こんにちは!
フランスまとめサイト管理人の伊藤圭です。
今度僕の友達が仏検3級に挑戦するみたい!
仏検3級って、「基礎の総固め!」って感じがするよね。
独学で合格するためには、どんなことに対策をしたら良いのかな?
エリソン君の言う通り、仏検3級は「基礎の総まとめ」と位置付けられているよ。
口頭試験もないから、独学でもしっかり対策をすれば大丈夫!
これから一緒に、仏検3級に対策方法を見てみよう!
というわけで、
今回は仏検3級の試験概要や、具体的な出題内容、試験対策やおすすめの参考書についてご紹介させていただきます!
本題に入る前に自己紹介。
「仏検3級じゃなくて、実は仏検5級・4級の対策に関心があるんだよね」って方は、こちらをご覧くださいませー!
仏検以外にもフランス語に関する資格はたくさんあるよ!
詳しく知りたい人は、以下の記事も読んでみてね!
1. 仏検3級ってどんな試験?
仏検3級は、「基礎の総まとめ」とみなされています。
仏検3級の詳細はこんな感じだよ!
試験日程:
毎年春・秋の年二回
出願方法:
郵送とインターネットの2種類の申し込み方法があります。
程度:
フランス語の文構成についての基本的な学習を一通り終了し、簡単な日常表現を理解し、読み、聞き、話し、書くことができる。
検定料:
6,000円。
標準学習時間:
200時間以上(大学の第一外国語としての授業なら1年間、第二外国語として週2回の授業なら
2年間の学習に相当)
試験内容:
・読む:日常的に使われる表現を理解し、簡単な文による長文の内容を理解できる。
・書く:日常生活で使われる簡単な表現や、基本的語句を正しく書くことができる。
・聞く:簡単な会話を聞いて内容を理解できる。
・文法知識:基本的文法知識全般。動詞については、直説法、命令法、定型的な条件法現在と接続法現在の範囲内。
必要語彙:
1,670語程度
試験形式:1次試験のみ(100点)
・筆記:大問9問、配点70点。試験時間60分。マークシート方式。
・聞き取り:大問3問、配点30点(部分書き取り1問・10点を含む)。試験時間15分。。マークシート方式、一部数字記入。
合格基準点
2020年度は60点
合格率:
・2021年秋:56.1%
・2021年春:55.9%
・2020年秋:63.0%
完全マークシートだった仏検5級・4級と違って、筆記問題や、読み上げられたフランス語の文章の中から単語を書き取る問題が出題されるよ。
これまで80%に近かった合格率も一気に55~60%まで落ちるから、しっかり対策をして臨む必要があるよ。
2. 仏検3級の出題内容とサンプル問題
仏検3級の出題内容は以下の通りです。
筆記:60分(小門41問 70点満点)
- 日本語の意味になるように、フランス語の文章の空欄に適切な単語を記述する問題(穴うめ・記述)…4問(8点)
- フランス語の対話文を読んで、適切な動詞の活用を記述する問題(穴うめ・記述)…5問(10点)
- フランス語の文章の空欄に入る適切な代名詞を選択する問題(穴うめ・選択)…4問(8点)
- フランス語の文章の空欄に入る適切な前置詞を選択する問題(穴うめ・選択)…4問(8点)
- 単語を並べ替えて文章を完成させる問題(穴埋め・選択)…4問(8点)
- フランス語の対話文を読み、空欄に入る適切な応答文を選択する問題…4問(8点)
- フランス語の文章を読み、空欄部分に入る適切な単語を選択する問題(選択)…6問(6点)
- フランス語の文章を読み、日本語の文章の内容が正しいか否かを判断する問題(正誤選択)…6問(6点)
- フランス語の会話文を読み、空欄部分に入る適切な文章を選択する問題(選択)…4問(8点)
聞き取り:15分(小問15問 30点満点)
- フランス語の会話文を聴いて、単語を書き取る問題(記述)…5問(10点)
- フランス語で文章を聴いて、状況を表すイラストを選択する問題(選択)…5問(10点)
- フランス語の会話文を聴いて、内容の正誤判断をする問題(マークシートで記載)…5問(10点)
サンプル問題はこちらをクリック
↓
サンプル問題と聞き取り問題の音源は、仏検を実施している公益財団法人フランス語教育振興協会のホームページからダウンロードできるよ!
※音源はストリーミング再生だよ
過去問題集は5級・4級の時と同様に、この公式ガイドブックがおすすめだよ!
3. 具体的な出題内容と対策について:筆記編
ここから各設問別に、具体的な問題傾向と対策を記載させていただきます。
サンプル問題をチェックしながら以下の項目について読んでもらえると、より具体的なイメージが湧いてくると思います。
基本的に問題傾向は変わらないから、是非ともサンプル問題をチェックして、全体の傾向をつかんでみてね!
3-1. 筆記大問1:慣用表現
筆記試験の大問1では、日常的な慣用表現で使われている単語を記述する問題が出題されます。
受験する級に対応した単語の参考書でしっかりと慣用表現を勉強しておいてね!
ちなみに、僕のおすすめの単語の参考書は『仏検3・4級必須単語集 petits pois』だよ!
3-2. 筆記大問2:応答文(動詞の活用)
筆記試験の大問2では、会話の応答文の動詞を適切な形で用いる問題が出題されます。
現在形や近接過去・近接未来に加えて、半過去、複合過去、条件法そして接続法など、様々な文法事項が問われるよ。
なので、フランス語文法は一通り全て学んでおくようにしようね。
仏検5・4級の時と同様に、僕のおすすめの参考書は「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある![改訂新版]《CD付》」だよ!
この参考書で勉強するなら、この参考書を3周くらいして、「あぁ、これは苦手だな」って思う単元を中心に復習しておくとよいよ!
フランスまとめサイトにも文法コーナーを設けているので、良かったらこのコーナーも活用してね!
3-3. 筆記大問3:代名詞
筆記試験の大問3は適切な代名詞を選択する問題です。
指示代名詞や関係代名詞、特殊な代名詞など、とにかく全ての代名詞をしっかりと勉強しておいたね。
仏検3級はこんな感じで、全てのフランス語の文法事項が問われる試験になっているよ。
だから、「基礎の総まとめ」と位置付けられているんだね!
フランスまとめサイトの文法コーナーではここをチェック!
3-4. 筆記大問4:前置詞
筆記試験の大問4では、適切な前置詞を選択する問題が出題されます。
受験する級に対応した単語の参考書で前置詞の意味を確認しておいてね!
過去問を解いて、過去に出題された前置詞の意味も全て確認しておくのも手だよ。
3-5. 筆記大問5:仏文章作成(並べ替え)
筆記試験の大問5では、仏文章作成です。
選択肢を適切な順番に並び替えて、指定の( )内の番号を答えさせる問題が出題されます。
ここでもすべての文法事項が出題されるよ。
ちなみにサンプル問題では、最上級や人称代名詞直接目的語・間接目的語などが出題されていたかな。
繰り返し参考書を読むか、練習問題を解くことで、しっかりマスターしておいてね!
3-6. 筆記大問6:対話文
筆記試験の大問6では、適切な応答文を選択して、対話文を完成させる問題が出題されます。
文法だけでなく、会話によく出てくる慣用表現や、十分な語彙力があることが高得点のカギだよ。
文法の学習だけでなく、語彙の勉強もしっかりしておいてね!
3-7. 筆記大問7:単語選択
筆記試験の大問7では、( )内に入る適切な単語を選択する問題が出題されます。
単語の意味をきちんと理解していることが重要だよ。
とにかく繰り返し単語の参考書を勉強して、語彙力をつけて臨んでね!
3-8. 筆記大問8:正誤判断
筆記試験の大問8では、フランス語の会話文に対して、問題が出題されます。
大問6の対話文同様、文法だけでなく語彙の勉強もしておく必要があるよ。
ちょっとしたフランス語の文章を読むことに慣れておくのも良いかもね。
仏検準1級・2級の参考書にはなるけど、『《仏検》準1級・2級必須単語集新装版 (<CD+テキスト>)』はたくさんのフランス語の文章(設問第8問と同じくらいの長さ)が収録されているから、設問第8問の訓練には最適だと思うよ。
勿論、日本語訳も付いているし、CDも付いているから音読やシャドーイング教材としてもすっごくお勧めだよ!
3-9. 筆記大問9:文章選択
筆記試験の大問9では、( )内に入る適切なフランス語の文章を選択して、会話文を完成させる問題が出題されます。
大問6の対話文同様、文法だけでなく語彙の勉強もしておく必要があるし、ちょっとしたフランス語の文章を読むことに慣れておくのも対策として効果的だよ。
4. 具体的な出題内容と対策について:聞き取り編
続いて、可能な範囲で「聞き取り」問題の具体的な出題内容と対策についてご紹介させていただきます。
4-1. 聞き取り大問1:会話文
聞き取り試験の大問1では、短い会話文が2回読まれ、空欄に適切な単語を記述する問題が出題されます。
読まれない文字(例えば男性の複数形のs)やアクソンも正確に記述するように気を付けてね!
4-2. 聞き取り大問2:状況説明
聞き取り試験の大問2では、状況を説明する短い文章が3回読まれ、その状況を示したイラストを選択する問題が出題されます。
この問題の対策としては、『仏検3・4級必須単語集 petits pois』のように、例文とCDが付いている単語の参考書で、CDで例文を聞きながら単語の勉強をしていくと、とっても効果的だよ。
4-3. 聞き取り大問3:正誤判断
聞き取り試験の大問3では、通じが含まれた短い文章が3回読まれ、読まれた数字をマークシートに記載する問題が出題されます。
現在形だけでなく、否定形や半過去などの聞き取りも必要になってくるよ。
おすすめの勉強方法はシャドーイングかな!
シャドーイングは文章の意味だけでなく、ネイティブのイントネーションやリズムを覚えるのに最適で、何よりも僕は「自分でその文章を、ちゃんと意味が分かりながら発音できる」ようになって初めて、聞き取りの能力も上がってくるものだと思っているよ。
おすすめの参考書は、やっぱり『《仏検》準1級・2級必須単語集新装版 (<CD+テキスト>)』かな。
とにかくCDを聞きながら、繰り返しシャドーイングをしてほしいな!
シャドーイングのやり方など、詳細はこちら!
↓
5. おすすめの仏検3級対策の参考書
ここでは、僕のおすすめの仏検3級対策の参考書を紹介しちゃうよ。
これから紹介する参考書は、日常の勉強は勿論!
仏検3級以外にも準2級や2級の対策としても活用できちゃう優れものばかりだよ!
5-1. おすすめ参考書:フランス語文法編
仏検5・4級対策と同様に、この参考書を紹介するよ!
説明がすっごく分かりやすいし、CDも付いているから、音も確認できちゃう!
練習問題も付いているから、勉強後の理解度チェックや復習もしやすいし、本当におすすめの参考書だよ!
5-2. おすすめ参考書:フランス語の単語編
ここでは2冊のおすすめの参考書をご紹介します。
良く使う単語ばかりまとめられているから、日常の勉強に使えるよ!
例文が記載されているから、文章の中で単語を覚えることができるところも嬉しい!
CDが付いているから音読やシャドーイングにも最適だよ!
2級・準1級対応の単語集ではあるけど、3級で出題される語彙や日常の表現もたくさん掲載されていて、意外にとっつき安い内容になっているよ。
何よりも、この参考書の良いところは、フランス語の文章を読む訓練やシャドーイングの教材としても使えるところ!
管理人さんは留学中毎日この参考書を1単元ずつ15分シャドーイングしていたんだって!
5-3. おすすめ参考書:過去問題集編
仏検の公式問題集だよ!
2020年秋季と2021年春季&秋季の合わせて3回分の実施問題と解説が掲載されているよ。
5級・4級・3級と3つの級の過去問が掲載されているから、これ一冊で3級までの対策はバッチリ!
勿論、聞き取り問題用のCDも付いているから、安心してね!
5-4. おまけ:おすすめの語学学校~準2級からの口頭試験の準備を始めよう~
最後におまけの紹介!
今回紹介した参考書や対策を活用してもらえたら、仏検3級には合格できると思うけど、次の準2級からいよいよ「口頭(面接)試験」が始まるから、「会話」の勉強もしていないと合格が難しくなってくるよ。
会話の勉強には実践が一番効果的なんだけど、そうなると会話相手が必要だから、語学学校とかマンツーマンの個人レッスンを付けてもらう必要があるのだけど、やっぱりどうしても費用が掛かってしまうよね。
というわけで、管理人さんはオンラインフランス語スクールであるアンサンブルアンフランセをおすすめしているよ!
この語学学校はオンラインスクールだから、いつでもどこでもマンツーマンレッスンが受講出来て、しかも一回のお値段もすっごく安いんだって!
このサイトの管理人さんがアンサンブルアンフランセについて色々と記事を書いているんだけど、その中でもこの記事が一番この学校の魅力を説明していると思うから、みんなにもシェアするね。
ちなみに管理人のアンサンブルアンフランセへの入会の決め手は以下の3点です!
- 業界の先駆者という安心感(サービスがとにかくストレスフリー)
- 良心的な値段(「対面では不可能!」ってくらい安いのに、レッスンの質は超良い!)
- 利便性の高さ(オンラインだからいつでも好きなところでレッスンを受けられる!)
今回の記事は以上となります。
この記事を読んでくれた皆さんが、仏検3級に合格されることを心から祈っております!
À très bientôt
Kei
追伸
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