フランス語と英語を使って仕事をしている。
  4. DELF B2(フランス語)・ TOEIC 825(英語)
  5. アンサンブルアンフランセ公認インフルセンサー
  6. 「フランス語の仕事に就きたい」という人を応援するフランス語キャリアアドバイザー

1. 近接未来とは

近接未来とは「~するつもりだ」・「~するところだ」など、近い未来を表す時に用いられます。
Aller(アレ) + 動詞の原形 で近接未来文を作ることが出来ます。
※「近い未来=管理人の感覚としては24時間以内の未来」です

2. Aller の活用

Aller は元々 「行く」という自動詞です。

「ーer動詞」に属しますが、特殊な活用をしますので、まずは活用を確認しましょう。

Allerの活用
一人称単数Je vais
(ジュヴェ
一人称複数Nous allons
(ヌザロン
二人称単数Tu vas
(テュヴァ
二人称複数Vous allez
(ヴザレ
三人称単数Il/Elle/On va
(イルヴァ/エルヴァ/オンヴァ
三人称複数Ils/Elles vont
(イルヴォン/エルヴォン)

例文①:私は私の男友達の家に行きます。
Je vais chez mon ami.
(ジュ ヴェ シェ モナミ)

例文②:彼女は学校に行きます。
Elle va à l’école
(エル ヴァ ア レコール)

例文➂:私たちはスーパーマーケットに行きます。
Nous allons au supermarché.
(ヌザロン オ スペルマルシェ)

管理人
管理人

Aller は自動詞のため目的語を前置詞無しでおくことが出来ません。
そのため、「フランス語文法(6)前置詞と定冠詞の縮約形」に出てきた前置詞の à (~に、~で)をAllerの直後の名詞の前に置くことで、「~行く」という表現を作ります。

3. 近接未来の例文

冒頭で紹介したとおり、近接未来文は Aller + 動詞の原形 で作ることが出来ます。

近接未来の例文

例分①:私は仕事の後でスーパーに行くつもりです。
Je vais aller au supermarché après le travail.
(ジュ ヴェ アレ オ スペルマルシェ アプレ ル トラヴァイユ)

例文②:誰と一緒に食べるつもりなの?
Tu vas manger avec qui ?
(テュ ヴァ マンジェ アヴェク キ?)
※manger は「~を食べる」という他動詞です。

例文➂:何時に出発されるつもりですか?
Vous allez partir à quelle heure ?
(ヴ ザレ パルティール ア ケルール?)
※partir は「出発する」という自動詞です

注意:Aller + 動詞の原形 で「~しに行く」という意味の場合もあります

例文①:彼は彼の母親を迎えに行く。
Il va chercher sa mère.
(イル ヴァ シェルシェ サ メール)
※checherは「~を探す」という他動詞。「Aller cherher」で「~を迎えに行く」という熟語になる。

例文②:彼女たちは映画を見に行く。
Elles vont voir un film.
(エル ヴォン ヴォワール アン フィルム)
※voirは「~を見る、~に会う」という他動詞。

管理人
管理人

「近接未来」か「~しに行く」なのかは、正直文脈で判断するしかありません。
まぁ、意味はそこまで変わらないので、認識を間違えたとしてもそこまで大きな誤解にはつながらないと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました